フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

片付ける

2016-01-17 22:35:49 | Weblog
近藤麻理恵さんの著書「片付けの魔法」の英語版がアメリカの週刊書籍販売ランキングで一位になったそうです。触ったときに「ときめき」を感じるものだけを残し後は捨てるという発想が強い印象を与えたのでしょう。
これだけ内外でこの本が話題になるのは、裏返せば片付けることがなんとも厄介なことなのです。思いきることが出来るのは、転勤や配転などで環境を全く変えなければならない時ぐらいではないでしょうか。我々が手元に物を残しがちなのはもったいない精神ではなく、単に面倒くさいだけのようです。それに、こまごましたものがまわりに転がっていても生きるのに差し支えないからです(笑)。ただキチンと整理した後の気持ちの良さはちゃんとわかりますがね。最前紹介した本のようにときめきを感じる品物はほとんどありませんから、部屋の中が空っぽになってしまいます。
ところでときめきを感じる品物ってなんでしょう。思い出の品物?それとも高価な物?なんでしょうか。心の中の片付けが必要なんでしょうね。