見て見ぬ振り

毎日、通勤に地下鉄を利用しています。車両の中では、最近は余り本を読まないようにしています。なぜなら沢山の人を眺めていると、いや、観察していると、いろいろな人生模様が垣間見えて、本を読むより楽しいからです。可愛い子供の無邪気なさま、可愛い子供を連れている母親のちょっぴり得意げな顔、どこか席が空かないかと虎視眈々と目を光らせている人。
そうそう席といえば、優先席も全く効果ない場合もあります。若者が堂々と足を伸ばしています。空いてる時はいいのですが、年配の方が乗ってきても譲る気配はありません。いやそれよりも、どの座席に座っていても携帯電話やスマートフォンを扱っていて周りが全く見えないのです。優先席でまで携帯電話を扱っている始末です。昔は見て見ぬ振りをしているなとわかったものですが、最近は見えない、見ないのです。ちょっと嘆かわしいのですね。
それから気になるのは、自分が少し横にズレれば楽にもうひとり座ることが出来るのに、周りが見えないんですね。あまりそんな光景ばかり見ているとストレスが溜まりそうです。自分だけはそっと譲るようにしているのですが、貴方のほうが年寄りだと言われそうです（笑）。