フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

七夕

2012-07-07 23:55:22 | Weblog
彦星と織り姫が年に一度だけ逢瀬を楽しむ七夕です。遠距離恋愛のはしりだったでしょうね。彦星=アルタイル、織り姫@=ベガは銀河を挟んで対になるような位置で輝くのでこういうシチュエーションがピッタリ来るのです。願い事を書いた短冊を結んだ笹竹を立てて祈るという民間の風習になっていくのは江戸時代頃からですね。
ところで私も江戸時代以降に生まれていますので、幼稚園や小学校の頃には短冊に願い事を書いたと思うのですが、その当時何を書いたかは、全く覚えていませんね。歳を取ると昔の事だけは覚えていると言われるのにねぇ(笑)。今の子供たちはどんなことを願ったのでしょう。その子供の家庭環境や立場なども願い事に大きく影響してくるでしょう。まだ避難生活を余儀なくされている家庭の子供たちは「故郷に早く帰れますように」という願い事の短冊でしょうし、プロ野球選手を目指す子供は「野球が上手になりますように」、家族に病気の人がいる家庭の子供は「○○さんの病気が早く治りますように」となりますね。
となると短冊の願い事によって今の世情がよくわかります。議員の皆さん、国民の本音を短冊から、知ったらどうですか?