フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

恐山のイタコ

2012-07-20 23:52:17 | Weblog
暦を見ていると今日から24日まで、青森恐山大祭となっています。恐山という字を見ているとかつて出掛けた恐山の不思議な景色を思い出します。冬に近い時期だったので訪れる人も少なく、なんともわびしい気分を助長していました。しかし恐山大祭では大変賑わっている事でしょう。
下北地方では「人は死ねば(魂は)お山(恐山)にいぐ」といわれているように、人の死後、霊魂がここに常住すると信じられています。そこでイタコの霊媒術を通じて死者の霊を呼び起こして故人と対話が出来ると言われているのです。私にはそうした故人との対話の経験はありませんが、経験のある人は、本当に満足される人も多いようです。
ここで私の常日頃の疑問を聞いて下さい。それは天国で(あの世と言ったほうがいいかも知れませんね)親父やおふくろに逢えるかということです。私の場合は若い頃に親父を亡くしましたから、親父が覚えている私は紅顔の美青年なんです(笑)。この後のこのこ、出掛けて行ったら、親父よりも歳をとってしまっているので、私を見つけることが出来るだろうかと言う疑問です。恐山へ行くべきでしょうか?(笑)。