フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

踏んだり蹴ったり

2010-06-24 23:58:52 | Weblog
口蹄疫といえば宮崎県ですが、その宮崎県に大雨の被害が出て「踏んだり蹴ったり」あるいは「泣きっ面にハチ」でしょう。相撲協会の現状も「踏んだり蹴ったり」です。
この踏んだり蹴ったりの表現を見ていると、素朴な疑問が湧きます。踏んだり蹴ったりは加害者の表現では無いかと思いませんか?踏まれたり蹴られたりが被害者になりますよね。調べてみなければなりません。そうすると、踏んだり蹴ったりの目にあわされたが短い言葉として、踏んだり蹴ったりが残ったそうです。
ただ歴史の中では、踏んだり蹴ったりしたために、切腹されたという説もあるようです。織田信長のとき、外国からの賓客の土産を踏んだり蹴ったりしてしまったのです。
ところで相撲の話に戻りますが、琴光喜が恐喝されたことで被害届を提出したと報道されていますが、これなどは被害者でもあり、加害者でもあり、まさに相撲界は踏んだり蹴ったりが当てはまります。
三重海理事長が「すべての膿を出し切る」と会見で話していましたが、この際、踏んでも蹴ってもいいから、膿を出して、子供達が憧れる相撲の世界を甦らせてほしいものです。