フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

配置転換

2010-06-05 23:31:27 | Weblog
菅総理が誕生し、民主党内部も配置転換が始まりましたね。配置転換といえば、ときにはいろんな組織で転換が不服とする軋轢が生まれていますが、もともとの配置転換の効果は組織の活性化の為に行われるものです。
目新しいところでは、ドラゴンズのコーチの配置転換が行われましたし、井端と荒木の配置転換も今年の目玉でした。今のところアライバの配置転換はそれほど効果をあげていませんが、近い将来、効果が現れると信じています。
何故その効果がというと、マンネリズムの打破が期待されるからで、モチベーションも劇的に上がるのではないでしょうか。配置転換が比較的よく行われる組織では、社内コミュニケーションが円滑に行われる利点がありますし、もうひとつ視点が複数になり個人の幅が拡がります。政治の世界でも、内閣の仕事と党務をこなしている人の方が柔軟に政策を扱うことが出来ます。
一方、配置転換を行う側としては、仕事を通して個人の欲求を満たすことが出来るかを観察しなければなりません。また、配置転換を受ける側も新しい自分の個性を見つけることが出来ると喜ぶことが出来るかどうかです。配置転換から負のイメージを捨てることが出来る人が勝利者です。