フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

もの忘れ

2008-10-21 19:11:42 | Weblog
もの忘れを自覚するようになったせいか、出勤前にスケジュール帳を見て確認しないと落ち着きません。この自覚というのが厄介なもので、先日も休みをとって懐かしく京都で遊んでいた時、携帯に「来客ですよ」という連絡が。約束をとって来ているような雰囲気という事なので、慌てて「申し訳ないけど出社していない旨、あやまって欲しい」という返事をしました。多分スケジュール帳に記載忘れだろうと自分を責めている所へもう一度連絡があり、約束なく来社という事でホッとしました。しかし最初は自分のもの忘れのせいと思ってしまうところが怖いですね。
そのもの忘れは特に人の名前がでてこないですね。このまま加速していったらどうなるのか心配ですが、その心配によるストレスをためる事が悪いという事で、心配そのものを忘れる事にしました。
そうそう、いい記事を見付けました。覚えたい事はトイレの壁に貼るといいそうです。不思議な事に他のどこよりトイレで見たものはスッと頭に入ってくるそうです。受験生の皆さん、英単語や元素記号など貼っておいたらどうでしょうか。
もう一つ、こちらは正真正銘年をとった人むけのメッセージでした。「老人の楽しみとして、もの忘れを他に悟られないようにふるまう事」とありましたが、それもなる程と思わせます。誰だったかわからずに会話を続け、話の途中で思い出すなんていうのは快感です。
ゲーム感覚で会話を楽しむ、新しい「老人力」かもしれませんね。