フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

遊具

2008-10-18 22:51:05 | Weblog
直径1m程のプラスチック製の輪の中に入った人が腰などを振って回転させるといえば、フラフープです。この遊具は昭和33年の今日発売されて、爆発的な人気を呼びましたが、その後はパッタリ。今ではサーカスなどで多少見掛けるだけになりました。時にはダイエット用に使っている人もいると聞きましたが・・・。
そのちょっと前には飛び跳ねて楽しむホッピングという遊具も登場していました。その他、プラスチック製のディスクを回転させて投げるフリスビーもレクリエーションや遊びによく使われました。もちろん商業ベースにのった遊具ではありましたが、いずれもアウトドア(屋外)で遊ぶ道具でした。
古来の竹馬や竹トンボ、水鉄砲、道具を使わないかくれんぼをはじめとする遊びも、すべて屋外で楽しむものです。赤ちゃんも少し大きくなると砂場が遊び場デビューでした。特に砂場は小さい子から小学生まで一緒に遊べて、それぞれの想像力を思う存分発揮できるスペースでした。
この様に書いてきて、今の遊具は何だろうと・・・。
テレビゲームが主流でいわゆる体験型の遊びが全くありません。商業ベースにのった道具も殆ど室内用になっています。世代を越えて屋外で遊ぶ事は心の栄養にもなりますが、まさに現代の子供達は栄養不足におちいっているのではないでしょうかねぇ。