時刻表

今日から3連休、時刻表片手に旅行を楽しむ人も大勢いらっしゃるでしょう。その時刻表がはじめて発行されたのが1894年（明治27年）の10月5日、そして24時間制の時刻表が発行されたのが1941年（昭和16年）の今日なんです。
時刻表と聞くと私は頭が痛くなるのですが、大好きな人もいます。冗談で、自分が刑務所に入ったら差し入れは時刻表にしてくれという人さえいます。そういう人は特に仕事や旅行に行くわけでもないのに、時刻表を見て机上のプランを立てて楽しんだり、珍しい駅名を探したりしているのでしょう。
楽しむといえば、時刻表トリックなどといわれるトラベルミステリーは相変わらず人気です。このトラベルミステリーは日本独特の分野です。何故ならば海外の鉄道運行は5分や10分遅れることは当り前です。日本の鉄道の運行がものすごく正確だからこそ出来るのでしょう。
このトラベルミステリーのアリバイ崩しがドラマになって行くわけですが、松本清張の「点と線」西村京太郎の「終着駅殺人事件」は特に有名です。
さてこの時刻表、月毎に新しいものが発行されます。これも日本独特ですが、日本の生活環境が大変忙しいせいなのでしょう。ビジネスマンは常に新しい時刻表を手許に置かないと、出張や旅行、毎日の行動計画に差し障りが出るのです。
それにしても時間にこうして追われる生活はどうなんでしょうか。喜んでいられる現実なんでしょうかねぇ。