フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

カラス

2008-06-27 22:34:40 | Weblog
毎日の朝の散歩とカラスは対になっています。
特にゴミ収集の日はカラス達は大活躍です。大きなクチバシでゴミ置き場のゴミ漁りに一生懸命です。近くに寄っていくと「私達は何もしていませんよ」といった感じでその場から歩いて去って行きます。何かしら表情までとぼけた感じに見えます。そして私が通り過ぎてゆくと又戻ってゴミ漁りにとりかかります。一番厄介なのはカラスは決して後片付けをしないのですね。
カラスの賢さは犬や猫よりも上回るといわれています。例えばハシブトカラスの脳の重さは約10g、この脳の重さが全体重でどれ程占めるかによって知能を測ることが出来るそうです。もちろん数字が大きいほど知能指数が高い事になるのですが・・・。
その数字ですが、カラスは0.16、犬が0.14、猫が0.12でやはりカラスは頭が良いという事になります。
私が毎日出掛ける熱田神宮の中の上知我麻神社の手洗所にはカラスの死骸に似せた模型、つまり見せしめカラスが吊してあります。手洗い所に糞でも落とされたら困るという配慮でしょうが、おそらくカラスには一時的に効果あってもすぐに悟って効果が薄れるのではないでしょうか。
それにしても童謡「七つの子」の歌詞の中に『かわいい七つの子があるからよ』とありますが、どうしても目の前でカラスを見ていても、かわいいが似合わないのですよね。
ただ1つ言えるのはカラスのゴミ漁りは、日本の飽食が招いた結果とも言えると思うのですが。