フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

キモかわいい

2008-06-24 15:10:14 | Weblog
今、巷では「キモかわいい」という言葉が流行っています。最初は気にもしなかった言葉ですが中日ドラゴンズのマスコット「ドアラ」が「キモかわいい」と表現されはじめたのをきっかけに注目するようになりました。「キモい」と「かわいい」を合成して出来たようですが「キモい」が気持ち悪いという嫌悪感を催し、「かわいい」は文字通りの愛しさを感じる言葉です。
1990年代に使われはじめた若者言葉だそうですが、今やすっかり日常語として定着しています。その「キモかわいい」と表現されるものに前述のドアラをはじめ「モリゾー」や「キッコロ」、「たらこキューピー」それにファンタジックエッセイの「ちいさいおやじ日記」のおやじさんもとりあげられています。「ちいさいおやじ日記」の著者は23歳の武蔵野美術大卒業生の「あさののい」さんですから、年頃の女性からみた男性の可愛らしさはあのおやじの中に凝縮されているのでしょう。ぷっと笑う中にホッとするいやし系の存在です。
この「キモかわいい」という表現ですが、対照となっているそれぞれの存在をじっくり見てみると、別にキモいという言葉を使わなくても純粋にかわいいと思えるのですがどうでしょう。あえてつけなくてはいけないのでしょうか。
まあエロかわいいという言葉もある位ですから、かわいいの分類の1つなのかもしれません。
それならば誰か「キモかわいい」おじいさんを描いてくれませんか?勉強しますから。