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麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

しばくさ友の会新春の集いに参加しました。

2019年02月09日 | 俳優座



私が留守中も稽古場では、
『血のように真っ赤な夕陽』に
演出以下、取り組んでおり……。
いよいよ月曜日からは荒立ちになる。

雪の舞った東京。
9日、土曜日。六本木の稽古場から、
岩崎加根子と僕は芝に出向いた。
「しばくさ友の会」新春の集い。

芝診療所を核として、生活習慣病の予防、
高齢者の健康のためのコミュニティ形成を
港区内の医療・介護のネットワークと共同し、
会員の交流や住みよい地域づくり等の活動を
続けている会に招かれました。

少々、堅い紹介になりましたが
具体的にいえば、健康教室の開催、
お花見、日帰りハイキング等の実施で
「楽しく」と「健康」の融合に努める、
そんな団体だな~と、私は感じました。

で、この日も。
会員の出し物やストレッチ教室、
ビンゴと盛り沢山。また、冤罪裁判の
支援というハードな話題も……。

その中に公演の宣伝も混ぜて頂きました。
岩崎は、自己紹介に作品のこと、
さらに谷川俊太郎の詩「生きる」の朗唱も。
・・・大変有意義なひとときでした。



そうそう。
医療とリンクする話ですが。
順調に作品は前進しているのだけれど、
日本を呑み込んでいるインフルエンザが
俳優座にも牙をむいて・・・
現在、二人が自宅待機中です。
むしろ、早いタイミングで良かった。

あらためまして皆様もお気をつけて。

素敵な舞台美術プランも上がり、
衣裳打ち合わせは明後日の祝日に予定。

    

と、NHKに塩山誠司登場
「有田Pおもてなす」の、アルコ&ピースの
ネタ中に「カメラマン役」で!!
千葉雄大さん、楽しんでくれたかな?

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信濃の国の四日間

2019年02月07日 | 俳優座
2月2日、長野県南信に行った話は
前回書いた
『血のように真っ赤な夕陽』の
取材に俳優座有志で向かった件だ。

その日、本隊は高速で帰京。
一方、私は八人と高速バスの停留所
「伊賀良」で別れ、飯田駅へ。
そこからJRで「伊那市」に移動した。

飯田線は、車掌さんが大活躍!
頻繁に車内を巡るし、駅では改札の役割も。
ポリバレントな働きぶりに感動した。

伊那着は、夕刻18時半くらいだったが、
すっかり暗く、雪……というか
残雪が多く足元に気を付けながら
「伊那市民劇場」の事務所を訪ねた。

芝居の話をひとしきり。
この地域のソウルフード「ローメン」、
地の「芋焼酎」も二種類ほど舐めて
(長野産のイモは珍しい
しかも美味)終電で松本へ。

ちなみに飯田や伊那等が「南信」。
松本は「中信」と呼ばれる。

2月4日、「北信」の中心・長野市へ。
長野市民劇場に顔を出すとともに、
地域に根差した演劇活動を続ける
一般社団法人の代表との連携も模索。
続いて「東信」の上田へ移動。

映画のロケ地勧誘に熱心だった街は、
地元の英雄を主人公にした
某大河ドラマのブレイクに乗じて
町中を「真田」で塗りかためた。
その勢いがハンパない。


04年劇団東演『長江~乗合い船』の
長野県巡演で、上田だけは同行。
というか。
翌年に控えた、朗読劇『月光の夏』の
自主公演のメンバーとの打ち合わせが
僕的にはメインともいえ、公演本隊と離れ
自由に泳がせて貰った、あの5月以来。
そういうわけで「上田市民劇場」の
事務所の階段を今回初めて昇った。
ロケに使われそうな風情のある建物で
二時間ほど話を聞いてもらった。
日も暮れて。
「月光」の実行委員の一人でもあり、
東演~フリーと長きにわたり、映像の仕事に
役者をブッキングさせて頂いている
製作会社社長とも久しぶりに会い、
「今後は俳優座を!」と頭を下げた。

2月5日、再び松本へ。
北アルプスを有する「岳都」、
セイジ・オザワ松本フェスティバル
に代表される「楽都」、そして、
日本最古の小学校の一つとされる
旧開智学校や、旧制松本高等学校等
教育県の誉れ高い「学都」の
「ガク都」を掲げる城下町は、今、
演劇にも注力の高い街として名を馳せ、
その推進力の一角を担うのが、
「まつもと市民劇場」だ。

3日は日曜日で閉局だったので、
この日顔を出して信濃の国の旅を終えた。

結果的には。
北信・東信・中信・南信を駆け足で
めぐる四日間となった。
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眉のように細月の在る早朝

2019年02月03日 | 俳優座

2月2日、朝の6時少し前。
まだ暗い空に眉のように細い月。

公園では球を蹴る学生たち。
前夜の決勝かコンパの酒か、
いずれかの酔いを醒ますように
ボールと戯れていた。
かたか働く人々の数は多い。
ホテルの前にはリネン、
百貨店の前には食品を搬入する
男たちが白い息を吐く。





6時55分、バスタ新宿から
高速バスに乗ったのは、
俳優座第338回公演
『血のように真っ赤な夕陽』の
演出・川口啓史以下キャスト有志
(と制作の私)計九人。

満蒙開拓団を描く舞台を、
より深めるべく南信に向かった。

まずは飯田。
飯田市歴史研究所を訪ねた。




聞き取りを核とした緻密な調査で
「満蒙」の真実に迫る研究者の
強い思いがヒシヒシと伝わった。

続いて阿智村。
満蒙開拓平和記念館へ。



当時のポスター、住居の再現ほか
書籍をはじめとした充実した施設。



夕刻に帰京という弾丸ツアー。
肉体的な過酷さよりも、
もっと沢山話が聞きたかった、
という点で悔いが残る「旅」だった。




追記
夕刻帰京と書いたが、それは本隊。
私は別の「単独弾丸ツアー」へ。
・・・それは次回



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