麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

公演終了のご挨拶~『マクベスの悲劇』終幕

2020年04月03日 | 俳優座
4月3日、『マクベスの悲劇』は千秋楽を迎えました。

改めてご来場いただいた方々に深く御礼申し上げます。
また、様々な形でのご支援や、上演中止の提言も含め、
劇団俳優座へのお声掛けに深謝いたします。

初日を後ろ倒ししたあとも日々変わる状況に
中止も視野に朝を迎えた毎日。
その過程は、結局「過程」にしかすぎないので
命に対する軽視と受け取る方々も多かったかと。
一方、決して多くはないお客様を迎えながら、
その励ましに応えたいと、まだ暮れるのが早い
人の少ない街を帰る毎日でもありました。





シェイクスピアの『マクベス』を新訳上演するに留まらず
担当制作イソノウツボのアイデアで、
様々な関連企画(ボードゲーム会など)も立ち上げ、
或いはスコットランド協会のパーティーにお邪魔して、
新しい出会いが多かった公演となりました。





そして未曾有のウィルスが忍び寄り、
作品を創り上げるとともに、
未知未見の敵に立ち向かい始めたのは
随分遠いことのように思われる。



でもそれは。
東京の片隅の小さき劇団の苦闘。
日本は、そして世界は、
比較にならない「今」と壮絶な闘いの中だ。
そして、それはまだ先が見えない。

劇団俳優座『マクベスの悲劇』。
末筆ながら細心の対策を講じて、
全公演を終了したことをご報告するとともに
繰り返しになりますが、感謝申し上げます。

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