麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

速報☆紅い荒野に洗濯機

2007年12月21日 | 東演
 訪中公演のレポートは、ようやく半ばを迎えたところ。
 過去の話ばかりでINGな方がオロソカ気味でしたので、来春の本公演についても、たまには触れなくてな・・・

 3月3日(月)から本多劇場で上演する第129回公演は『紅い荒野に洗濯機』という作品。サブタイトルが「ほんだらおたおた昭和庶民伝」。
 3月9日(日)までの全7ステージ。

 ひなまつりが初日なだけに、ウエスカーの名作『根っこ』を思わせる、新しい時代を標榜する女性達の姿を描く喜劇です!

 キャストは。。。
 矢野泰子、腰越夏水、小池友理香、安田扶二子、古田美奈子、江上梨乃、笹村香苗、
 笹山栄一、山中康司、豊泉由樹緒、土橋隆弘、能登剛、南保大樹、奥山浩、星野真広、原野寛之
。。。東演の精鋭16名で臨みます。

 粗筋に少し触れると・・・

 1935年、東北はM県でも大きな素封家の広瀬一族。
 当主の広瀬辰造(能登)は仙台の愛人宅に入り浸りで、妻の和子(腰越)が、執事の善平(土橋)や、作男の喜作(星野)らと切り盛りしている。
 嫡男の宗男(南保)は米の研究に没頭。個性の強い姉妹に挟まれ、頼りない印象だ。
 そんなある日。町役場に勤める水元徹(原野)に嫁いでいる長女・敏恵(小池)が実家にやって来る。徹が駅でたまきを見掛けたというのだ。
 末娘・たまき(江上)は二年前、旅の手品師と駆け落ちしており、六代目に当たる祖母のマツ(矢野)、前述の現当主・辰造に続く淫蕩の血を引くと言われている…。
 と、そこに鍔広の麦藁帽子にパンタロン、いわゆるモガスタイルのたまきがまさに帰還! お手伝いのつゆ(笹村)らを驚かせる。
 ここから先はお楽しみ
 その他、宗男が密かに思いを寄せる小学校教師・青山みどり(古田)や、その父の町長(豊泉)、学校長(笹山)に警察署長(山中)など町の人々に加え、満州人の男(奥山)と女(安田)らも絡んで、上へ下への大騒動が繰り広げられます。

 作/堀江安夫、演出/鈴木完一郎、美術/川口夏江、照明/鵜飼守、音響/柳原健二、舞台監督/古舘裕司。
 演出以下舞監までは、訪中公演『臨時病室』のスタッフ陣。

 また堀江×鈴木は『時の筏を漕ぎゆけば…』で骨太な群像劇を放ったコンビです。何かと暗いニュースの多い今日この頃、とにかく思いっきり笑っていただこうと考えております!
 
コメント
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