麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

訪中譚⑥~長春その3

2007年12月02日 | 中国公演07
 長春ではスタンディング・オベーション
 それもオールスタンディングという歓迎を受けた。

 悲しいかな、僕はその現場を見ていない

 理由は最後にくっつけるが、それでもそれを確認するには余りある、観劇後のロビーの活況と熱気!


 恐らく純朴な土地柄と土臭い東演の芝居がマッチしたのだろう。大きな会場ゆえ、少々芝居が大味になっていたようだが、小屋によって芝居は変わるし、芸術至上主義<観客の喜び・・・(決して客席に媚びを売るのではなく)・・・ましてや言葉の通じない異国である。 

 ここで客席にいられない理由。。。
 このツアー用に、上海※が作ったパンフレットと『恋森』のCD。
 当然、中国側で売ってくれると思っていた。

 初日の大連でも、アシスタント程度にオフの俳優(『臨時』に出演せず、またスタッフワークにもつかない『恋森』キャスト)をお願いして、僕はバックヤードや客席のチェックに走り回っていた。
 ところが、いざ蓋を開けたら中国側スタッフが、関係者を見れば挨拶に行ってしまう「お手伝い」程度で、言葉の通じない俳優たちが“笑顔”だけを武器に対応している。

 で、大連の『恋森』から“販売員・ガオチャオ”の誕生となる!
ちなみにGao-Qiaoは高橋の中国語読み。

 開演前-休憩-終演後、ロビーで冊書目(ce-shu-mu)=パンフレットとCDを売るのであった! 『臨時』は前述のように空いている役者もいて心強いが、『恋森』は出払っている(?)ので、『臨時』の音響の板津くんに手伝ってもらいつつ、さらには通訳してくれた学生さん&その友人まで引きずり込んで健闘しました。

 中国語で、しかもすごい勢いで話されて最初はチンプンカンプンだったのが経験を積んだ上海あたりではオオムネ意味は掴めるくらいになった。が、それに応える術がない、という寂しさはあった。

 東演も10年くらい前から販売パンフレットをやめて、リーフレットを全員に配布しているのだが、中国でも無料リーフが一般的らしく、「ええ、無料じゃないの!」って声は多かった! そういう場合は、とりあえず「対不起(dùi bù qǐ)=すみません」と謝ります。

 話を戻そう。
 おざなりでないスタンディングオベーションに自信を得、同時に修正点は冷静にチェックし、いよいよツアーは、首都・北京へ!

 移動は中国新幹線=CRH「和諧号」を利用!
 なかなかの乗り心地でした

※今回の全行程のコーディネートを担当した「上海美演出経紀有限公司」の指揮のもと、DCのプレス及びパンフレットのデザイン編集印刷をした。
 勿論、録音は日本で行い、パンフの基本データも日本からメールで送信。
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