麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

区民A着る

2006年12月24日 | 東演
     今夜はクリスマスイヴ
     さすがに街にはカップルが目立つ

 そんな06/12/24、区民上演グループAは年内最後の稽古です。稽古の頭に衣裳合わせ。今回はプロの衣裳さんは立てず、演出を中心に皆が持ち寄ってのパレード*です。
 昨夜、忘年会を終え、このあと通して※06年は締めくくり。年明け6日まで、しばしのお休みです。

   *パレード=衣裳パレード。
         それそれが衣裳をつけて役に合うか、
         他とのバランスはどうかを確認。
   ※通し=通し稽古。
       最初から最後まで止めずに演じる稽古。


 今回の演目は『カレッジ・オブ・ザ・ウインド』。
 すでに多くの方から「学園モノ?」と聞かれます。なるほど、カレッジ=college(単科大学)に、ウインド=wind(風)とくれば青春っぽい響きを感じるわな。でもカレッジはcourage、つまり「勇気」なのですヨ

 出演者は14名。
 11/19付のブログで、今年の主人公はいわゆるヒロインヒロインしたタイプではなく「つなぎの4番」だ!と書いた。
 全体の構造をサッカー的に解説するなら

 これまでサイドバックで“区民Aのロベカル”と呼ばれたねもとふくこ(ほしみ)を初めてFWに起用。CFながらやや下がり目で1.5列、司令塔のポジションも兼ねる。前線には他に新人の木下聖子(あやめ)と阿部秀宣(鉄平)、2年目の松井一郎(菊川)と若手を配した。木下が真ん中でねもとと縦に並び、阿部、松井を左右に従える形。
“私が好きな人と、私を好きな人”DJあやめと夫の鉄平、あやめの番組担当のディレクター菊川……このトライアングルが機能するかが鍵だ。 
 
 中盤は厚く「ほしみの家族たち」が構成する。成田功(父ギンペイ)、江草晴美(母ナミコ)、山崎貴美子(祖母タケコ)、ピグ(妹ツキエ)、今井恒允(弟ヨウタ)。監督の千田も、この中盤の動きを重要視している。5人にほしみを加えた「高梨家」での細かなパス回しでゲームをコントロールしたい。FWの決定力に不安があるので、成田の飛び出しや山崎のトリッキーなポジショニングから突破口を開く練習にも時間を割いている。

 守備陣は、センターバックに橋谷典子(松倉)、ユユ(萩本)の入院患者二人、ウイングバックに刑事の今井吉清(薄田)と有岡正秀(蒲原)だが、今井・有岡は両翼からのオーバーラップに重きを置く戦略なので、ディフェンスは事実上、橋谷、ユユ、そしてGKのHIROKA(藤枝)の3人といえる。キーパーのコーチングは守備の生命線だ。
という感じか( )内が役名。
      役者名は今回の参加名で本名以外の人もいます。

 本家のキャラメル『カレッジ~』とは違うサッカーを、オシム千田が仕掛けます。
 
 有馬記念を制して、見事に自らの花道を飾ったディープインパクトのような圧倒的な強さはないけれど、1区の出遅れを、アジア大会銀メダリストで主将の小林祐梨子らの活躍で見事高校女子駅伝で優勝した須磨学園高(兵庫)や、高校男子駅伝で仙台育英の4連覇を阻み、古豪復活を果たした世羅高(広島)のような、チームのまとまりで「勝つ」舞台を目指したい!
 ちなみに世羅OBには、アンガールズ田中卓志がいる。

【文中敬称略】  
コメント
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