忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

犬の時間割

2009-01-21 | 日々
 行動でも態度でも自己意識は持っていないが、後期高齢犬になるのはもうすぐ。最近とても甘えん坊になった。もともと人好きなのに、なんでと思うほど甘えてくる。いつもではなく、知らんぷりして平然とした凛々しさを見せてもくれる。
 自分は家族の一員だと思って信じている。もちろん私たちも同じ気持だけど、犬と人間の生活習慣は違う。
 犬はいつでも私たちの傍に居たい。外の犬小屋から今では玄関を上がり、床に布団とクッションを敷いて休んでいる。
 全ての要望を認めることはできない。駄目はあっても、付き合えれば一緒に動けるのがお互いのストレス解消になる。
 出かけるのも好き。作業着姿を見ると催促する。できるだけ犬の期待に答える。自由奔放に見えて、意外に犬も自分の時間割を持っている。
 この数日は一人と一匹で、裏山に歩いて登る。リードを長くして近い範囲での作業。なのにしばらくすると呼んで甘える寂しがり屋。
 何度も相手することはできないと放っておくが、離れず黙って傍に座っていた。また呼び始め、前回と鳴き声が違いトイレかと思うと昼食の時間。夕方5時前にも合図する。時計を買った?まさか。

どこに置いたの

2009-01-20 | 追憶
 夕食の後「あのお金、持ってる」との問われえっ、どのお金かわからない。「これと同じの」と封筒を出して見せてくれた。だとすれば持っているはず、でも全く記憶にないのは事実。疑われて戸惑うが、嘘をつく必要もない私のお金だ。
 何度も尋ねられると持っているような気にもなる。でも納得するには無理もある。早く探しておくようにと再び注意された。
 見つかるかどうかは難しい。多分あそこと予想はしたが、そこはわが家でも難所の数ヵ所。無事に行き着けるかは至難の業。
 まずは私のいつもちょっと置く場所を探すが無い。寝る前に調査と発見を確認する質問を受け、翌朝すぐまた聞かれる。
 「探している本の部屋には有るはずだから」使った覚えはないと探さないまま数日が経ち、そして今夜一番可能性のある場所を開けた。
 まさかのがっかり、入っていない。居間で受け取ったかこの部屋か、それからそばに置いたとしたらそれはどこ。
 居間の私の居場所は部屋の隅、範囲は狭く探す価値はある。だがこの本の部屋に持って来たと考えた。当時どの本に関心があったのか、以前本に挟んで行方不明にしたとまず本を捲ってみる。高額でも公金でなくても焦り出す。

まだだった

2009-01-19 | 共に
 町でこのブログの知人は一人と今日まで思っていた。その人のブログを見ていて本人と出会った折りに、話ををしたのがきっかけ。
 しばらくして、このブログ名を教えてと電話があった。私的なものだから偶然を期待してと返事するが、一方通行の後味は悪い。
 離れて生活する家族との会話代わりが出発点だ。私個人が詰まっている。それまで他の人に紹介したことは一度もなかった。読んでもらうのは嬉しいが、見られていると意識した文になるのは避けたい。始めた理由も崩れるのでは。
 そんなに大げさなブログではない。またしばらくして私の方から電話する。私の名前でなくてブログ名でということを伝えた。
 その後内容は今まで通り気にせず続けてきた。このブログへのアクセス数が増えているは、読んでもらっているのかと思っていた。
 先日久しぶりに会えて話ができた。それまで会話の機会はなかったので、私にとっては有意義な時間を過ごす。
 お互いブログ仲間との気持も私にはあった。でもどこか間の空く感じがする。そして疑問が解ける。まだこのブログ名にたどり着けていなかった。紹介したのはただ一人、これからほんとのブログ仲間に‥。

祈ることで

2009-01-18 | 共に
 ある長年パワーハラスメントを受け続けていた人の話を聞く。精神的に限界まで追い詰められる日々、でも勤めは休まない。家族の生活、特に学校に通う子供たちのためにの気持で耐えた。辞めたら敗けだとの意地もあったのか。
 もう限界、これではつぶれると感じ始める。その頃から毎朝欠かさず仏壇に白湯と線香を供え、手を合わせ般若心経を唱えるようにしたと言う。
 知識的には関心を持っていても、格別深く信仰する人ではないと思う。神や仏に救いを求めるために祈るのではなく、少しの時間でも無心に近づき気分を切り替え今日の一歩をとの気持からだろう。
 当時の実態を知らない人たちは、いつもと変わらない態度を見るだけだった。祈ることで乗り越え、やがて上司との縁が切れた。
 今が一番幸せだと話す。自分を自由に生きている。これからが私の人生との言葉。受けたパワーハラスメントを忘れはしなくても、加害者よりはいい人生だと信じたい。
 その日地区で念仏講の集まりがあった。昼間から頭痛などで気乗りはせずに出席する。意味も知らない念仏を唱え数珠を回す内に頭がすっきりしていた。無心に近づくのは自分を捨てないきっかけにもなる。

米国憲法じゃない

2009-01-17 | 平和を
 【集団自衛権 「憲法解釈見直しを」 駐日米大使 MD運用で見解】オバマ次期政権発足に伴い退任するシーファー駐日米大使の記者会見。米国大使が日本に解釈改憲を求めるとは、さすがに自由の国。だがそれはあくまでアメリカの国益を守る自由であって、日本の自由を認めてはいない見下げた言動。
 米軍による沖縄占領、本土空襲と広島・長崎への原爆投下で日本帝国は敗戦。沖縄は占領、本土進駐など経過する。
 新憲法のもとで自衛を名乗る軍隊まで持たされた。日本を守るためではなくアメリカを支援するために。あくまで便利な手先で、日本を信頼はしない。
 いまだに駐留米軍の勝手がまかり通る日本だが、ただ平和憲法は邪魔。アメリカの要望に応じるために戦後から戦前を狙う。
 大使は現行の憲法解釈で禁じられている日本の集団自衛権行使を「見直すべきだ」と繰り返し言明する。日米両国でミサイル防衛(MD)の運用に当たり妨げとなるからと。
 [MD機能を持つ海上自衛艦が米国に向かう弾道ミサイルを迎撃できなければ「米国民が日本と同盟を組む価値を理解しにくくなる」と指摘]する。
その他もろもろ、わが国の軍事政策の原点を知った情けない思い。

逃げた気はないか

2009-01-16 | 日々
 仕事に犬を連れ道路を歩いて登って行った。車の予定が落とし物を探してと頼まれ、山好き犬の散歩と気分転換を兼ねる。
 目的地に到着して近くの木にリードを結ぶ。退屈しないように、道路を横断できる余裕をもたす。山の土とも遊べる長さ。
 作業をしながら時おり目をやる。水タンクに氷が張る寒い朝だ。さすがに昼寝は一度もしない。のんびりしたものだ。
 安心が油断、作業の手順もありしばらく目を離した隙にあれ居ない。こんな時にケータイは充電のため家にある。途中で作業を中止もできず、終わってから呼びかけ探し始めた。ヤブの多い斜面の地域に、リードを着けた犬が心配。
 あちこち探すが見つからない。正午を過ぎて一応家に。戻っているかの期待の前に、「犬は」と聞かれて叱られた。昼食を済ますとすぐ探しに山へ。口笛を吹き、名を呼び、吠えろと指示する。他の家族も探しているようだ。
 家に近づき、見つからない不安が強まりどうしようの思い。「ワン」と一声を聞いた。まさか家から10mほど離れているだけ、庭のような場所だ。
 引っかかってはいても小枝で、小太り中型犬にはどうとでもなるはず。ほっとした再会の喜びに叱れず、ただたくさん撫でるだけ。

やっとわかった

2009-01-15 | 共に
 昨年12月下旬、次女が帰郷するまでに手に入れたいと本屋に出かける。目当てのOBSラジオ【夕方なしかの本】は大分店からの取り寄せになるので、1週間か10日はかかると聞いてがっかりする。
 前年まで買えたのだ。私の他にも注文者はいたのがうれしかった。他県のラジオの番組でもファンは多いはず。
 なんと翌日には届いたとの知らせが入り、すぐ取りに行き間に合った。こちらでは数日間、読むのは無理だろうから持って帰ればいいと思っていた。
 「読んだから」と置いて帰ったが、あの時間でみんなとの再会長話、雑用、付き合い子供の守りと読書数も多い。
 なんでん、かんでん、おもしりい。 督ちゃん 寛ちゃん OBSラジオ【 夕方なしかの本 10 】 その後1週間余をかけて、今晩ようやく読み終えた。
 一人では物足りないが、それでも笑顔になれるひとときは長い方がよい。ラジオで聞くのは毎週とはいかなくても、本は10冊揃っている。
 「1000のなしかが詰まっている」他県の方言だが、かなりはわかる。家族や夫婦の話題で、女房に頭の上がらん父ちゃんの多いのには笑ってしまう。でも今回やっと、私も同じと気が付いた。

遊ばれてる

2009-01-14 | 共に
 電話の近くが指定席の妻が留守の時に、電話が鳴るとドキッとする。今夜も私が留守番役になる直前に掛かって来たのに、着信音を残して出て行った。
 たまたまそれは珍しく私への電話で、長い時間話をする。気安く会話のできる相手は数人。それも増えての数だ。
 次に質問の電話で妻が居ないと知って、一応簡単なやり取りで終わる。この人に尋ねても無理だけどとの社交辞令。
 続いてすぐにまた電話。通じているのに黙ったまま、間違いかとも考える。そこに元気な孫の声が届いた。「カルタと○○ありがとう!」
 まず忘れない内に用件から‥。だが次に何を言えばいいのか、近くに居る母親に聞いている。その会話もすべて聞こえる。
 今夜は私が居るだけとは伝えておく。話はバラバラで跳び跳ね間が空き、電話の向こうで叱られている。「ちゃんとお話しなさい。ふざけんさんな」孫は平気で繰り返す。
 「あっ、間違えた。○○じいちゃんだ」向こうのおじいさんとすり替えられた。電話番号らしい数字を繰り返す。
 おふざけもなかなか上達している。孫に遊ばれ苦戦する。結構戸惑い疲れるが楽しみではある。

誰かさんとは違う

2009-01-13 | 平和を
 自民党の渡辺喜美議員が離党届けを提出し受理された。元行政改革担当相の、「命懸けで取り組んだ公務員制度改革について、天下り規制の緩和は撤回すべきだと(首相に)提言したが、黙殺、否定された」ことでの行動は重い。
 麻生首相は渡辺氏個人の問題にすり替え、制度改革の骨抜き誤魔化しの責任逃れ。官僚天下りも繰り返し、手にする高額退職金他無駄な予算も多過ぎる。 
 官僚天国日本の政治で今増えるのは、一般国民を困らせる税金の使い道。衆院選挙目当ての定額給付金さえ、先日おこなった共同通信社の世論調査で70.5%が「評価しない」と答えている。
 麻生内閣支持率は19.2%にも低下した。[「景気の麻生」国民そっぽ]の新聞見出しも当然だ。だが首相や内閣与党には馬の耳に念仏か、いや何処吹く風の素振りとは。
 内閣不支持理由は「経済政策に期待が持てない」「首相に指導力がない」「首相が信頼できない」と続く。首相に選び支持した組織を覚えておこう。 
 渡辺氏は言う「『派閥の前に党がある。党の前に国民がある』と父。国会議員は党のために仕事をするのではない」「私をこうさせているのは、父のDNAだ」選挙区は違うが、一票を投じたい気持にさせる。

一口余計で

2009-01-12 | 共に
 帰りに車が止まった。あれっ、こんな所になんの用事が、ちょっと手前にだとわかるが行き過ぎではないのか。
 本人の運転だから間違えているはずは‥。倉庫の閉まったシャッターをトントンと叩き、「来てない様?置いておくから」と少しシャッターを開けた。
 何か知らないけど差し入れている。その時中から声がして、上の方まで開けてもらった。「これ渡しておいて」「中に要るよ」で外でのおばさん二人の会話になった。
 時々雪の寒い日なのに、元気な声は車の中まで丸聞こえ。どちらも夫婦で仕事の途中を忘れている。妻が別の用事でその場を離れた。
 車のドアガラスを下げて挨拶する。「仕事してる」の問いに「叱られながら‥」と冗談言葉。「わかってる。いつも聞いてるから、旦那さんを少しはいたわらないとね」
 そこに妻が戻って来た。さっきの話をもっとはっきり言って妻を注意する。笑顔の二人の会話だが、後に火種を残さなければよいがとビクビクだ。
 心配無用で無事に帰宅できたが、私がよく話のねたになっているのは実正できた。まあしょうがない。わかっていたことだが、何処ででも話すだろうなとは思う。最近どうしても一口多く「黙っていて」と叱られる私だ。