色への違和感もあって、テレビドラマを見るのを途中であきらめた。【広島】その街に原爆が投下されるまでの20日間の物語。
被爆前の爆心地の街がよみがえっていた。当時の暮らしを窺い知ることができた。でも綺麗すぎると思ってしまう。
敗戦直後に生まれたのだが、戦時中の品々はまだ身近にあり生活の中に戦前の色彩が、色濃く残存していた。
住所氏名を墨で書いた小さな布を縫い付けたカーキ色の服や、空襲から身を守るための防空頭巾。父が朝鮮を歩いた靴等など。想えばその感触や匂までもが浮かんでくる。
物資の乏しさも、欲しがりません勝まではの戦時中の暮らしを引きずっいて、生活の色はモノクロに近かった。
今は撮影で使用する衣裳も、化学繊維が多いだろう。洗濯も漂白剤入りの洗剤では白すぎて、まして使い捨て時代では洗い晒しの古着の再現も無理なのか。
新藤兼人監督の【原爆の子】はやっと復興を始めたばかりの被爆地広島で撮影された。焼け出された住民のバラック小屋を使ったり、ケロイドの傷跡が残る被爆者たちも協力出演したという。
その映画を観たのかさえ記憶にないが、ビデオに入れた【広島】といつか見比べて見たい。
被爆前の爆心地の街がよみがえっていた。当時の暮らしを窺い知ることができた。でも綺麗すぎると思ってしまう。
敗戦直後に生まれたのだが、戦時中の品々はまだ身近にあり生活の中に戦前の色彩が、色濃く残存していた。
住所氏名を墨で書いた小さな布を縫い付けたカーキ色の服や、空襲から身を守るための防空頭巾。父が朝鮮を歩いた靴等など。想えばその感触や匂までもが浮かんでくる。
物資の乏しさも、欲しがりません勝まではの戦時中の暮らしを引きずっいて、生活の色はモノクロに近かった。
今は撮影で使用する衣裳も、化学繊維が多いだろう。洗濯も漂白剤入りの洗剤では白すぎて、まして使い捨て時代では洗い晒しの古着の再現も無理なのか。
新藤兼人監督の【原爆の子】はやっと復興を始めたばかりの被爆地広島で撮影された。焼け出された住民のバラック小屋を使ったり、ケロイドの傷跡が残る被爆者たちも協力出演したという。
その映画を観たのかさえ記憶にないが、ビデオに入れた【広島】といつか見比べて見たい。