裏山の道を歩いていた。今ではほとんど人の通ることもなくなった道は、昔の子供や大人たちと牛が材木などを運んでできた溝の形が残っている。
もう少しで目的の向かい側の人家が見える場所に着く。その時、顔見知りの猫が下りてきた。すれ違いはしないだろうが、避けてくれると思って声をかけた。
ところが近くまで来るとその細い道で横になり、私の通行を塞いでしまった。まだ体を撫でるほどの仲ではない。
しばらく待ってみることにした。猫はお尻はこちらに向けたまま顔を起こして何度か私を見たが、そのうち頭も横にして死んだのではと心配するほど動かなくなる。
邪魔をするのもかわいそう。出直すことにして、しばらくしてから行ってみた。まだ同じ姿で眠っていたが、声をかけると細目のままで顔だけ上げた。もういいと諦め、引き返して遠回りをする。
里道を寝床に使って邪魔したのは猫なのに、なぜか許してしまった。もういないだろうと一時間ほどしての帰り、それまで私がいた場所の近くの道端に寝ている猫を見てびっくり。踏まないように注意し挨拶を交わすと猫はまた寝た。夕御飯を心配になる時刻。
もう少しで目的の向かい側の人家が見える場所に着く。その時、顔見知りの猫が下りてきた。すれ違いはしないだろうが、避けてくれると思って声をかけた。
ところが近くまで来るとその細い道で横になり、私の通行を塞いでしまった。まだ体を撫でるほどの仲ではない。
しばらく待ってみることにした。猫はお尻はこちらに向けたまま顔を起こして何度か私を見たが、そのうち頭も横にして死んだのではと心配するほど動かなくなる。
邪魔をするのもかわいそう。出直すことにして、しばらくしてから行ってみた。まだ同じ姿で眠っていたが、声をかけると細目のままで顔だけ上げた。もういいと諦め、引き返して遠回りをする。
里道を寝床に使って邪魔したのは猫なのに、なぜか許してしまった。もういないだろうと一時間ほどしての帰り、それまで私がいた場所の近くの道端に寝ている猫を見てびっくり。踏まないように注意し挨拶を交わすと猫はまた寝た。夕御飯を心配になる時刻。