忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

くびがすわれば

2011-08-31 | 共に
 久しぶりに山で仕事中の友人らしい人影を見つけ「おはようございます」と声かけた。『おおぅ』と返事があり現れ座り込んだのは、ちょいと休憩するつもりのようだ。
 こちらは早い時刻の気分でも、友人はもう数時間は仕事をしているはず。噂で孫が生まれたとの話を聞いて数カ月が経っての最初の出会い「おめでとう」を言う。
 『おう、ありがとう 抱っこをすすめてくれるがやが こおて(怖くて)のぉ 首がすわってから 抱くけん言うとるがよ』おじいちゃん生まれてすぐの孫の抱っこなんて、そうできる機会は少ないのにもったいない。
 孫たちが生まれた頃、首がすわらない内から私はどの子も抱っこして風呂にも入れた。子供たちにも同様だったが、あの感触と笑顔と満足げな幼児の想いでは忘れるものではない。
 前夜には他の友人から電話で2人めの男子誕生の知らせが入った。彼の場合も同じだが生まれてくるまで、赤ちゃんの話はしなかった。
  次女には私が孫の誕生に無関心だと叱られたが、気にならないどころか楽しみだけど心配もするのが出産まで。母や叔母たちが産婆や看護婦だったので、専門書からの知識は小さい頃から多少もっていた。
 生まれるまでのたいへんさ私たちの子供の時も妻は流産の危機で入院もした。親子揃って元気な出産をむかえて誕生を祝う。
 『長い(あい)だかかっとろが‥』今朝の友人はお子さんが結婚して後、出産するまでの年月だからこその喜びを感じる。
 太り気味のおじいちゃんに一言注意した。「可愛いのはわかるが 孫に じいちゃんの乳飲ましたらいけんぜ アルコールが混じっとるけんな」

城への登り口

2011-08-30 | 追憶
 知人から電話があり、その件で翌朝に知人の勤める会社まで行く。そこからは彼の自動車に同乗する予定だった。ところが彼は遠距離の県庁所在地にも『他の用事ができたので、別々の車で行こや』 !
 でも50㏄スクーターと乗用車では制限速度がかなり違う。2人の目的地はそれほど遠くはないので一緒に出かけ用件を済ませ、ここまで乗せて帰り出かえるのもよし。
 およその場所聞き、手前までならわかる。そこで待っていてもらえば私は後から追いかけるということになった。ところが私が気になるのか、途中で脇に寄せては何回も待ってくれる申しわけなさ。
 おかげで運転に集中でき捕まらず事故もせず目的地まで行け、用事を済ませそこで別れた。スクーターではもちろん1人でその町に来たのは5年以上前のこと。
 せっかくだから再建された天守閣を眺めるだけでなく、近くに行って帰ろうと思う。住宅街を守る土手の以前長女や孫たちと城を見た位置から城山を目指し、裏道を走り城への登り口でバイクを停めた。
 下の大きな建物が城山への視線をふさぐ。少し登れば櫓だけだったずうっと昔に私が結婚しようと決めた場所、そこの天守閣にも長女や孫たちと私たちで見学できた。
 想い出すだけ‥時間も気になり、登り口にある店の自動販売機のお茶を飲み静かな街を後にした。国道を走るのはまだちょっと怖いけど、あまごの里まで行けそうな気もする。

取り置きサービス

2011-08-29 | 追憶
 集英社の戦争Х(と)文学を、これまでに3冊を購入した。今後は毎月5日に1巻の発売予定だが、他の定期講読本とは発売日に間隔があり不便に思う。
 全20巻と別巻1 [単なる「過去」ではない。遠い国の「ニュース」でもない。戦争は「文学」となって、新しい世代の中で生き続ける―――。 集英社創業85周年記念企画] コレクション 戦争Х文学
 定価と置き場も気になるが揃えるつもりではある。若い頃には少なくとも週1は書店巡りをしたが、現在は病院以外に町に出るのはわずかで、自由に行ける環境にはない。アマゾン注文よりはできれは地元の本屋を利用が好み。
 でも外から入っ来た大きなチェーン店ばかり。閉店した昔の本屋さんにあった親しみや気配りなくなり店員にも人間味は消えた。
 仕方なく場所的によく行く店で「前払いで本を予約すれば しばらく置いとてもらえんかな?」と尋ねた。『預かりは5日間だけで 返品します』
 店の棚に並んだ本は数カ月過ぎたのもそのままなのに、売れても持ち帰りが遅れれば返品とは納得できない。この店のために廃業した商店街の本屋を思い出す。
 小さな店だがレジの後ろが予約取り寄せ品置き場、それとは別に売り場の本棚の下にある大きな引き出しに、頼んだ本が入れてあった。店で欲しい本など見つけお金が不足する時、全集とか本の数が多い時など何カ月でも預かってもらい、都合のよい日に買っていた。支払いはいつでも良いからとも聞いていたけど、それはちょっと遠慮した。

どこまでのファン

2011-08-28 | 平和を
 ムスメからブログに、宮島で鳥居を眺める孫の後ろ姿についてコメントが入る。[気づいてくれてありがとう] 大きな頭にかぶった赤い色、カープ帽子の他になにがある。
 広島生まれの広島育ち[2歳の時からカープ帽子] 幼稚園には黄色、運動会では赤と白だが、それ以外は帽子と言えば赤いカープ帽子だけを思い浮かべる。
 その孫が[ヤクルトファン]だったと今回初めて知った。プロ野球でではなくて、好きな飲み物メーカーと混同しているのかもまさかね。
 ヤクルトより[カープの勝敗を気にする]のなら、正直にカープファンでいいだろう。父さんもおじいちゃんたちはもちろんカープファン、ひねくれ者か反抗期を心配するのはまだ大袈裟。
 他県の私は野球のルールもプロ野球の知識もないが、その頃よく入っていたRCC中国放送のラジオを聴いて好きになり最下位時代から広島カープのファン。
 勝っても負けても気持ちいいのがファン。島田紳助(56歳)の芸能界から突然の引退会見、暴力団幹部との長年の関係が原因では番組での言動の根っこを暴露しただけ。
 紳助司会の番組も見ていたが番組の内容は好きでも、司会者の言動にトゲを感じるのが苦手だった。民主党の派閥入り乱れての代表選、ある世論調査では前原ダントツ50%以上の支持、小沢・鳩山グループでの海江田さえ支持率は低く他者も同様とか。
 だからなのか全国議員に党員サポーターまで無視し、今回選挙は国会議員だけの権利。海江田氏は他の候補者との討論の場で、小沢一郎元代表の党員資格停止処分の取り消し発言?。ファンとしてではなく片方にトゲのある上下関係、統率力などとても無理。新代表が誰になろうと、民主党はファンを相当失うのは確実だと思う。

理屈は後から‥‥

2011-08-27 | 平和を
 民主党代表選に関して、党員資格停止処分中の小沢一郎元代表が今も党最大勢力として小沢グループに君臨できる自由を疑問視する。代表選出馬予定候補者も小沢一郎元代表への挨拶は欠かせない。
 小沢さんの民主党の掲げたマニフェストを守る政策とはとの質問に、ある解説者が「政策なんか持って無い。理屈は後から付いて来る‥」との答え。
 自公政権時代もそうだったが民主党政権になっても同様に、多くの政策などを「理屈は後から付いて来る」と押し通して来た。
 新進党に合流する前民社党の委員長の発言にもあって、なるほどと当時妙な納得をした記憶が生きている。口にするだけ偉い?とも言えるか。
 いまの選挙区ではきれい事の政治屋さんたちだが大勢力のグループの親分にべったりだけでは次に落選も有り、また元に戻るのかと有権者もあきらめムードだ。
 8月27日告示で29日には投開票の26日になって、小沢元代表は海江田支持を決めた。[ 「反前原」 を最優先 院政視野に消去法 「第三の候補案 頓挫 ]
 [「可も不可もない」(若手議員)との評がある海江田氏を対抗馬に決めた。前原グループの中堅議員は「海江田氏なら主張もなく操りやすい」と皮肉る。]
 小沢グループ140人+鳩山グループ50人の海江田氏 対 前原グループの40人プラスの争いだろうが、党国会議員だけの投票。世論無視で議論なし、どちらにしても民意を蚊帳の外にした民主的とは言えない選挙結果は明後日。

なあんだ

2011-08-26 | 共に
 母子で宮島に来ていますとのメールを受け取り外で見ると鳥居はわかるが手前の赤いのを判別できず、夜になりやっと孫のカープ帽子かと気づく。
 続いてのメールと写真に[このあと食事に入ろうとして 店の人から水をかけられ 入店拒否され‥] とあり失礼な店と腹立たしく思っていれば[しかだけに しかたない] の落ちと写真でその店の入り口に2頭の鹿を何とか見れた。

やっぱり この場所

2011-08-25 | 日々
 家を承諾なしに移動され、お気に入りの地下室を失った生活が続いていた。庭に浅い穴を掘り寝てみたけど、気分が違う。そのうち周辺の環境変化で夜だけでなく昼も本宅から別宅に移り寝起きするように。
 近所が静かになった日に兄ちゃんに地下室を作ってもらった。すぐ入り仕上げは自分でする。自然と満足げないい顔になる。

暗示をもらう日々

2011-08-24 | 平和を
 私はダメ人間 私はバカ 私は何もできない、何もしない 何も考えず無関心 私はただ生きているだけ 私はだれ ‥ 。 毎日いっしょになれば必ずと言ってよいほど暗示をかけられる。
 まあ私の頭がまともであれば溜まり溜まって大爆発してとうぜんなのだが、すぐに足し算はできなくてその時言われたことだけに腹を立てるだけで終わってしまう。
 反応の鈍さは自覚しているが、悪意の有無はなんとか判断できる。身近に居て怒らせると面白いから、憂さ晴らしにちょうどいい相手とか勝手な理由で標的にされては堪らない。
 駄目な所をわからせるための教育方法との理屈も見方を変えれば一方的な嫌がらせともなる。心配なのは聞かされる方だけでなく言う側も、言いやすい身近への悪口は癖になり友人知人たちとの会話の中でも油断すれば口にしかねない。
 厳しい言葉を使うなら特に普段の自分自身の言動に気をつけるのはもちろん、相手の立場も思い人間関係を無視することは避けたい。
 悪い言葉の1人歩きを国会議員たちの中にさえある現実。無力の菅首相もやっと辞任がはっきりし、次期民主党代表戦(首相候補)というのに候補者大乱立のまとまりなさ。
 国民に自民・公明連立政権が見限られ、あれよりはましとの期待を受けての民主党だったはずが何という体たらく。「次の総選挙での民主党敗北は決定的、多くは自公系に戻るだけよ」 食後の知人が話す。
 国会と民主主義さえ軽んじ3党合意とごまかすのも言葉の悪用。原発事故後の発表も、これまでの実態を知れば信じられない。隠さす伝えるにはほど遠い道のり。暗示にかからないよう注意する。

無視するわけには

2011-08-23 | 共に
 友人が月1のペースで発行している自作のエッセー集、だいたい定期的に本人の配達で読ませてもらってきた。先に読んでいた共通の友人の誘いで私は土中から読みはじめる。
 毎回1枚の挨拶文が入っているのだけれど、今回のはいつもと少し違っていた。近々100号を迎えることもあり読者のみんなに、これまで読んでの感想とか近況などなんでも送ってとのたのみ。
 文字数の希望もあって、友人のエッセー集に載せる作品選びもかねている。作文を書くのは無理だとしても、手紙だけでも出すべきたとはわかっているがどうも苦手だ。
 まだ下書きもはじめてないが、無視もできず早く考えなければと思う。文章でなければ伝えたい気持ちはたくさんある。直接言葉で話たいけど、こんな時に限って出会えないまま焦り時間ばかりが過ぎて行く。

ブッダ

2011-08-22 | 平和を
  映画「手塚治虫のブッダ‐赤い砂漠よ!美しく‐」のCMから原作漫画をまだ読んでないことを想いだす。ちょうどそのころ映画と原作を見た人からここに「やはり原作は最高!」とのコメントをもらった。
 【ブッダ】著作/手塚治虫 発行所/潮出版社の、全12巻の文庫本は本棚にある。読みたくて買ったブッダをそのままにしていたのに理由は無い。
 コメントをきっかけに読めた【ブッダ】には、1993年3月10日第1刷発行とありページの端が黄ばんでいた。[最新刊/文春漫画賞受賞作品] [ごらん世界は美しい… 生きとし生けるものに愛をこめて]
 [紀元前6世紀、今のネパールの小族シャカ族の王族として生まれた釈尊。だが、彼のまわりはカースト制の厳しい身分差別の中で苦しむ人々がいた。
 「身分を決めたのは人間 身分で苦しむのも人間」 人はなぜ生きるのか、人はなぜ苦しむのか…。 生命の神秘な謎を解くため、彼は修行に励んだ。](1部分省略・帯と裏表紙より)
 文庫本なのに大きく見える作品「ブッダ」だった。1冊を1晩ではとても読めなくて20日ほどかかったが、充実感を味わえた。
 幻の名作・単行本初収録!として手塚作品短編集に、【ブッダ外伝――「ルンチャイと野ブタの物語」】が入っているのを積み上げた本の中から今夜見つけた。
 手塚治虫漫画の『ブッダ』ではあっても、その教えに反し仏教を団体組織化した現代の1部分に初心に帰る力を失っているのが悔やまれる。手塚治虫漫画では『アドルフに告ぐ』も未読のまま本棚にあれも読まなければ、‥とにかく戦争はイヤ。