忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

来年こそとはと

2014-12-30 | 日々
 「電話しといてよ」と朝8時ころ頼まれ、電話をかけようとすると「まだ早かろ 寝とるぜ」。9時前にようやく電話することができた。でも、何回かけても呼び出し音。幾つか電話を代えてみても駄目で、外出中だと諦めメールを残した。
 昼前に私を呼ぶ声がするので急いで行ってみると電話の返事はどうだったのかを問いつめられる。つながらないことを伝えるが「もう 知らんけんな!!」 私に怒鳴られても、向こうの都合上で留守なのだからどうしようもない。
 いまほどではないが数十年前から少しずつ厳しくなってきた。私が原因の事もあるが、ほとんどは八つ当たりか怒りぐせとしか思えない。繰り返しも多いが、よく次々に攻撃方法をあみだすものだと感心する。
 この国に例えれば平和憲法を得た国民の立場が米国の圧力があったにせよ、国の屁理屈と利権により実質改憲の始まりとなる自衛隊への基盤をつくった。あの頃から現在の安倍自民・公明政権の「集団的自衛権行使容認での日本軍の戦争を世界でできる自由を持つ権力欲のようなものか。
 強さで攻める側は気分転換になるかもしれないが受ける側としてはストレスがたまる一方で、数倍にな手戻ってくるのは分かっているけどつい我慢できずに反論することもある。
 いまでも自己批判が多い私としては間違ったことをして謝るかもしくは自分自身を反省せずに済ませる人の気持ちが分からない。私は怒るなら自分は偉いと思っている上の人に冷静な筋を通した言葉で声を荒げずと思って生きてきた。
 でも今年は黙っていようと考えていた場所で別の人の会話に割り込んで、つい大きな声で「上の人」に発言してしまった。内容は間違ってはいないが余計なことをしてしまったと反省し一般の人には後で謝った。
 癖って怖いなと思う。周囲や社会に笑いや笑顔が欲しいと思って生活しているが難しいことでもある。今年終盤になって自分に気づいたことは、DVかパワハラじゃない?と人から指摘されることに対しても相手の口が止まれば瞬間に笑顔気分に切り替わっていた。皮肉ではなく空(無)の気持ちに数秒間、長くても1分には満たないがなることができている。これって進歩・・・・さあどうなのか。

独占欲が強すぎる結果

2014-12-30 | 共に
 【 民意反映の選挙制度検討を 】 松山市 性別? (85・無職) 《 こだま 読者の広場 》 地方紙「投稿欄」より

 ◇先の衆院選で自民、公明の与党は325議席を獲得し、追加公認を加えると326議席と、選挙前に引き続き定数の3分の2を超えた。が、この結果は民意から大きくかけ離れていると思う。
 ◇私なりに各党の得票率によって議席数を計算してみると、自民党は200議席前後、公明党は30前後となる。定数の475に対して半分程度にすぎない。こんなに大きく食い違う結果になるのは、比例区が得票率にほぼ見合った当選数となる一方、小選挙区は死に票が多くなるためだ。もともと小選挙区制は政権交代が起こりやすくなることを意図したものだろう。それでも民意との開きがこんなにも大きくなるのは、問題だと思う。
 ◇これでは今まで守られてきた平和への道も危なっかしくなる。以前のような中選挙区に戻すなどして、より民意に近い選挙制度を検討してほしいと強く望む。]

いつまで本土の捨て石に

2014-12-29 | 平和を
 【 地 軸 】 2014/12/26 地方紙1面下段記事より

 [かつての琉球王国、沖縄。訪れるたびに魅力が増す。固有の生物はもちろん、本土と異なる歴史や文化に身を浸す。空気さえ異次元の空間で組成されているかのよう。
 ▲南国の濃厚な気配が香る地方都市で、とある居酒屋に入った。愛媛からの来客にと、常連さんが泡盛を差し入れてくれる。職業柄、沖縄戦や基地問題について聞く。多様な意見に、うなづく。勢いで「琉球独立論」に触れたが、場は動かず。
 ▲多くの県民にとっては、「居酒屋談義」ですらない。しかし「琉球民族独立総合研究学会」を創設した竜谷大の松島泰勝教授は言う。「独立を前提に学術的に国家像を研究している」と。スコットランド独立の是非を問う住民投票も視察した。
 ▲独立論は、明治政府の「琉球処分」以来古い歴史を持つ。1972年の本土復帰前にも「日本は祖国ではない」と訴える運動があったが、波及は限定された。いまも、傍流思想としての批判は根強い。
 ▲反面、基地問題をめぐる政府への視線は厳しい。先の衆院選では4小選挙区全てで、米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対した候補が当選した。沖縄の民意。なのに国は、復興予算減額をちらつかせ圧力を強める。これが、日本の民主主義。
 ▲かつて県幹部は「国ができないのなら沖縄が安全保障のあり方を米側に提案する」と吐露した。沖縄は、いつまで本土の捨て石であり続けるのか、と。このままだと、独立論が現実味を帯びる。]

同乗して

2014-12-29 | 共に
 久しぶりに後部座席に座り市内の入り組んだ海岸沿いを島々を眺めながらも含めたドライブに加わる。会社勤めの頃には4トン車でよく走った海岸線であり、山側には曲がりくねり分岐を繰り返す農道へと登っても行く。
 最初は海岸線だけだが、たいへんな場所に道路を通したものだと感心する。先日も私より少し年上の同じの他の村から来た女性から聞いたが「私らも町へ行く時は道路がないから、いつも船だったんよ」。彼女の夫からは「学校へ通うのにも、儂らん時代は毎日朝早くわらじ履きで家出て、歩いて山を越え行ったぞ」と言っていた。片道だけでも1時間以上はかかっただろう。
 どちらも以前の村は急傾斜地もある山は畑に有効利用。海岸に面した限られた土地に住所や倉庫などが建て込んでいたはずで、昔ながらの居住区域は今も路地が家々をつなげ、以前の川の上を覆って道路にもなっている。工事用車両が通る道路は限られ、普通車は通れる所や軽四輪車用も入れない道もある。
 仕事でもあちこち行っているので昔と比べるとかなり変化した部分も多いが、やはり懐かしく感じる場所だ。いつも海岸線を走ると思うのだが、島々が点在し、各種養殖いけすの浮かぶ海。好きな景色ではあるが、大震災で大津波でも襲えば被害は甚大だがと原発事故の危険地域でもありよけい心配気分がつのる。

日本は圧倒的な後進国

2014-12-28 | 平和を
 《 ■ 国家と秘密 隠される公文書 》 久保 亨、 瀬畑 源 著  評・青木 理 = ジャーナリスト 【 日本の情報公開 圧倒的遅れ 】 2014/12/21 地方紙「読書欄」より
 [ついに施行された特定秘密保護法は大変な危険をはらむ法であり、評者は反対を訴えてきたが、もっと根源的な視座からの考察も必要だと感じてきた。本書は、それを見事に具現化してくれた。
 著者は国家の秘密指定制度を「必要悪」と指摘する。ただ、秘密の際限なき拡大は、民主主義と国民主権を危うくするから、各国は情報公開とのバランスをどうする確信してきた。本書はその歴史と現状を紹介しつつ、日本と比較する。
 結論を記せば、日本はこの点で圧倒的な〝後進国〟である。例えば公文書館の状況について著者は「頭がくらくらするほどの立ち遅れ」と嘆く。評者も同感だ。
 中央省庁にせよ、自治体にせよ、あらゆる役所が持つ情報は国民のものであり、外交や防衛分野などで秘密が必要だとしても、それは後に公開され、歴史の検証を受けなければならない。
 だからこそ政治家や官僚に責任感と緊張感が生まれる。後世の人々が歴史を描き、教訓を得るためにも必須のものとなる。このため各国は公文書の作成、管理、公開についてさまざまな法令を整備し、施設や人員を充実させてきた。
 本書によれば、英独仏では国立の公文書館が100~200年も前に設置され、職員数は500人超。米国は1934年に設置され、職員数は実に2720人。各国に専門家の養成組織がある。
 一方の日本の公文書館は韓国よりも遅い71年に設置され、正職員はわずか47人。歴史をひもとけば、戦前戦中の公文書は敗戦時に大量に焼却され、日米間の密約は幾つも米側公文書で発覚し、福島の原発事故では政府の対策本部で議事録すら作成されない例が問題化した。
 情報を公開する法の整備がかくも貧困なのに、情報を隠す悪法が先行する日本。これでは恥ずかしくて民主主義国家を名乗れない。特定秘密保護法に異議を唱えると同時に、情報を「出させる法」の整備も重要だと本書は教えてくれている。]
 

からすこっぺ

2014-12-27 | 日々
 わが家の裏の一段上がった所に古い柿の木がある。剪定など行き届いていないせいもあり、毎年わずかしか実らない。わざわざ採りに行き食べることもなく、ヒヨドリ、メジロ、カラスのごちそうでいと思っている。
 今年は少しだけ私も柿を食べた。柿の木にぶら下がっているのはこの地域ではから「すこっぺ」と言っているが、正式名は「からすうり」。まだ柿が残っているのかと見間違うほど、すべてがからすこっぺヘチマ状態に筋だけのすかすか状態。
 真っ赤に熟れると生け花などにも使われるからすうりだが、今年は気候が災いしたのか、緑色から黄土色までで赤くならずに年を越す。

ずっとこの幸せが

2014-12-26 | 平和を
 【 本通し親子で戦争考えたい 】 八幡浜市 女性 (39 ・ 看護師) 《 こだま 読者の広場 》 地方紙「投稿欄」より

 ◇小学生の息子が最近、図書室で漫画「はだしのゲン」を借りてくる。中学校のときに読んだ私は、親になった立場で一緒に読み返している。
 ◇息子が「今、戦争がなくてよかった」「どうして戦争が起こるの」と聞いてくる。世界には今も戦争があることを伝えると、「どうして? やめたらいいのに」と返してくる。本当にそうだと思う。過去にあったつらいことを教訓にして、戦争がなくなる方法を考えていけばいいのにと思う。戦争を知らない世代が親になり、戦争について子供にじかに伝えることはできないけれど、一緒に本を読み、学び話し合うことはできる。一緒に読みながら、自由に学べる環境にあることに感謝する。
 ◇自由に自分の思いを言え、伝えられることができるのは本当に幸せなことだと思う。来年もこれからもずっとこの幸せが続くことを願いながら、戦争が二度とない世の中になるよう願っている。]

女性の力があってこそ

2014-12-25 | 共に
 【 県内衆院議員 女性ゼロ残念 】 《 こだま 読者の広場 》 八幡浜市 女性 (58 ・ 介護福祉士) 地方紙「投稿欄」より

 ◇第47回衆院選が終わった。自公が圧勝して安倍政権継続となり、自民党は単独で国会運営を主導できる絶対安定多数を得た。安倍晋三首相にとってはひとまず安心というところだろう。
 ◇ただ県内の当選者をみると、小選挙区、比例区ともに見事なまでに男性議員が並んでいる。女性議員が1人もいない現実を目にすると、いささか残念だ。安倍政権が掲げる「すべての女性が輝く社会」は地方では程遠い感じがする。いまだに政治だけでなく社会は男性が主導権を持って動かしていくのだなという気もする。そうだとしても、男性が仕事ができるのは背後で支える女性の力があってこそ。やはり女性の力は計り知れないものがある。
 ◇例え男性議員ばかりでも、女性の声に耳を傾け、その声がきちんと届く政治をしてほしい。男性女性の両輪があってこそ社会は前に進めるのだから。これからの政治と、これから出現するであろう女性議員の登場に大いに期待する。]

多様な意見があって当然

2014-12-24 | 共に
 【 投票率50%割れなら無効に 】 松山市 男性 (60 ・ 無職) 《 こだま 読者の広場 》 地方紙「投稿欄」より

 ◇総選挙では与党が300以上の議席を得た。しかし、投票率が52・66%しかないのは問題だ。特に愛媛では2回連続10㌽ダウンの全国41位だった。
 ◇普通の団体の代表を決める場合、出席者が少ないと会議そのものが成立しない。国政選挙でも投票率が50%を切るようなら無効にすべきだ。入れたい候補がいない有権者は投票用紙に×をつけ、×票の2倍以上でないと当選しないようにしてはどうか。「1票の格差」以上に小選挙区の弊害が大きいと思う。選挙ごとに区域が変更されたり、所属政党が違ったり、候補者が「選挙区はA党に、比例はB党に」と投票を依頼したりするのにはあきれ返る。
 ◇総選挙は「政権選択」と言われるが、私は多様な意見を持つ国民の代表を選ぶものだと思う。世論調査が絶対ではないが、安保政策でも消費税でも原発でも、国会議員の意見と大きく隔たっているのはおかしい。多様な意見を持つ議員が国会で議論を深めるためにも、選挙のあり方を考えるべきだ。]