忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

捨て場所

2005-01-31 | 日々
 「帰るのが遅い」と叱られた。夕食は先に済ませてよいからと伝えてあるのだが、そんなもんではないと言われる。遅くなるのが何日も続いた。
 遅刻の原因は、現場から遅く帰って来た人との立ち話であることも多い。話すために立ち寄る人もいる。溜まった気持ちやグチもあり、二人だけだと長くなる。
 今でも好い加減に聞いてはいないのだが、過去には全てを真剣に受け止めすぎて、こちらが参ってしまうこともあった。
 ただ話したいだけ、深刻な話、ナイショ話、報告?、軽いの重いのいろいろだ。無駄な時間とは思わない。話ができるのはありがたいことだ。
 聞き上手になろうとするがなれない。同じくらいに喋っている。双方充分話したら、明朝の笑顔を期待して「お疲れさま」と帰るのだ。

行ってはダメ

2005-01-30 | 日々
 行ってはならない店がある。たくさん本のある本屋さんだ。だからいつも行くのは、欲しい本の少ない店と決めている。無ければ諦めもするし、どうしても手に入れたければ店やネットで注文すればよい。時間が稼げて、満足も持続できるのだ。
 なのに今日も、連れもいたけど大きな本屋に入ってしまった。入れば購入自粛の固い意思も、数分間で機能を停止する。レジの前に二度も立ち、後ろめたさも袋に入れて店を出た。

 読めるはずも無いのに、そばに置きたい本が多すぎる。横積みになった本の高さが増して行く。本の広告や書評欄を見ないこと、本屋をのぞかないこと、分かっていても引力に負ける。

カゼノトオリミチ

2005-01-29 | 日々
 昨夜書いたジブリの話しにコメントが入り、NHKみんなの歌を紹介してもらった。朝知ったので出掛けにメモを残し、録画を頼んでおいた。
 夕食後、さっそく見る。サッカーの試合を途中で切り替え『カゼノトオリミチ』を繰り返して聞いた。画面からやさしい風を感じた。余韻を長く残したくてテレビの部屋を離れた。

 今日あの風車の場面と同じ風景のそばを走った。海や島々も見える。この土地の人が言ったという言葉を思い出した。
 季節は真夏の暑い日だったが、時折吹く心地よい風に『ほんに母親のような風ですらい』と口にしたという。やさしさと暖かさ、時にささやきまで聞こえるように風が通りすぎる。
 夜になって強風が吹き、みぞれが降る中濡れて帰宅した。寒波襲来の予想も出ている。心地よい風に出会える春が待ちどうしい。

ジブリを

2005-01-28 | 日々
 ハウルの動く城を見たと、メールが入った。やはり映画館で見てみたい。でも願望で終る事は分かっている。いつかテレビかDVDで出会えるまでのお預けだ。
 今までのジブリ映画では、風の谷のナウシカが特に好きである。テレビでだが何度も見たし、本も数種持っておりDVDもある。
 天空の城ラピュタも似てはいるが、ナウシカの雰囲気がいい。魔女の宅急便・おもいでぽろぽろと合わせフィルムコミック?で持っている。
 あと何回でも見たいと思う飽きないのが、となりのトトロ。DVDと本で持っていたいのだが、未だ後回しのままだ。
 他の作品も貸してもらったりして見ているが、大スクリーンとでは別物だろう。映画館が憧れの存在となっている。

少し笑いを

2005-01-27 | 日々
 集会所での常会に行った。畳敷きの部屋に入って先に来ている人たちの間に座る時、軽い冗談を口にする。周囲が笑顔。
 同じの人でも、会ったり話す機会の少ない人がいる。そんな人と隣りになったら、会話くらいしたいと思う。笑顔があれば話に続く。
 

メンテナンスの

2005-01-27 | 日々
 ブログのメンテナンスを気付かず、書き込みはお休みとなった。書こうと開いたのに書けないのが、妙に気持ちが落ち着かない。
 書かなくて済むと、ホットするのでもないのだ。物書きが仕事でもないのに可笑しな気分だ。ここに書いている時間は、書くことだけに集中できる。今では、毎日の有意義な習慣となっていることを知った。

 次の朝、覗いて見ると更新もしていないのに訪問者があった。ありがたさと申し訳なさの気持ち、続けたいなと励みになった。お気に入りのブログも見るが、同じくその日は休みだった。
 

おくる

2005-01-25 | 日々
 地域の高齢の方が亡くなり葬儀があったが、都合で代って参列してもらった。でもこんな時いつもなら思う、行けていたら・・・との心苦しさは無い。
 長い闘病の末だったのだが、姿を見かけなくなって何年経ったのかも覚えていない。杖をついて道路を少し足を引き摺り気味に歩いていたころ、出会えるとうれしかった。出会いにその人の目も大きく明るくなった。会話も一言二言交わすだけの、すれ違いがほとんどだったが後味がよかった。
 
 その日何度もその人が話題になった。何人かは、本人を知らない人までその人の話。普通の家の普通のおじいさんで、特別の人ではないがみんなで思い出せた。
 想うことが一番の供養と考えている私にとって、こんな送りかたもいいなと感じ心に残りそうな羨ましい別れの日となった。

ごますり

2005-01-24 | 共に
 朝、下請けの若者が部屋に入って来て、ものすごく丁寧な挨拶と話し方をしているのを聞き、こんな会話ができるのかと感心した。
 ところがその後、外で仲間たちといたので声をかけるが、全員完全に無視。私の年輩の同僚も話しかけたがやはり無視されていた。
 先ほどの話し方や態度は、演技だったのか?思いたくはないが本音を見たようで、淋しかった。普段を知っているので、その成長をと嬉しかったのだが考えは甘すぎたようだ。
 仕事を聞くにしても丁寧過ぎてはいたが、それを若いからだと思いたかった。臨機応変に相手との関係によって使い分けている。媚びが相手をバカにしていることを本人は判って使う。媚びやへつらいというか、ごまを擦ることが平気になって欲しくない。
 

アオバ

2005-01-23 | 日々
 宮尾 岳の『並木橋通りアオバ自転車店』・YKコミックスを読み始める。数年ぶりの再会である。当時十日町にいた子供たちのアパートの部屋で、一人読み耽った思いでの本だ。
 読み切れていなかった心残りの本も、一緒に我が家に帰っていたのだ。十二巻と楽しみも増えて貸してもらった。
 少し黄ばみはじめたページを捲る。イメージは記憶しているのに、ストーリーを覚えていない。また初めて見る、得した気分で読んでいる。
 
 自転車でここまで描けるかとも感心する。私にとってアオバ自転車店の舞台は、子供たちのいる広島の街だ。またあの街を歩きたくなった。自転車で走ってみたい。

三人寄れば

2005-01-22 | 日々
 パソコンを使いこなせる人はいない。各自必要に迫られた部分だけなんとか自己流?で覚えて使っている。理解も知識もない中では、壁にぶつかる事ばかりだ。
 歳をとってから始めた人達だから、説明書など読む気にもならない中で使っている。もっとも見ても判らないし、すぐ忘れてしまうから読まないとの理由はある。
 自分の仕事上でもパソコンを無視できないとこまで来てしまって、分割払いやパチンコの儲けなどで思い切って買ったのではあるが、かなりの怪物であることを思い知らされている。
 三人寄れば文殊の知恵とは言うができない事を聞きながら解決しようとしても、判らない者が何人集まっても判らない。でも勤務時間外に何人もで頭を捻る。
 初歩での躓きも多く恥ずかしいが、電話で問い合わせそれでもだめなら判る人に来てもらう。人の仕事のことに何人もが頭を抱え時間を潰している。こんな関係もいいなと思った。