忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

よく知り正しく判断し行動する人に

2015-03-31 | 平和を
 《 松山市立西中学校 持続可能な社会へ 》 【 経済格差と飢餓なくすのが大切 】 松山市・男子 ふと (15)
 
 [21世紀はどんな世の中になっていくのでしょうか。私は義務教育最後の社会科で公民を学び、その中で日本の政治、世界の動き、そして過去の人々が私たちに託した思いを知りました。
 過去に世界では2度、大きな戦争がありました。日本は戦後、焼け野原の中で二度と戦争をしないことを誓いました。現在、日本は経済的に豊かで、積極的に世界平和に貢献しています。しかし今、戦争の引き金を引くことになりかねない集団的自衛権について議論されています。
 これからの国際社会はどうあるべきなのでしょうか。やはり「戦争のない世界」をつくっていくべきです。そのために国と国の間の経済格差をなくし、地球上のすべての人々が飢餓に苦しむことなく、生きていけるようにすることが大切です。私は世界や日本の現状をよく知り、正しく判断し、行動できる人でありたいと思います。]

                                     《 ヤング落書き帳 》 地方紙「投稿欄」より

道徳教科よりも人権教育が大切

2015-03-31 | 共に
 【 心に響いた落合恵子氏講演 】 西条市 女性 (52・公務員)

 ◇先日、今治市であった作家の落合恵子氏の講演を聞いた。テーマは「いのちの感受性 人の痛みを思い、差別のない社会を…」だった。私は高校生の時から彼女の小説や翻訳本を生きていくよりどころとしてきた。
 ◇彼女が紡ぐ言葉の一つ一つから、彼女の生き方、息遣いが私の胸の内へ降りてきた。「私の横を歩いてください。友達として…」。誰に対してもそう接することができるなら、住む場所や性別、病気、身体的不自由さ、思考の相違に関係なく、川崎市の中学生殺害のような社会的ネグレクトが要因と思われる痛ましい事件は限りなくゼロになるのではないだろうか。
 ◇彼女はこうも言った。「子どもにとって人権教育が大切なのは、子どもの時に身に付いた人権に対する考え方が、成人したときにそのまま引き継がれていくから」だと。私たち大人は責任を持って子どもに接しなければならないと、あらためて痛感した。]

平和の党も看板下ろしの道を

2015-03-30 | 共に
 《 安保法制与党合意 》 【 武力行使への道容認できない 】 2015/3/25 地方紙「社説」より
 [戦後70年。日本が守ってきた平和主義を覆すさらなる一歩が踏み出された。
 自民、公明両党は、世界各地の紛争などにおいて、自衛隊任務を大幅に拡大させる新たな安全保障法制の骨格で合意した。
 日本が攻撃されていなくても「わが国の平和と安全に重要な影響を与える事態」と政府が判断すれば、随時どこへでも自衛隊を派遣し、他国軍を支援できるようになる。法の解釈と時の政権の判断次第で、なし崩し的に武力行使に道を開く危険が大きく、断じて容認できない。
 政府は昨年7月、憲法解釈を変更し、集団的自衛権の行使容認へと踏み出した。国民に諮ることもなく、十分な説明もなく、与党協議による拙速な議論によって閣議決定を強行した。そのこと自体、到底納得できるものではなく、あらためて撤回を求めたい。
 さらに今回、閣議決定を具体化させる法制に骨格も与党だけのわずか1カ月余の協議で決めた。4月の統一地方選や日米防衛協力指針(ガイドライン)改定を視野に急いだことは明らかだ。
 国の先行きを左右する重要事項を日程優先で決定した。「なぜいま」 「必要があるのか」との本質論議を欠いたまま、国民を置き去りに押し通すことは、民主主義国家のすることではなかろう。
 合意文書は複雑な内容を曖昧な表現でくるんだ。自衛隊派遣の具体的状況も支援対象国も示しておらず、前提となる国会承認についても「事前承認を基本とする」として例外の余地を残す。「国連決議または関連決議があること」を条件とするが、どのような決議内容か判然としない。武力行使への抜け道だらけだ。
 国民の命を危険にさらし戦闘に加担することは決して許されない。にもかかわらず、武力行使の歯止め策すら先送りして突っ走る政府与党の姿勢を強く憂慮する。
 自民は「国民の命と平和な暮らしを守るため」の一点張りで自衛隊海外派遣への制約はずしに走った。公明もメンツを保つための文書の文言修正にこだわりブレーキ役を果たせなかった。与党の立場に固執し党利を優先するなら「平和の党」の看板は下ろさねばなるまい。
 安倍晋三首相は防衛大学校の卒業式訓示で、戦争の巻き込まれかねないとの声は「不安をあおろうとする無責任な言説。そうした批判が荒唐無稽なことは、この70年の歴史が証明している」と訴えた。
 憲法9条の平和主義にもとづき、非武装で国際的信頼の獲得に努めたからこそ戦闘に巻き込まれなかったことを忘れてはならない。対話や外交力をおろそかに軍事力で平和を守ることはできない。そのことこそ歴史が証明している。]

ためしたくなり

2015-03-30 | 追憶
 部屋に入り目についたので、かたづけておこうとプラの買い物袋を手にして空のはずなのに重さを感じる不思議さに確認してみる。何度も手を入れ中の品は取出してしまったつもり、だが、小さい同じ色の袋がもう1つあり、柔らかな触感。
 開けるとロッテのモナカ・アイスが。家族と別行動で買うのは年に1度有る無いか。まだ寒いから買おうかどうしようか迷ったのを思い出す。冷た過ぎるから家に持って帰え食べようと決めたまま忘れていた。
 モナカのふたで中のアイスが見えないのが救い。冷凍庫に入れようかとも思ったが、見つかり叱られるのも嫌。食糧難の時代で腹一杯になればいい「もったいない」を祖父母の口癖の家で育った。
 多くの家が同様で冷蔵庫もなく、消費期限などは自分の判断、品にもよるが多少のカビや酸っぱさも、焼くか煮るかでなんとかなった。落とせば、ご飯粒1つでもひろってゴミを除き食べて当然。ハエがとまっても、追い払って食べる。
 私は山羊の乳搾りをしていてバケツに足を入れられた汚れた乳を、祖母が布で漉し沸かした変な味の乳も何回も飲んだ。水溜まりや山水の濁りもきれいに見える所を手にすくって飲む。
 もちろん腹痛にもなることもあったが生きるため自然の学習体験。今回のモナカアイスもお腹の中に証拠隠滅とすることにした。噛むときのモナカへの食感がまず違うのと、桜の季節になればアイスは冷たいほうが良いと実感した。
 要冷凍-18℃以下で保存とあったのに、常温でしかも夜の数時間は暖房も入れる室内にどれだけの日数置いていたかも分からない。腹痛を気にしながら食べたのだけど、その後まったく以上無し。敗戦直後からの多少のばい菌には負けない体質はいまだ健在。だが、皆さん絶対に真似をしないこと。

英知を結集して挑めばきっと

2015-03-29 | 共に
 【 地 軸 】 2015/3/24 地方紙1面下段記事より

 [海の平均水深は富士山並みの3800㍍ほど。最も深いマリアナ海溝は1万㍍を超えエベレストも遠く及ばない。20年前の今日、日本の無人探査機「かいこう」が最深部に到達した。
 ▲実はかいこうに35年も先んじた潜水艇がある。しかも有人だ。乗組員の一人はスイスの学者で探検家の故ジャック・ピカールさん。設計した父親も気球で初めて成層圏に達した記録を持つというから、探究心は親譲りか。
 ▲ピカール家の冒険は終わらない。ジャックさんの息子ベルトランさんが、太陽光エネルギーだけで飛ぶ飛行機で人類初の世界一周に挑んでいる。目指すは再生エネの可能性追求。未曾有の原発事故を経験した日本も無関心ではいられないはず。
 ▲やはり、と言うべきか。東京電力福島第1原発1号機の原子炉内に核燃料はなく、ほぼ全て格納容器に溶け落ちていた。さまざまなデータから予想されていたとはいえ、あらためて突きつけられた事実が空恐ろしい。
 ▲宇宙船から生じる素粒子が物質を透過する際、ウランなどに当たると方向が変わる性質を用い、圧力容器を「透視」した。ただしどこに、どんな形で、どれだけあるかは分からぬまま。状態把握は、溶融燃料取り出しという未知の作業への一歩なのに。
 ▲「挑戦を通じて不可能を可能にしたい」 ―ベルトランさんは言う。冒険も化学の探究も、英知を結集して挑めば未知の領域が見えてこよう。原発事故の深淵も、きっと。]

場所取り完了

2015-03-29 | 日々
 [ 今年も 暖かさを求めて 窓にへばりついています。こたつを切られて 暖かい場所を探し たどり着いたのが ここでした。昔ながらの ガラスは 陽射しの暖かさが 伝わりやすいですから。 ]

廃炉技術の輸出の道を

2015-03-28 | 共に
 【 ドイツ見習い 脱原発決意を 】 松山市 男性 (63 ・ 無職)
 ◇東日本大震災から4年が過ぎた。投稿電力福島第1原発の構内には数十万㌧という高濃度汚染水がたまっている。とてつもない数の汚染水タンクを見ると、ぞっとして暗い気持ちになるのは私だけではないだろう。
 ◇政治家は原発の仕組みをもっと勉強してほしい。作られたエネルギーの3分の1程度しか電力にできず、残りは温排水の形で海に流す。海の生態系を壊し、数万年も厳重な管理が必要な猛毒の廃棄物を生み続ける。学者も技術的に無理なものは無理と言ってほしい。年間200億円もの維持費がかかる高速増殖炉「もんじゅ」は失敗に失敗を重ねており、海外では撤退する国が相次いでいるのだ。
 ◇国や原発企業はドイツを見習って、来日したメルケル首相が表明されたように「脱原発」を決意してほしい。廃炉の技術をいち早く研究して世界に技術輸出すれば、大きな利益を上げることが可能だと思う。]

                                    《 こだま 読者の広場 》 地方紙「投稿欄」より

今後その自由があれば良いが

2015-03-28 | 共に
 《 松山市立西中学校 「持続可能な社会へ」 》 【 公民学び考えた戦争のない世界 】 ばみち (15) 

 [私は、公民を学ぶ前には社会で生きて行くために必要な知識をあまり知りませんでした。公民を学び終えた今、日本に住む一人としていろいろな考えを述べることができるようになりました。
 私が思い描く持続可能な社会とは「戦争のない世界」です。敗戦後、日本は二度と戦争をしないと誓い、平和を守り続けてきました。しかし今、集団的自衛権について議論されています。このことについて家族と話していると、母の勤務先で高齢者が「戦争を知らないから戦争ができる。戦争を知っていたらそんなことできるはずがない」と言っていたという話をしてくれました。
 本当に戦争の恐ろしさを知っているから、この言葉が言えるのです。高齢者の意見は重要だと思いました。私は、日本は世界で唯一の被爆国だからこそ、自国の平和を守り、世界へ平和を訴える国にしたいです。21世紀を平和な世紀にしたいです。]

                                 地方紙「投稿欄」 『 ヤング落書き帳 』 より 

電池切れ前まで

2015-03-27 | 日々
 家族で夜業をしていると孫娘からばあちゃんの携帯に電話が掛かって来た。「今、倉庫で仕事している」と言ったから、連日深夜近くまでの選別作業中なので断るだろうと思ったが、積極的に長電話をしそうな雰囲気。
 だが、話始めて間もなく、携帯が私に手渡される。あれ!どうやら早く終わらせるのかも。おばあちゃんが一緒にいる時は横槍が入るから、おじいちゃんと真面目な会話のできないのは孫娘も分かっている。
 お互いに冗談ばかりで、ばあちゃんに電話を返す。大きな声はばあちゃんの地声?、いつもの繰り返しのような内容によく飽きないものだと感心する孫娘に取っては声を聞けるだけでもうれしいのかも。
 あまりの長さと大きい声が次第に雑音にも思えてくる。しばらく休憩しようと場を離れる。戻ると1時間以は経ってないだろうが、まだ会話は盛り上がっていた。
 待っていたけどしびれを切らし、もう止めたらと合図すれば「おじいちゃんに代わってと」また私の手に。今度は冗談ではなくおばあちゃんから叱られるのではないかと心配しながら、孫娘の年代の男女に関する社会問題の情報について話し始める。
 孫娘はそのことをよく知り関心を持っていて話が双方理解できるが、ばあちゃんには分かりかねるようで救われた。
 「電池が切れるかも・・・」と言って携帯を渡されたので会話は短かったけど、いつもだと話せない深いことを話し合え有意義なひとときを持てた。手渡した電話でまたふたりの会話が続きそうなのには呆れる。

 

平和が乱されると戦費が多大に

2015-03-27 | 共に
 【 平和へ 国連中心主義掲げて 】 西条市 男性 (58 ・ 家庭教師)

 ◇ヤング落書帳で松山市立西中の生徒による「持続可能な社会へ」が連載されている。社会科「公民」の学習を終えての意見発表だが、やはり国の借金や平和の問題につての意見が多い。感心しながら読ませてもらっている。
 ◇私は現在の政治を懸念している。評論家立花隆氏は著書で、日中戦争から太平洋戦争までの軍事支出を分析しており、どの年もほぼ国家予算の70%を超えている。平和が乱されるとどうしても戦費の出費が多大なものになる。氏はそのために憲法を守ることを提言されているが、私も同感で、さらに国連中心主義を掲げてほしいと思っている。
 ◇先日安倍晋三首相は国連の安全保障理事会常任理事国入りに意欲を示したが、10年前にも当時の小泉純一郎首相が意欲を示していた。私はそれより平和のために国連東アジア本部の設置を目指してほしい。それが新の国連中心主義だし、周辺国にも安心感を与えるなどメリットは大きいと思う。]

                                  《 こだま 読者の広場 》 地方紙「投稿欄」より