忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

しゃべっているけど

2013-06-30 | 追憶
 気がつけば、私はどこに行っても方言で話している。いや正確に言うと聞き手が、これはどこかの方言だろうと思う話し方。なぜかと言えば、私自身、日常しゃべっている言葉をこの地域の方言かと問われれば返事に困る。
 両親は仕事や他の地方で暮らしていた関係などで地元方言とは少し違った話し方をしていて、その影響を私も子供の頃から受け中途半端の方言だった。
 だからといってそれでいじめられはせず。友だちや仲間たちとの会話も何にも不自由を感じずに来た。しかし勤めはじめて、そこがよい意味で方言の吹き溜まりの職場で自分の言葉に違和感を感じた。
 僕に私が、わし、おら、の世界に面食らう。でも自分のことを「わし(儂・俺)」と言うのに3年はかかった。べつに誰に嫌みを言われたわけでもないが、職場に溶け込むために考えた。
 職場も地元多数が次第に他の地域からの社員が増え続け、方言も雑多になった。それらも取り込みさらに他県のラジオ放送で聴く方言が加わり、これも他県で子供の結婚で息子とその親族に孫ができ新たな方言が身近になって身に付いた。
 今日地元の人たちと会話していて私の方言とは違うとわかった。でも私は職場を離れてからはこの私の方言で気軽に多数の人たち話せるようになれたのだから、意識して変えるつもりはない。

ちかしつに

2013-06-29 | 日々
 横の露天風呂風居場所に、自宅を数10cm移動してもらって待望の半地下室ができた。電池式の蚊取りは前方に置かれている。地下室は犬が気分まかせに掘り下げ中。周囲が見渡せ最高だけど、以前のように雨降りで池にはならなくても、土はべとべと入れないのは同じ。

こだまを

2013-06-28 | 平和を
 新聞の読者投稿欄にうれしい声を聞いた。男性の体験は、高校生の時、夏休みに憲法の全文を書き写すという宿題が出たこと。日本人だったら当然といってもいいが、教師の粋な配慮にお見事と拍手をしたくなる。
 [そのとき私は憲法の一条一条を丁寧に写しながら、基本的人権の尊重や言論、思想信条の自由などの条項を一つ一つ暗記した覚えがある。
 ◇あれから30年、再び私は憲法の全文をワープロで打ってみた。すると全く新しい発見に驚くとともに、このような先進的で理想的な憲法が、いまから67年も前に交付されたことに感動した。
 世界史的にみても素晴らしい憲法だ。今、改憲論議が盛んだが、あらためて冷静に憲法を読み直すことが大切である。私はいかなる理由であれ、この憲法を改正することは間違っていると考える。]
 この人がまたコンビニにも並べられるほどのベストセラーだという1982年春に初版発行の小学館「日本国憲法」は、私も持っているがプレゼントや待合室などに置くとか次々に買った。

 日本国憲法を書き写すとの発想はなかったが、代わりに憲法の本に出会うと買ってよく読んでいる。中学、高校時代に感じた私の非戦と平和にとって日本国憲法は支え。本棚にも数十冊はある。
 [憲法改正の是非にかかわらず、多くの国民が憲法を読み親しむことは大いに有意義で重要だろう。] 憲法改正を躍起になって叫び続けている非国民的勢力でどれだけ人々が、現日本国憲法を知っているのかと疑問視する。
 

パスワードで

2013-06-27 | 日々
 パソコンからメールを送るとかメールなど受信確認する場合、IDとパスワードが必要な設定にしている。普段あまり使用しない頭を、夜のひと時だけでも働かせるためでもある。
 IDとパスワードは幾つか使い分けているが、ほとんど毎日だから覚えるのは簡単なようで時に間違えてしまう。IDはめったにないが、パスワードはかなり多い。
 「重要 セキュリティー強化のためパスワード再設定を」などの文を読むと、やはり気になり新しくもする。なけなしの頭を使って組み合わせを考える。
 覚え易い数字とアルファベットのはずが変更したり、あまり使わないパスワードになると考え込んでしまったりする。大文字と小文字を間違えるとか、数字の並び方を忘れていたり、何をヒントにしていたかで迷いで慌ててしまう。
 日常の物忘れは反応も鈍く数日後に気づくこともあるが、パスワードの間違いはその場ですぐ分かる。そこで私は自分の物忘れ指数の判断目安に活用することにしている。こんなの人にすすめても何の役にもたたないが、私には気づくことも大事なこと。

まんしんせず

2013-06-26 | 平和を
 ▼①「慢心せず気を引き締めてやろう」 [『慢心』とは、自慢していい気になること。おごり高ぶること。]都議選で全勝した自民、公明両党は、参院選への協力の徹底を申し合わせ、参院で野党が多数を占める「ねじれ」国会解消に全力を挙げる。
 ▼②「いささかでも気の緩みやおごりがあっあってはならない」[『おごり』(多数議席や政権党の権限に)頼ってわがままな振る舞いをする。]
 ①は安倍首相が国会内で開いた自民党役員会で指示した発言。②は石破茂幹事長が自民党の参院選の公認候補全員に、都議選圧勝で気を緩めないよう戒める内容の電子メールを送ったもの。
 メールにはその後「安定した政権をつくるために尽力をお願いする」と呼び掛けている。やはり国民に向けた発言ではなく、自民党内だけの狭い党利党略の発想に過ぎない。

 この国を支える政党として政権をを担うつもりなら、憲法を擁護し国民全般に対する政治を行う為にこそ、「慢心せず気を引き締める」ことが必要となる。
 「いささかでも気の揺るぎやおごりがあってはならない」それは国民の側から特に自民・公明両党の政権与党に言いたい言葉。
 消費税増税他各種負担増にTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)や原発再稼働、海外派兵のために憲法改悪、国民の権利を締め付け自由を奪う規則を増やすなど、その方向性はどう見ても慢心やおごりの塊としか思えない。

すうじつかんで

2013-06-25 | 日々
 1週間とは経っていないはず、犬を連れ散歩に出かける。私が草刈りをした間の里道は通れたが、その先にある竹林の中に入って驚く。
 道には竹の子が何本も生えていた。見上げるほどに成長したのも多い。こんな日に限ってカマとか鋸を持っていない。明日の散歩にここを通ればいいのだけれど、来ても切る道具をまた忘れることもある。
 固くなる前に折るとポキッと鋸で切ったように外れるが、無理なのは倒して寝かし後で鋸で切るつもり。高く伸びすぎた竹の子は背丈の部分を握り要領よく揺すると上の柔らかい部分でポキンと折れる。
 これが危ない。1m弱に分かれて竹が幾つも落して来る。犬は離しているが落とし役の私は逃げ場が少なく、何回もヒヤリとした。
 竹林を抜けると里道は雑草におおわれ草の背丈で道を判断して歩く。いつも散歩の時は釜を持っていて少しずつでも草を刈り、マムシ注意を心がけていた。
 さて散歩を引き返すかと考えながら草むらに目をやるとあちこちに新しく地面を掘った跡を見つける。イノシシが竹の子を食べたのか。
 マムシも食べるイノシシ、だったら前進しても大丈夫。犬もまだ散歩の距離がもの足りなさそう。草藪を進むが雨もポツポツ、「お帰りするか」 犬は嫌そうだったが家に帰って良かった。雨は本降りになる。

つぎはどうなる

2013-06-24 | 共に
 昨夜、友人に電話をもらって仕事上の情報などたくさん聞けた。話の途中で「○さんから 手紙が来たんやが ○ちゃんとこは どうやった?」 との問い。
 お互い共通の友から参院選の資料だ。「うん 家も届いとるぜ」 「わしは 来たが 封も切らずにそのままにしとる。 株を持っとる間は 自民党に入れる」
 前回の衆院選では「民主党には騙されたけん 今度は自民党に入れた」 と言っていたはず。国民を裏切り続けた自民党(+公明党)政権の政策に嫌気がさし新しい日本を期待させた民主党。
 権力を握れば結局は以前の自公政権の真似をするしか脳のない、未熟さをさらけ出し国民からも見放された。かといって今更気分は野党になれず、維新やみんな同様にに準与党でゴマをする。
 「そうかアベノミクスで 株上がったがよな」 「株の話はしとうない。 だいぶ上がったが 儲けた言うても 株売っていたらの話よ。それに今は下がっとる」
 「億単位で巨額の利益を すぐ金にして 笑いよる 大株主もおるがにな」 「あれ 裏に何か あるがぜの」 「そりゃ そうやろ」 株をやるだけあって社会への関心は強い。
 職業関係で「それなんかも TPPが動き出したら かなりの打撃受けるやろ」 仕事も生きがいの友人に、家で「ちょっとは、あの人を見習いなはい」と言われている私は職業(社会)の今後を心配する。
 今朝、東京都議会選挙の開票結果を見た。投票率は低く、自民・公明の圧勝、第3党に共産、第4党に民主の転落、みんなが増、橋下代表が本音発言の維新は2議席、他。まさに参院選の民主党惨敗を予見のようで、嘘の報いの表れ。だが自公民維らの暴走にはどうしても歯止めが必要。  

こころをいやす

2013-06-23 | 共に
 【 99のなみだ 星 】 涙がこころを癒やす短篇小説集 リンダブックス編集部/編 企画・編集/リンダパブリッシャーズ 発行所/泰文堂 2010年9月1日/初版発行
 気分を切り替えたくて小説を読みたくなった。買い置きから選ぶのだけど、未読でも文学本は重すぎるので軽い短篇集にして2晩で読み終え、すっきりでき孫娘を思い浮かべる。
 [もう大丈夫 だから 泣かなくていいんだよ 遠くで見守ってくれる人がいる。それだけでどんなに勇気が出るだろう。 生き別れた息子を思い生きる老婆。 後戻りできない人生の切なさ。]
 [突然、家族旅行に連れ出された私と小さな娘。トラブル続きの旅行は、離婚してひとりで生きようとしていた自分への不器用な「愛情」なのだと気づく。家族の優しさを描いた「星空ドライブ」。
 母の声が聞きたくて、毎日、公衆電話から117に電話し続けた少女。けれども、電話が母につながることはなかった…。たったひとつの言葉を支えに生きた少女の歩みを描いた「117の伝説」。  やさしい涙がこころにしみる12篇の短篇小説集。]

◆星空ドライブ/名取佐和子 ◆117の伝説/小松知佳 ◆孫の顔/梅原満知子 ◆合鍵/荒木ひさみ・谷口雅美 ◆ 長い夜/水村節香・梅原満知子 ◆ありがとう/谷口雅美 ◆恩送り/田中孝博 ◆待っているから/甲木千絵 ◆火事場の馬鹿/十時直子 ◆幸せのレシピ/池田晴海 ◆落月屋梁/名取佐和子

つかれていても

2013-06-22 | 共に
 今年15歳になる女の子、見た目近年老いを感じるがどうも自覚はしてないようだ。いつも寝ていて私たちを見ると、散歩か食事かと起き上がる。
 先日の散歩中に疲れてるだろうと抱っこしたが、その日の私には無理だった。19kgで現在減量中。散歩コースに山登りを加える。止まれば下の方を見るのが好き。犬力(×権力)で庶民を見下したりしないのは、私も知ってる可愛い子。

どうもきになる

2013-06-21 | 共に
 ひとりで買い物に行くのに、今日も一言多く憎まれ口をたたきながら出ていった。聞かされた私は家に居るのでよいとしても、イラつきながらの自動車運転を想像すると気になる。
 しばらくすると救急車の音がこの町に入って次第に近づき大きくなって来るのが分かる。家から下の方にある県道を見て確認することはできない。
 もしや交通事故でも起こしたのではと心配になる。本人が携帯電話をかけられなくても下(しも)に向かっての走行だから、道路沿いの家の人か誰かは名前を知っているはず。
 でもパトカーのサイレンはまだ聞こえず、道路の見える場所まで行ってみるか…。その時庭で急いだ足音がして玄関戸が開き廊下から居間に本人が顔を見せ押し入れを探し始めた。
 途中で忘れ物に気づき取りに帰ったらしい。黙っていた私にまた幾つか憎まれ口をたたき出て行ったが、ほっとした私。
 夜、風呂から上がってドアの外から「おとうさん!またトイレの電気 点けとる!入ったら なんで消さんがかな ポンヤス 早よせんと 忘れるけん すぐ消しときなはい」私がついでにとトイレ入れば「もったいない 消しとくけん」と明かりを消された。
 「風呂 お湯溜めてもろとるけん すぐ 入んなはい よう沸いとる」 私は無言で微笑ましい気分。さあ犬と散歩に行ったら風呂に浸かるか、台風も無事通過した。