忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

はやさのちがい

2013-02-28 | 共に
 朝まだ布団の中から窓の外で自動車が走った音は聞いた。「仕事の人が来たんじゃないかな? 早よ 出てみなはい」 今日家の簡単な部分改造のために業者が来るのは知っていた。
 もうすぐ8時だけど、普通だったら業者は会社で道具などを準備し車に詰んでわが家に向かっていれば良い時間だ。チャイも鳴り疑問のまま外に出たが誰も見えない。
 道路に降りて荷物を運んでいる2人に出会って挨拶をした。時々仕事を見物する。邪魔にならないように話かける。
 後片付けをし始めた職人さんが私に「○○会社に行きよんなはったこと なかろか」と尋ねた。返事をすると、「よう ▽▽をもらっていた 人に似てるなと 思いよったがよ」
 どこの業者の人かは私は知っていたが、仕事の材料を取りに来ていた人だったのは私も忘れていた。そういえばそんなことあったなと懐かしい。
 同僚は居なくなり会社社長と2人の仕事、入ってから約20年。40歳を過ぎたとか、近年地元の会社も商店も減っていくばかり。

あちこちで

2013-02-27 | 平和を
 10日ほど前に出かけた海岸沿いの道路わきに車を止め、歩道から見た線路下の斜面を黄色に染めた菜の花はきれいだった。これほどではないけれど山の中腹にあるわが家の近くにもあちらこちらと咲いている。
 向かい側の山の大半を占める果樹園にも黄色になった園が幾つかでき、小さな黄色はたくさん見える。行く気になれば近場で菜の花を楽しめる。
 だけど私たちにとってはきれいな花は好きでも、土壌の養分を奪う雑草で地元では気分的にも喜べないので遠くに出かける。あの菜の花の斜面の続く明るい場所からしばらく車を走らせれば、生活に不安を感じる不気味な原発が存在する矛盾を無くしたい。

かってに都合よく

2013-02-26 | 平和を
 TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉参加の判断基準として先の参院選で自民党は、次の6つを公約とした。
     1、政府が「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り、交渉参加に反対する。
     2、自由貿易の理念に反する自動車等の工業製品の数値目標は受けいれない。
     3、国民皆保険制度を守る。
     4、食の安全安心の基準を守る。
     5、国の主権を損なうようなISD条項は合意しない。
     6、政府調達・金融サービス等は、わが国の特性を踏まえる。

 米国幕府ホワイトハウスでやっとオバマ大統領とのお目通りを許された安倍首相の参勤交代劇。自作自演の自国民をバカにするかの田舎芝居に腹立たしい。
 「日本政治屋、お前も悪よのぉ」オバマ将軍様の御言葉を、TPP交渉参加ができる、「聖域なき関税撤廃が前提ではなく」例外容認の「言質」を得たとにやつく脇役。
 [TPPをめぐる日米共同声明ポイント ●TPP交渉参加に際し、一方的に全ての関税撤廃をあらかじめ約束することを求められるものではないと確認 ●TPP交渉に参加する場合、全ての物品が交渉の対象とされ、包括的で高い水準の協定を達成していくことになる ●日米両国ともに2国間貿易上のセンシティビティ(敏感な問題)が存在することを認識。最終的な結果は交渉の中で決まっていく]
 安倍晋三首相の自民党内でさえ具体的な品目の関税維持に確約を得たわけではないと反対の声や、TPP判断項目として、食品の安全基準や医療保険制度の堅持も掲げるグループもある。
 日本時間で23日の米日首脳会談後の25日、自民党は役員会で環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉入りの判断を安倍首相(党総裁)に一任することを了承した。あれほど他党のマニフェスト破りを批判しながら、自民党も公約破り。日本のためなら憲法改悪など他に破るべきことが幾つもある。

おもいちがいに

2013-02-25 | 共に
 今夜はの定例会のある日なのはカレンダーのメモ書きとマイク放送で聴いて知っていた。開始時刻はまだ冬なのだから夜7時30分のはずだと、犬と一緒に散歩に行く。
 時間に余裕をと引き返し夕食を早めするつもり帰り始めた。家の方から誰だか歩いて来て「おとうさん 今日は7時30分やっとろ」 やっと妻だとわかった。
 「そうよ 7時30分からよ」 言いながらすれ違い、何かが変だと考えた。夜の7時半だと夏時間、まだ昼間が短い2月3月の冬時間は7時開始になるはず。

 「早よ ご飯たべなはいよ」 それどころではない。 早く着替えて持ち物を確認し、LEDライトで足元を照らして急いで近道を歩き集会所に到着した。
 数分遅れたため時間を守る会合はもう始まっていた。頭を下げ小声で挨拶して席に座る。7時20分頃もう1人が私同様に間違えた「すみませんな」と仲間入り。帰り際に私のことをその人に報告する。

意外な言葉と

2013-02-24 | 平和を
 地方紙1面の最下段に [「(死刑廃止の)国際的動向よりも治安維持、国民の安心安全」 リベラル派と目される弁護士出身の政治家から、こんな言葉が出るとは意外だった。]
 自民・公明連立政権が返り咲き、[谷垣法相が就任2カ月足らずで(死刑囚3人への)死刑執行を発令した。] (中略)
 [民主党政権では国際的議論を進めようと、法相肝いりの勉強会ができたが、結局は尻つぼみ。情報公開を進めないまま、谷垣氏は定期的執行を復活させるのか。最も憂慮すべきは存続論議のモラトリアムである。]と皮肉っていた。
 死刑も戦争も国の命令であれば、人を殺しても殺人ではない理屈。だから平和憲法を改悪し、強固な米日軍事同盟のもと国防軍を持ち米国の戦争に協力する使命を目指す目的がある。
 法相は死刑執行を義務として命じるだけでよい。そうすれば法に従い死刑執行人が義務の任務として死刑囚を殺さなければならない。
 勇ましい正義の戦争は権力者の首相が命じれば国防軍が動き、軍隊の軍人が大量殺人をし破壊する。だが逆の立場になることも、ときには自国民に武器を向けることも当然ある。
 死刑執行と戦争の発想を私はほぼ同一に考える。人間各々皆1人の存在、集まり一緒になって社会が成り立つ。今の政権と類似する偽物野党野合群の政治的貧しさが怖い。
 手軽な手段として死刑を捉え実行し続けることが、戦争でも国家のために人を殺せる人間教育をとの国造りの基本だからなのか。

オレのどくせんよく

2013-02-23 | 平和を
 [こたつの中。ここは オレの居場所だそうです。飼い主はメルに遠慮して 隅っこに足を入れて 暖まっています。メルのテリトリーに少しでも入ると かみつく 猫パンチ 羽交い絞め 押し出し などいろんな手段で 追い出そうとします。]

いきかたをみつめる

2013-02-22 | 平和を
 ラジオの電話人生相談の番組で、若い長男を自殺で亡くした40歳代の母親がつらい悩みを訴えていた。父親は単身赴任中で長男の自宅での自殺を母親が発見している。
 亡くした子供の他に2人居るのだけれど、長男の事ばかり想い悩んで落ちつけない気分の日々を送るだけ。相談を受ける立場の人は、「忘れようとしても一生忘れられなくて当然のこと」
 「どうせなら亡くした子供のためにも、楽しいうれしい良い想い出を大切にして生きればいい。母親が明るくなれば、残った子供たちにもその気持ちはきっと通じる。」
 「人間は2度死ぬ。1回目は亡くなった時 2回目は忘れられた時」 だからいつまでも良い想い出を忘れずにいればいい。私は中学生のころから身近な人の死について同様な考えを持って来た。

 悔やんでも他人のせいにしても死者はよみがえらないのだから自然に任せればいいが、死を怖いとは思わないけど戦争や原発など国や大企業らの利権分捕り合戦の巻き添えで無駄死にだけは嫌だと献血を始め献体にも登録した。私自身をどう残すかの責任は私にある。

ひとのせい

2013-02-21 | 共に
 倉庫兼車庫の入り口にあるシャッターが数カ月前から上げ下げする際に、ガシャン ガシャンと音がしていた。でもめったに使用せず自動なので自動車で出かけ帰った時に聞くだけだった。
 さてどこに電話するかと悩んだ末に建築会社の知人に電話する。さっそくやって来て点検して下請けのガラス・サッシ屋を呼ぶが、その社長も手こずりシャッター製造販売の系列店に連絡した。
 意外に早く同じ日に取り付け修理の専門技術者が1人やって来た。午前中に建築会社とガラス会社が立ち会い原因はネジのゆるみと付け忘れとわかっていたので、そのことを伝える。
 わが家のアルミ三脚に上り2ヵ所他を何度も見て、「このシャッターに後からこんな物を付けたら いけない」まるでアルミサッシを付け壁を貼った他の業者のせいにする。
 最終的にシャッターを仕上げたのが自分たちだったのを誤魔化し、元請けは帰り見学中の家主は知らないだろうといい加減のことを教える。それよりネジを付け直し調整すればすぐ済む作業にどれだけかかる。
 午前中に来た人たちもそうだが私でもやればできること、取り付けた専門業者が責任を取るべきだから連絡しただけのこと。シャッター会社に直接電話せず元請け会社を通せばこんな場合もそれだけの価値はある。

和やかな 懇親会で

2013-02-20 | 共に
       出世への近道

     一、良い女房を早く持て
     一、賭事をするな
     一、自らの過信に気を付けろ
     一、泣き言を言うな
     一、初心を忘れるな
     一、人には借りを作るな
     一、義理を欠かすな
     一、時間を守れ
     一、常々の勉強を怠るな

     [世界で一番綺麗な言葉 それはきっと心のこもった 「ありがとう」]

 ずいぶん久しぶりに仕事仲間につきあい夜の町に出て、一軒の小料理屋で4時間を過ごした。若い頃にはタクシーは出払い宿にも断られ、酔いも覚めた足で何時間かを歩いて帰ったこともある。
 内部も経営者も店名まですっかり変わった店だけど、外観に想い出を感じる。よく飽きずに出かけたものだと呑み屋街の当時の賑わいが浮かぶ。ノンアルコールだけどほろ酔い気分で見た、店内に飾った色紙の言葉が妙に気になった。

はじめての

2013-02-19 | 日々
 満開だった梅の花が雨風に打たれ路面に散っているのを見た翌日、今年初めてウグイスの鳴き声を聞いた。「ホウホケキヨ」 はっきり聞けるが音程には変化がおこらず上手に歌えない。
 どこかで練習は繰り返したのだろうが、お手本になるウグイスに出会えず1羽で頑張り私に聞いてほしいとやって来たのかも…。
 本番をと鳴いてみたけど自身の未熟さに気づいたのか、2回だけ聞かせてやめてしまった。散り始めた梅の花もあるけどまだ寒く、今朝も薄氷が張り向かいの山々の木々がうっすらと雪化粧を見せていた。
 春を感じるにはまだしばらくかかりそう、暖かくなるまで練習しての上手な歌を聞きたくて待っている。