忘却への扉

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どこに置いたの

2009-01-20 | 追憶
 夕食の後「あのお金、持ってる」との問われえっ、どのお金かわからない。「これと同じの」と封筒を出して見せてくれた。だとすれば持っているはず、でも全く記憶にないのは事実。疑われて戸惑うが、嘘をつく必要もない私のお金だ。
 何度も尋ねられると持っているような気にもなる。でも納得するには無理もある。早く探しておくようにと再び注意された。
 見つかるかどうかは難しい。多分あそこと予想はしたが、そこはわが家でも難所の数ヵ所。無事に行き着けるかは至難の業。
 まずは私のいつもちょっと置く場所を探すが無い。寝る前に調査と発見を確認する質問を受け、翌朝すぐまた聞かれる。
 「探している本の部屋には有るはずだから」使った覚えはないと探さないまま数日が経ち、そして今夜一番可能性のある場所を開けた。
 まさかのがっかり、入っていない。居間で受け取ったかこの部屋か、それからそばに置いたとしたらそれはどこ。
 居間の私の居場所は部屋の隅、範囲は狭く探す価値はある。だがこの本の部屋に持って来たと考えた。当時どの本に関心があったのか、以前本に挟んで行方不明にしたとまず本を捲ってみる。高額でも公金でなくても焦り出す。

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