忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

忘れて買い物

2009-01-09 | 日々
 「明日のも無いから朝食用のパンなど買いに‥」と遅い夕飯の後、妻は一人で出かけて行く。「気をつけて」だけ声を掛けた。
 すぐに私もガスの元栓を確認し、テレビと電灯を消して居間を出る。本の部屋で本は読まず、メールの確認とかインターネットを見て過ごす。
 もう帰ってもよい時間なのに、待つ身はより長く感じる。まあ長い時間はいつものことで帰宅予定をあまり当てにはしていない。
 自動車の音が聞こえ、ちょっと間があり外で話し声がして、玄関の戸が開く。珍しく部屋に入って来て報告する。
 なに?「財布を忘れて買い物できなかった」「忘れていると連絡くれたら良かったのに」まさか持って行って無いなど知らないもの。
 「時間があれば持って来て貰ったのだけど‥」友人に出会い話をして品物を選んでいれば時間は過ぎる。レジの支払いで財布が無い気がついた。
 もちろん後払いは駄目。恥ずかしいのと残念なのと、聞かなくても様子はわかる。明日から数日間の食事の材料が買えなかったのだ。
 私も財布など、時には忘れる。運転して町に出ないので、ほとんど車の中で気付き諦める。まだ思い出すだけいいかと考えるが、でも残念さのなかなか消えないのは同じ。