忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

ちょっとちょっと

2012-07-31 | 共に
 『ちょっとちょっと』 道路横の果樹園を見ていた知人が、近くに居た園の所有者に呼びかける。まだ小さくて緑色の果実の病気か害虫が気になるようだ。
 『○○さん これは□□□(害虫の名前)の傷やろか?』尋ねた方が年上だけれど、2人とも栽培知識も技術もじゅうぶんに持っている人たちだ。
 答えには私も関心はあるので園主が来たら、見せてもらおうと待っていた。園主さんが道路を歩いてこちらにやって来るので、知人は『これよ と果実を指差す。
 あれっ、園主さんそちらは見向きもせず通り過ぎる時に一言『傷の着いた実は いまさら どうしょうもないやろ』 同業である知人の問いの答えにはなっていない。
 傷の原因を話題にするのをなぜ避けたか首を傾げる。問いかけた知人も呆気にとられたことだろう。職業的に未熟な私も以前尋ねて『わからん』と言われた。
 でもあの知人は良い意味での競争相手ではあってもそれ以外の理由を私は知らない。狭い地域での人間関係だからこそ大事にしたいし、それができる人たちの裏側の関係になにがあるのか分からない。
 普通に話せば気分よく片づく話題さえ、ぎくしゃくするやり方を選んでいる。国会中継を聴いていてどこか似ていると考えた。
 税金で養われている政治屋たちの仲間内での田舎芝居は長々と裏と表の使い分け。本気で自らが骨身を削るなど嘘っぱちで、利権・特権を守るためには大増税と法律まで変える。 あっ、田舎にも増えた自分しか見えない人たちも本当は利権屋に騙されている1人にすぎないのに。

もらいに いくのは

2012-07-30 | 共に
 『 ん かまんぜ すぐもらいに行くけん 』 何かをいるのだったら持って行くけどとの知人の電話に、持って来てもらわなくてもこちらから取りに行くと返事しているのを聞いていた。
 電話が終わると私の方を見て、『 ゼンゴを釣ったがと あげる言いなはるけん 貰いに行て 』 あれっ!自分が行くのじゃなくて私の役目とは電話での会話と流れが違う。
 逆らっても無駄とすぐに出かける。待ってもらっていたようで紙できちんと包んである。狙った魚とは違うけど釣り好きの彼の夜釣りは大漁だったらしい。
 釣り好きも釣れるのはいいけど釣れすぎると、時には家でも隣近所にも嫌われて無駄にしないのも大変らしい。
 今日また出会ったので先日のゼンゴのお礼を言う。別々の場所で仕事を終え、帰りの言葉をかけると 『ちょっと待って』と小声で内緒事でもある様子。
 『じつはのぉ ゼンゴを釣った夜にな 戻んて来たら うちのネコによう似た親子のネコが居ったがよ 腹が減っとるがか 弱って逃げもようせん』
 『ほんとはいけんがやけんど ゼンゴを2匹やったら 親ネコがくわえ草むらに隠れたがぜ 子ネコは置いたままのがに 可哀想になって 子ネコに「ガンバレよ」 言うたがよ』
 親ネコは逃げたのではなく手に入れた餌を奪われないように、子ネコにも食べさせるために人が居なくなるのを見定めているのだと信じたい。『 あのゼンゴの そいじゃけん ネコが食べた残りもんのがよ 』 とにたっとして見せた。

くつろぎの場所

2012-07-29 | 日々
 [ 朝日を浴びるには ここがいいんです。新しい くつろぎの場所は 爪研ぎの上 ] よく考えたと感心する。暑くもならず感触もいいメルの私物だから安心して座って居られる。
 エアコンによる屋内温度調節は夕方5時を待たなければ駄目。わが家の犬もメルと同じ毛皮を全身に身に着けているので厳しい真夏日をのりきるだけでも大変だ。

きれいに なれば

2012-07-28 | 平和を
 最近テレビやラジオのボリュームを低いと感じ、上げたり電池を交換してみたけど上手くいかず不便ではあった。でもテレビのリモコンかラジオのせいで仕方ないで我慢していた。
 ところが今朝はテレビの音声がほとんど聴こえないの気がつく。私が来る前に居間のテレビの電源は入っていたのだから先に見ている家族が音量をゼロにしているはずもない。
 とすすれば先日ラジオだったかでタレントかが言っていた『耳がカラカラ音がなって変なんで病院に行くと、すぐ耳垢と分かり吸い取ってもらった』 ‥を思い出す。
 風呂では耳の孔もよく洗っているが耳掻きは長くご無沙汰してるかも。仕事仲間にも耳が聞こえないので耳鼻科に行くと耳垢で詰まっていた例はあった。
 聴こえなくなる前で耳鼻科にも行ってはいないが、私も数回はもっと早く耳垢を取ればよかったと思ったことはある。『耳垢を取る道具によっては、逆に垢を耳の奥に押し込むことになる』とも。
 小言や扇風機の音など聞いては夜眠れないので騒音防止に指で耳栓をするようにはしているが、知らない間に私も耳垢を押し込でいたのかも。
 耳掻きでまず片方だけ掃除をしたが、たっぷり詰まっていた。よく音か聞こえるようになった。先日3党談合で国会も憲法も軽視する片割れ政党が、この地方にも選挙宣伝に入って来た。これからはよく聞こえるようになった耳を使ってよく耳を澄ましてよく考え、嘘を見抜いた生かせる1票を大切に活用するつもり。

かんしんしたけど

2012-07-27 | 共に
 集会の帰りは山道よりは遠回りになるが道路を歩くことにした。数分の短い時間でも同じ道を一緒に歩く連れが居れば話もできる。でもすぐに1人になる。
 しばらく歩いてといると後ろから自動車のライトが近づいて来るのに気づき、道路端の草むらに避けた。なのに自動車は行き過ぎることなく私の横で止まった。
 同じ定例会に参加していた先輩で窓を下げ『(車に)乗らんか?』と顔を出し助手席を指差した。「ありがとう、歩くけん」彼も『そうか』と納得の言葉。なのに車は走り去らずに私の歩く速度に合わせて並んで動く。2人の話は終わらない。いろいろな話題に車に乗った方がよかったかなとも思う。
 世間話も混じり、『鼻のとこが白いいうたらタヌキやろかハクビシンやろか…』『夜に道路歩きよったら下から小さい光るもんが6つ並んで上がってきたがよ。よう見たら鼻が白かったけんな』
 「それやったらハクビシンやろ」その時は答えたが、今日わが家近くの畑を見てびっくり!!実をつけ喜んでいたスイカが見事に全部食べられていた。
 杭を打ち込み網で囲い糸まで張ってあったのに情けないありさま。網の外まで持ち出して輪切りのスイカをスプーンを使ってきれいに食べている。昨日は妻が友人宅のスイカが全滅と聞いて帰った。
 わが家のスイカはイノシシではなくタヌキかハクビシンなのは間違いない。ハクビシンはネコ目ジャコウネコ科に属し、タヌキはネコ目イヌ科タヌキ属に分類されるとあった。
 でも地方によってはハクビシンもタヌキと呼ぶとはこの村でもどうなのか。画像検索で両方を見たが、なおさら分からなくなる。今年は自家栽培のスイカを食べることはできないなぁ、あああっ。

浮かないように

2012-07-26 | 平和を
 気温30℃を超す蒸し暑い日々にはめげるが、集中豪雨で何度も大災害に襲われた九州北部の梅雨明けのニュースにまずはほっとする。もちろん復旧はこれからのこと。
 九州の梅雨明け前に山で出会った知人は、被害地がよくオートバイでのツーリングを楽しんで来た地方だけに、とても心配していた。私も大きく報道されているのを見て大分の親戚とは電話で話した。
 避難勧告に警告に避難指示、濁流が堤防を破壊し町や農地に流れ込む。昨年起きた3・11東日本大震災と東電のフクシマ原発事故と気持ちはダブル。
 自然災害と人災原発事故どちらも私たちの町でも起きうることだ。脱原発どころかここの県知事も町長と市長は口を濁して、行方を見守るだけだった。
 フクシマ原発事故の原因隠しと原発地盤の活断層等の調査も安全対策さえ先送りのまま、関西電力大飯原発2基の再稼動を急いだ。電力不足は言い訳にすぎず、原発むらに取り込まれた政府にとっては近隣市民の生活や命よりも大切なことなのか。
 大飯原発が再稼動したのに次はうちの原発を安心よりも早くと、この近くの原発も知事・町長・市長揃って裏では再稼動への意欲か欲を満々と蓄えているようだ。
 町内で3・11後に早くから原発をなくそうとの市民運動に協力している人について、山で知人は『(彼を)この町で浮かないようにせんといけんぞ』と言った。
 陰では原発の怖さを話題にしても、自称偉い力を持つ人たちには黙って従う人たちが大半を占める。『(この町も市も)ダメですね』早い時期に彼が口にした言葉が突き刺さる。

あっ! あぁあっ!

2012-07-25 | 日々
 やっと木陰で涼しさを感じる場所まで登って来て、作業に必要な道具を2つとも忘れているのを気づく。蒸し暑い中また坂道を歩いて往復するのは、とてもじゃないがごめんこうむる。
 まだ麦茶の入った水筒は持っているので、仕事はできるようにすることにした。スクーターで来ればこんな時には役立つが運動と倹約を兼ねた登り下り、朝昼晩だけで十分疲れる。
 くどいけど暑い上に長袖シャツに日除け帽子を被り、汗はダラダラ麦茶がなければ干からびかねないほど流れる。
 剪定ノコとハサミを忘れたおかげで仕事は進んだ。太陽が山に沈み少し涼しく感じはじめた時刻になると手元が見にくくもなる。そのころ瞬間だけど毎日のように頭痛がするのも暑さ疲れが溜まっているのかも。
 伯母はたぶん熱中症を心配した娘に『エアコンを 必ずつけときんさいよ』と言われたのだろうけど、スイッチは入れてても設定温度が30℃。
 家での居場所の本の部屋は一応網戸で送風機も首振りしてるが室内温度は夜も30℃を下がらずにいる。蒸し暑さに眠くなるのが癖になり焦る。
 翌日は剪定バサミと剪定ノコを確認してから家を出る。現地に到着し、さあまず麦茶を飲んでから仕事にかかるかとしたところで水筒を忘れていたとは。危ないので取りに変えりたいのだけど、それもおっくうで我慢することにした。汗をかかなくなるまで堪える。今年はこれまで何回か熱中症になりかけたので気にはなる。
 こまめに水分補給をして暑い夏を乗り切らなければだめ。夜も隠居廻りの木を切りただで暑さを感じる。せっかくのエアコンも全く活用しないのは倹約でなく無駄遣いというもの。

なんでかな‥‥

2012-07-24 | 追憶
 『お母さん、○○兄さんから電話よ』 近くに暮らしている従妹が、今夜は泊まりに来ていると伯母を呼びに行った声が聞こえる。電話に出れて良かったと私もほっとした。
 居間から電話のある玄関手前までの間取りが浮かんでくる。『○○ちゃん ご無沙汰 私も米寿八十八になったんよ お母さんの歳を越えちゃった』
 『兄弟姉妹の内で 1番体が弱かった私1人がまだ生きてるんよ 今体重28㎏ 身体中ガタガタ 内蔵も1つ取ったんよ 呼吸する力も弱って 息もやっとしてる』
 少しでも多く私に話しておきたい気持ちは分かるけど、大丈夫かと心配になる。あちらに大雨は降らなかったようだが暑さは同じ。
 でも『エアコンの設定温度は18℃にはしないで、30℃にしてるのを見つけ○○に笑われるの』 なるほど30℃は冷房ではなく暖房だろう。昔ながらの癖はなおらない。
 『最近なぜだか(故郷の)お地蔵さんと仲良しだった姉さん(私の母)の夢を見るの 朝起きるとお父さんお母さんに兄さん姉さんたちの 名前を呼びながら拝んでるのよ』
 すぐにでも広島県まで出かけ直接会って話をしたいと思う。月参りに地蔵さんの前で一升瓶を持っている祖父と祖父母の写真を探し送ろうと思う。想い出はいつも身近に感じていたい気持ちは一緒、ありがとう。

いきがいの生かし方

2012-07-23 | 共に
 屋根付き橋のある村の上流「あまごの里」から今年も暑中見舞いが届いた。民宿を利用したことはないが、川魚料理を食べ川遊びや養殖池は釣り堀にもなるとてものんびりできる場所。
 今年の暑中見舞いの家族写真には真ん中にかわいい赤ちゃんが増えていて私もうれしくなる。渓流に沿った雑木林のトンネルを抜ければすぐ、あまごの里の建物が見える。
 近年ご無沙汰しているけれど私にとってはどこより1番に行きたい、心の安らぎを得られる想い出の詰まった店でもある。他県で暮らしている娘や孫たちみんなでにぎやかにさわいだあの日が懐かしい。
 昨日に続いて今日も夏休みに入った小学2年の孫に携帯で短いメールを送る。絵手紙を描きたいのだけど眠くなりダメで略してメールにした。電話は私と分かれば真面目な会話にならずに終わる。
 たぶんこの孫にとっては初めてのメール送受信だろうが、ぜんぶが絵文字か自分で打った文が数ヵ所はあるかは不明。母親の通訳は→矢印でわかる。今日は返信がなく少し寂しい。

 孫たちも生き甲斐の1つ、そのためにも日本国憲法の信念と共に再出発する国になることを願う。現在の明治憲法下の強権政治を狙うかの動向には、取り返しのつかない危険を感じる。
 オスプレイの来る米日軍事同盟も日米軍事基地や原発もなく、市民の人権が守れる真の平和が欲しい。1人ででもいいが、できればまた家族そろってあまごの里に行きたい。いつの日にだかあの場所で、孫の子供たちも一緒の姿を夢見る。

きれいにひやけ

2012-07-22 | 日々
 暑い日が続く熱中症対策のためにも小まめに水分を取るようにはしている。外での作業は長袖シャツを着て、日焼け止めと日除けの帽子は欠かせない。
 先日、仕事場の山できれいなオレンジ色の傘を差すキノコを見つけた。この暑いのによく我慢できるなと思っていたが、今朝見るとなくなっていた。胞子を散らせば消えるのだろうか、近くの枯れ木にはまだ元気な仲間がいた。ガンバレと声をかけたくなる。