忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

あなたともう一度

2009-01-31 | 共に
 昨夜も湯船の中で本を読んだ。リンダブックス 【  あなたともう一度  】  原案/水野野露 小説/田中夏代 『99のなみだ・空』 発行所/泰文堂
 定年退職後の夫婦二人の暮らしでの関係。「お前も老けたなあ……」その一言がどう伝わるか、夫婦の気持の微妙なすれ違い。
 年齢は近いが私たちの職業に定年はない。歳を取るに連れ、体力と能力は減少しても仕事を続けることはできる。変化の予想もつかず、どんな夫婦でいられるか。
 小説の終わりの場面のような『終わり良ければ』の共感を持ち体験したいとは思う。人生期待を捨てるつもりはない。
 官僚政府まで国民への政治を投げ出し、末端の自己努力をの言葉で逃げる。次第に心のゆとりを蝕む社会を不安になる。
 ごまかしの温もりではなく、ほんとの暖かさを共に一緒に感じていたい。わが家の梅の木も次々と花開き、数羽のメジロやって来ては春を呼んでいる。