忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

先回りした

2012-02-29 | 日々
 【 デルトラ・クエスト モンスターブック 】 エミリー・ロッダ・作 マーク・マクブライド・絵 神戸 万知・訳 発行所/岩崎書店
 夕方隠居玄関前で木に登っていると、母屋から「犬が呼んどるけん早よ連れて行って!焦っとるがぜ!早よ戻らんと!」犬でなく妻の地声が聞こえて来た。
 犬はほんとに我慢の限界と私を待っていた。里道を散歩しると落ち着きのん気なもので散歩に誘う演技だと白状し、私のあごを舐める。猪の獣道で二女に電話、今日も母子は食事中で切った。
 帰ったところに宅配便でこの本が届き、二女が向こうの本屋になくて弟に頼んでいたことを知った。食後いつも私をからかう孫に先回りして読了。
 [モンスターは、伝説の生き物ではない・・・ オルトン王朝35年。 プランディン(国王の主席顧問官)が仕切る デルトラ王国の危機に気づいたジョセフ(元・デル城図書室員)は、 極秘に城を抜け出し、王国内に生息する怪物について独自に調査した。]
 [『デルトラ・クエスト』 シリーズに登場する怪物たちのひみつやデルトラの歴史など 本編では語られなかった新事実が いま明らかになる。]
 絵もすごいが、ふりがなはあっても母親に読んでもらう魂胆ではと心配。意外と孫も夢中になるかも。この本をなせ欲しくなったのかはまだ不明。

マナー違反と

2012-02-28 | 共に
 夕方だけど暗くなりかけて犬と散歩に出かける。舗装道路の方に行こうとする犬を止め、いつもの山道にした。本当は犬が正しく山道では足元もはっきり見えない。
 犬は大丈夫だけど私は風で倒れ斜めになったままの竹と何度かぶつかりそうになる。犬と私の専用?散歩道に今日は誰かが来て枯れた竹を何のためにか鋸で切っていた。
 竹槍のように尖った切り口は通り道に突き出ている。帰りが危険なので動かした。橋からは子供たちも利用する里道の外灯が照らしてくれる。
 里道までが散歩コースの折り返し点で引き返す。イノシシの通り道と交わる手前でネコを飼ってる犬好き二女に電話した。
 「今食事中 食事中の電話は マナーに反するから (電話を)切っていい?」 そう言われればそうかも知れない。孫のしつけのためかと諦めた。
 実際にイノシシに至近距離で向き合ったことのある山道なのと、イノシシの作った獣道が交わる場所には毎回昼間でも特に警戒を怠ることはない。
 気休めだけどライトも刃物類も持って来るのも忘れ、携帯電話で話でもしていればイノシシが近くにいても攻撃を遠慮するかと思っての作戦はあえなく頓挫した。
 そうなるとよけい不安な気分の帰り道、犬を守る立場の責任がある。うんっ?さっきの電話どこか変では、電話した理由も聞かれずだった。重要な用件かも知れない電話を、食事中だからと切っていいのか。
 家に帰ってすぐ食事が終わった二女からの電話、でも言論の束縛があるとわかり「じゃあ切るね」その後別の人に長電話が入り、夕食はずいぶん遅くなった。

後ろ姿に もしかして

2012-02-27 | 日々
 朝通院のため自動車に乗せてもらっていた。橋を渡るところで正面にある知人宅の閉じられたドアの前で、軒下に置いた自転車を移動しようとしている人に気づいた。
 あっ!息子さん帰ってるのかな?身長の高い体格と服装のよさからイメージが浮かんできた。でもなんで自転車なのか、父親のバイクか自動車でも乗れるはず。
 こちらの自動車が県道に出て家の前で曲がりはじめても、まだその人は自転車を道路上に出すのに手間取っていた。道路と家の敷地境に花を植えたプランターが並べてあり、それが邪魔になるようだ。
 息子さんは知らないが顔を見れればと少しの期待は後ろ姿か下向きで、わからないまま行き過ぎた。息子さんじゃなくて友人かもと思った時は数100m離れてから。
 入院中でも外出許可で帰宅していたか、退院の可能性もある。彼なら共通の知人宅に話をしたくて立ち寄ることもあるだろう。私も家で犬と留守番する日に病院まで逢いに行く気でいたが、雨天時の軽自動車の運転距離に不安があり今回は我慢した。

きりかえどき かと

2012-02-26 | 共に
 テレビ番組の内容低下に呆れながらも居間に入ればすぐテレビのスイッチを押すテレビ依存症の私がいる。それは無駄な時間の使い方とわかってのことが多い。
 電話で専業主婦中の次女にパソコンを早く使いこなすようになればとは言うが、私自身ワードやエクセルの基本もほとんど忘れかけている。インターネット利用だけのパソコンではもったいない。
 次女に言いながら自分に言い聞かせるつもりなのだけど双方とも反応は鈍い。職場での書類作成などサービス残業やサービス出勤までした頃のパソコンに向かい合った気持ちが残っていればと反省する。
 チャンネル権に意地を張るのはお互い馬鹿馬鹿しいと思いながらも、負けるのは嫌だと頑張ってみる。だけどほんとはケンカ気分で見て良かったことなどあるはずがない。
 そろそろテレビから他のに切り替え時だとは以前から考えていたが、優柔不断で今日まで来た。タバコに酒類は休むと決めて長年守っている。でもテレビは家族のもので居間にある。
 見るのを休む必要はなく私がチャンネル権を主張する回数と画面に目をやるのを減らせば済むこと。昨夜は劇画本に夢中になった。何からでもいいまずこのブログをきっかけに、テレビ離れができるかどうかやってみる。

本当の失敗とは

2012-02-25 | 共に
 「本当の失敗とは何もしないこと」 大事なのは失敗から学ぶことなのです。 ―― 兵庫県の女性のブログにあった文章を読み、私が注意されているような気持ちにもなる。
 何も考えず何もしたくない日々が増えている。寝て起きて食べて寝て‥何も考えずにぼぉっとしたまま過ごせと指示されれば、今の私には待ってましたと実行できるだろう。
 でも「これでは駄目だ」 と思う自分がまだ少々残っている。若い頃にはものごとの前後に自己批判が多くて自分を束縛していたかも知れない。
 いまは考える前に実行して、後で失敗に気づいて悔やむようになった。だったら動かずにいたほうが…それも違う。人権の欠けた生活には私にも責任の一端があると認める。
 忘れること逃避することは確かに効果を得る。でもそれは自分を失うことにもつながる。失敗で躓いてもいいか、今朝は思い直して動く気になったところで足元をすくわれた。

チャンス かも

2012-02-24 | 共に
 [隙を狙って 攻撃か。  ゲームに熱中しているようなので チャンス! 喧嘩になるのに どうしても近くが好き。] こんどメルに逢うときには抱っこできればうれしいのだけど、無理かな。孫さえ抱っこを嫌がるんだから、メルも真似して‥。

わたしに さいかい

2012-02-23 | 日々
 ここ数日は朝食後いつもより余分にまた布団に入っている。夜横になる時刻はほとんど同じで、睡眠導入剤を頼りにしても寝不足気味。
 昼間に寝るから夜に寝れないと注意されるが、実際は体を休めてはいても熟睡できた感覚はない。うとうとが良いとこで頭がぼぉっとしている気分だけ。
 休めるのも長すぎるのはと気にはなり、今日は雨は降り続いていたので家の押し入れの片づけを始めた。本の部屋を増築するまでは木箱を組み合わせた本の置き場になり、その後資料や専門雑誌などがあった。
 大半は処分してから子供たちの教科書を入れ、部屋を片づけなければならない時には右のを左にと押し込まれ、いつしか乱雑なぎゅうぎゅう詰めとなる。
 今回は学校の廃品回収に協力する品とゴミに出す物に分けできるだけ多くの処分を目指す。これがけっこう難しく、持っていたいものがある。
 メモや調査図など役目上の紙さえ懐かしい。月刊誌類は処分したけど、同じ自分確認にと集め読んだパンフレット類には思い掛けず再会でき嬉しかった。
  20歳代のこれらとの自分で見つけた出会いが、今の私を支えているとも言える中学時代から真っ直ぐの1部分。貴重な品だが心の中に残し、悔やむだろうなと想いながら冊子は処分する。

しょうさい ふめいで

2012-02-22 | 平和を
 首相公選後も「元首は天皇陛下」 「国民が直接選ぶことと(選ばれた首相が)国家元首であるということに論理的な必然性はない。天皇制のもとにおいて、国家元首は天皇陛下だ」と明言した。
 維新の会を立ち上げ意気揚々の橋下大阪市長言動には、どこか不気味さを感じる。暴力団問題で消えた元吉本芸人島田紳助司会の人気テレビ番組出演の流れでか、いきなり大阪府知事に当選した。
 そしてロシアのエリツィン前大統領が首相になったよりはるかに短期間で、府知事から大阪市長にくら替えし大阪都構想だけでなく日本を大きく変えるとまで言い出した。
 維新の会もそうだが船中八策=維新八策、どれもテレビの大河ドラマに登場した坂本龍馬を気取っているつもりのよう。石原都知事は船中八策を、私が先に言ったのを橋下市長が真似をとも。
 お2人ともにもちろんあの坂本龍馬が慶応3年(1867年)に起草した新国家体制の基本方針とされるものが船中八策と知っての使用。
 だが坂本龍馬は当時の世界と日本国内の情勢とその将来を見据えた上で船中八策を練っている。それに比べ維新の会を名乗る橋下市長の目当ては、国民全ての幸せな未来など念頭にはない。
 霞が関・永田町の幕藩体政化か道州制に1院制もちろん9条が邪魔な日本国憲法は改悪。市職員への思想信条などプライバシーを侵すアンケート調査は維新の会系だけを取り巻きにする方法か。
 とても進歩的ではなく明治維新・明治憲法の時代までに後退させるかの時代錯誤の感覚を思わせる。いまだに詳細不明のままの先走りと権力者気取りも気になる。

ようりょうで

2012-02-21 | 平和を
 いつもお世話になりっぱなしの、1番上の義姉はもう80歳半ばになるか。砲兵で牛馬のごとく人力で大砲を引っ張り押して運び中国の山野で戦った亡き義父の若い時代は、お国のために死ぬ人間にこそ価値があった。
 「生めよふやせよ」 死ぬための人作りから、後には「一億総玉砕」の滅茶苦茶を国民に強いる大矛盾のスローガンさえあった軍国主義は天皇主権の大日本帝国の頃。
 長女に続いて兄弟姉妹で敗戦後生まれは2人だけ、男子が少なく肩身の狭い思いをしたかも知れない。でも家では子守りに畑仕事に家事手伝い、子供たちも家族みんなで共に家庭を支えるのが当然の時代だった。
 口にはできないが上が女子で酷い戦地に行かずに済み戦死者を出さなかったのも幸せのひとつか。男も女も頼りになる働き手、仕事で汗をかけばほめられた。
 村でも高い場所にはあり、道路はずいぶん下にあった。日常の自給自足の分を別にして加工を必要な品と出荷は村内でできたが、曲がりくねった細く長い急な坂道を上り下りするのは大変だったはず。
 町の市場など作物を持って行くとなると何でどう運んでいたのか気になる。私も祖父の引くリヤカーを押して町まで行ったが、義父の家からだと倍以上の距離と標高差がある。
 義姉兄たちはそんな環境で育ち後継ぎの他は皆、低めの土地で暮らしている。先日義姉の家に寄ると、出荷する荷を動かしていてびっくり。
 1箱17~8㎏を3段か4段に積み上げた荷を1人でトラックの横まで移動させていた。「なんちゃ 大丈夫よ 要領やけんな」 でも80歳を超え、外出に手押し車は欠かせない。

おるの これ おるの

2012-02-20 | 共に
 夜中に玄関の方で声がする。廊下にペット用ソファーや毛布の上で布団をかけてもらってぐっすり寝ているはずの犬へのからかいだ。
 「おるの これ おるの」 布団の中に犬が居るのはわかってのこと。犯人は家族で最後に寝室に行く途中で、犬に悪ふざけの迷惑をかけ喜んでいる。
 ぐっすりと眠りに入ったところで起こされる犬の身にもなれよと注意することもある。犬も昼間に遊んでもらうのなら嬉しいのに、なぜか真夜中。
 「お手」は 私たちが出した手のひらに前足を置くと覚えている。でも1人だけ「あんよ」と自分の足を出して前足を要求する。犬も根負けして覚え「おかわり」で左右を入れ変える。
 「クゥン クゥン クゥン」 様子の変な鳴き声になった。今度は私にお呼びがかかる。「○○が変だから来て見て」 行くと犬だけが待って尻尾を振る。
 「散歩かトイレか?」犬に聞きながら手を出すと、合図をするか急ぐ場合は「ワン!」と吠える。暗闇でも1人と1匹急ぎ足、草むらもこの季節では安心できる。
 朝は薄氷が張っていたのに夜はそんなに寒くない。だけど今夜の連続回数は多かった。教えてくれる犬の頭を「お利口 お利口」と撫でてやる。