忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

世界では通用しない内弁慶

2016-04-30 | 平和を

 【 地 軸 】 2016/4/23 地方紙1面下段コラムより

[ 取材を断られることはよくある。一番困るのは、会ってくれるかどうかがはっきりしないケース。返事ばかりを先延ばしされると前に進めない。
 ▲相手の迷いは想像できる。嫌な質問は受けたくない。かといって、立場上拒絶するわけにもいかない。ある団体のトップへの取材を、確たる答えももらえないまま、1か月待たされたことがあった。
 ▲高市早苗総務相も同じような思いだったのだろうか。日本の「表現の自由」の現状を調べる国連のデービッド・ケイ特別報告者が来日、高市氏に面会を申し入れたが「国会開催中」を理由に断ったという。
 ▲調査は当初、昨年12月の予定だったが、日本政府の突然の要請で延期された。「予算編成などのため万全の受け入れ態勢が取れない」(外務省)が理由。代わりに今年秋を提案されたというから驚く。
 ▲「メディアの独立が深刻な脅威に直面している」。約1週間の聞き取り調査を終えたケイ氏の暫定報告は辛辣(しんらつ)で、政府が放送法を盾にテレビ局に圧力をかけているとも批判した。後になって「政府の説明が十分反映されていない」(岸田文雄外相)と不満を漏らす態度は世界で通用しまい。
 ▲「国境なき記者団」の発表でも、日本は報道の自由度が世界72位。6年前の11位から毎年順位を下げている。特定秘密保護法の施行などが理由だ。国民が思っている以上に国際社会からの視線は厳しい。その苦言を真摯に受け止めたい。]

 ( 忘却への扉 ) メディアを委縮させている安倍晋三首相の意に添い、高市早苗総務相はテレビ局に圧力をかけた。まともな審議もしない国会開催中は理由にならない。
 実情調査に来日した国連の特別報告者が暫定報告で辛辣な政府批判を述べると、「政府の説明が十分反映されていない」と岸田外相は反発する。昨年末の日本政府の調査拒否も、不合理そのもので国民として恥ずかしい。
 それだけ、安倍政権はトリックで大量議席を得た権力で、国民に知られたくない無謀な政治を強行していることの証明でもある。
 政府が邪魔にしていたNHK総合テレビの人気報道番組『クローズアップ現代』(19:30~20:00)は番組編成でクローズアップ現代+と名を変え(22:00~22:25)にして質を落として情報減少。
 国内では内弁慶を発揮しているかに見える安倍首相、だが、国際社会では全く通用しない態度を早々に改めるべきだ。


光 る 風

2016-04-29 | 平和を

 【 光る風 】 著者/山上たつひこ 発行所/フリースタイル 2015年4月15日初版発行 人気マンガ雑誌「週刊少年マガジン」 1970年4月26日号より11月15日号まで掲載
 過去、現在、未来—— この言葉はおもしろい どのように並べかえても その意味合いは少しもかわることはないのだ。 解 説・内 田 樹
 (……)今度は「いずれ弾圧される側に自分はいるだろう」と直感した人々が『光る風』を手に取ることになる。読者にとっては不幸な話だが、それだけの時間を経てなおリーダブルであるということは、作品にとっては栄光というほかない。——内田樹「解説」より (以上帯)
 『光る風』を私も週刊少年マガジンで読んだ。著者の山上たつひことは年齢も近く、少々変わった画風表現と内容に興味を引かれた。
  今回再びページをめくり、当時「近未来SF政治マンガ」で描いた予言が、近年の、安倍晋三政権の軍国主義復活をたくらむ権力者による恐怖政治と国民弾圧を想像させ、『光る風』のような日本にならなければよいがと懸念する。
 解説にもあるが、山上たつひこの「光る風」は週刊少年マガジンに、高森朝雄・ちばてつやの『あしたのジョー』、赤塚不二夫の『天才バカボン』、谷岡ヤスジの『メッタメタガキ道講座』、梶原一輝・川崎のぼるの『巨人の星』といった歴史的傑作が乱立していた中に新人として登場した。
 のちに大人気を得る「がきデカ」も山上たつひこの作品。作家、再び漫画。この『光る風』を今だからこそ、多くの人々特に若者に読んで感じてほしい一冊だ。


義理は欠いても

2016-04-29 | 共に

 ドライブ中、立て看板に「義理は欠いても」の文字だけ読めた。
 吉野桜が満開のころ地域の集会所で花見があった。飲む機会は他にもあるが、家族全員参加の家庭もある機会は町民運動会と花見だけ。中高生は来ていないが、にぎやかにはしゃぎ駆け回る子どもたちを見るのも久しぶりだった。
 「義理は欠いても」は、家庭や街での飲酒の機会と二次会や馴染みの店など、飲酒後の運転禁止の呼び掛けを含むのだろう。祖父と父は家では毎晩コップ一杯、外では友人たちと話をつまみに長時間。
 中学高校生時代、私は正月のお屠蘇(とそ)も止めた。「お酒は二十歳になってから」誘いと機会は断ることなく、時には1人で行くことや朝帰りもよくした。人か自分の車で出かけるので当然帰りは飲酒運転。
 当時、自動車は少なく、警察の取り締まりは緩かった。だが、いつしか街へはバイクで出かけ、歩いてかタクシーで帰宅し早朝トラックで取りに行き、それから出勤していた。
 現在、年下の仲間たちとの飲み会も義理は欠かないとはいえ、長年私は酒は飲まないと認めてもらっての付き合い。街での飲食や二次会の際も、他の家族の迎えか代行運転を頼むので安心。でも、年寄りの酒を飲まない者が行くよりはと二次会三次回の義理は欠いている。


しょせん人ごと扱い

2016-04-28 | 平和を

 【 任官辞退は戦争懸念の表れ 】 松山市 男性( 71・無職 )

 ◇集団的自衛権行使を解禁する安全保障関連法が3月29日に施行された。直前には、防衛大学校の卒業生のうち任官辞退者が昨年の2倍近い47人に上ったと報じられた。これは安保法施行に伴い、自衛隊員の危険度が増大することへの懸念の表れでもあろう。
 ◇戦後70年間、日本は戦争しないという平和憲法によって守られてきた。が、安倍晋三首相はがむしゃらに力で憲法の解釈を変え、憲法の平和主義をも変えてしまった。現在の国会で戦争の怖さや悲惨さを身をもって知る議員が何人いるだろうか。安倍首相も人の子だ。他国軍への駆け付け警護問う名の下に戦争に駆り出される自衛隊員の家族の気持ちが分からないはずはない。こんな安保法を、私たちは到底受け入れることはできない。
 ◇今夏の参院選は、野党が旗印とする安保法廃止が実現できるかどうかの戦いになるだろう。安保法反対の世論を追い風に攻勢を強める野党の動きに注目したい。]
                                    《 こだま 読者の広場 》 地方紙「投稿欄」より

 ( 忘却への扉 ) 今年の防衛大学校の卒業生のうち任官辞退者が昨年の2倍近い47人に上ったとの報道場面は私も見ていて、自分と他人の命を粗末にする若者が減り、よかったとほっとした。
 「安倍首相の人の子だ」との言葉には違和感がある。憲法違反の解釈改憲をしてまで戦争をする日本に変質させた、安倍晋三首相と自公政権。戦闘をするのはしょせん他人の自衛隊員たち。
 たとえ隊員に戦死者が出ても負傷や心を深く病んでも、国の税金から金額の高低で支払いかたづけるだけ。戦争は儲かる商売、国民を巻き添いに軍需産業と組んでの大ばくち。企業献金という賄賂も増えるはず。
 海外で戦争させる自衛隊(軍隊)を志願する若者を増やすための手段としても、低収入の非正規雇用と独り者の若者が増える社会(経済的徴兵制)を意図的に作り出していると考える。
 戦争法も原発推進も私は国民の命と将来にわたる生活の安心安全、平和の幸せを奪うものだと思っている。若者たちとも手をつなぎ、今夏の参院選(衆参同日選?)は、安倍自民公明政権と追随偽野党の野望に対し、打ち崩すだけの野党議席を持たなければ、取り返しのつかない安倍政権らの独走を防げず、その後は明らか、後がない。


どこにあるんだろう

2016-04-27 | 平和を

 【 平 和 】 ふくろう 新居浜市 ( 13歳・女子 )

          自分たちが正しいと思って
          たくさんの人々を犠牲にする人達がいる
          そんな人達の尊い命を奪って
          成果だと喜ぶ国がある
          それをなんとも思わない私達がいる
          「平和」はどこにあるんだろう

          「平和」を見つけるために
          何をすればいいんだろう
          平和を願い歌を歌う
          貧しい国の人たちに寄付をする
          それぞれの違いを分かりあう
          助け合って生きていく
          そんなことで「平和」は見つかるのかな
          
          いつか「平和」を見つけられるように
          いつか世界中の人達が
          みんな笑顔になれるように
          みんなが幸せになれるように
          今できることは精一杯生きていくこと
          今を大切にすること

 地方紙「投稿欄」《 ヤング落書き帳 》より [ ヤン落デスクから ] ◆世界の各地でテロが絶えず、多くの人が一瞬のうちに犠牲になることにデスクも驚かなくなりました。あまりにも命が軽視される状況に、こんなことがいつまで続くのかと思うと目の前が暗くなります。ふくろうさんの詩を読んで皆さんは何を考えますか。 (A)

 ( 忘却への扉 ) 「平和」はどこにあるんだろう と探さないといけなくなっている平和憲法を持つ日本って変ですよね。ふくろうさんもあと3年すれば選挙権を得て投票することができるようになります。
 投票する権利が持てるのに、愛媛県は全国に先駆け県内の全公立高校生達の政治活動に対し、事前届け出を義務付けました。
 これって、正しい政治知識を持つことさえ制限され、生徒たち個人の自由を奪うことにもなりませんか?。一人一人が自分の思いを大切にし、「私」の一票を選挙権に表してほしいものです。
 


恥ずかしくて

2016-04-26 | 平和を

 【 日本の報道自由度72位 】 《 国際組織ランキング 秘密法響き後退 》 

 [国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF、本部パリ)は20日、2016年の世界各国の報道自由度ランキングを発表、日本は特定秘密保護法などの影響で「自己検閲の状況に陥っている」として、前年の61位から72位に大幅に順位を下げた。
 RSFは「特に(安倍晋三)首相に対する批判などで、メディアの独立性を失っている」と指摘した。
 RSFは02年から180か国・地域を対象にランキングを作成。日本は10年の11位から毎年順位を下げ、12年に22位、14年は59位だった。
 日本が順位を下げた背景として、11年3月の東日本大震災後、外国メディアやフリーランスに対する情報開示が不十分だったとの批判の指摘がある。各国メディアから批判の声が上がった秘密保護法の施行に踏み切ったことも悪影響を与えたという。
 1~3位はフィンランド、オランダ、ノルウェー。デンマーク、ニュージーランドと続き、16位がドイツ、18位カナダ、38位に英国、41位が米国、45位フランス、72位が日本、77位イタリア、148位ロシア、176位中国…。アジアではほかに台湾が51位、韓国が70位、北朝鮮が179位。]
                                           2016/4/21 地方紙記事より

 ( 忘却への扉 ) 購読中の地方紙は別として特にテレビ・ラジオの報道番組の多くが、安倍政権の思うがままに操られる状態で、委縮し、政権批判や疑問に市民運動のデモなどの報道を避けていると見て取れる。
 報道番組の時間帯をずらすとかタレントを登場させ、番組本来の内容自体を弱体化させている。これも安倍晋三首相の策略で各大手新聞社やテレビ局の上層部をお食事会での誘惑に乗せ、弱みを握るからでもある。
 報道局員だけが知っている 「みなさまの公共放送がみなさまに絶対教えないNHKニュース番組の秘密ルール」を暴露する。とは週刊ポスト4月15日号記事の見出し。私もNHKの報道番組は特に酷く安倍晋三首相の宣伝放送だと、見聞きする際には眉唾物かと裏読みしながら視聴している。
 [「みなさまのNHK」のニュース番組には公正中立で、民法に比べて内容もしっかりしているという印象があるが、実は視聴者にひた隠しにされる、奇妙な〝ルール〟が数多く存在する。本当は「報道の不自由」だらけの裏事情を徹底レポートする。]
 ◎国会論戦は「政府答弁で締める」「安倍圧勝」に印象操作。安倍首相が野党に追及される場面は、与党議員の審議拒否を理由に中継中止。・・・◎籾井会長の〝カンペ〟は映さない「モミルール」籾井会長に後ろの席からメモを渡すのを映らないよう気をつける。
 ◎安保デモ。原発デモ報道のオキテ 市民からの抗議も多くあり、今は国会前のデモ映像を流す一方で、別のニュースとして安倍首相の国会答弁、つまり「政権の言い分」も報じた。NHK流〝バランス感覚〟。
 ◎選挙報道では「モザイク禁止」 選挙報道では、各党党首の街頭演説をニュースで流す。その際、隣にいる候補者の顔や名前の書かれたタスキにモザイクがかけられた映像をよく目にする。公選法上、特定候補が有利にならないようにするためだ。
 しかし、NHKではこのモザイクを極力使わないという不文律がある。候補者本人が何とか映ろうとすると民法はパッとモザイクをかけるが、・・・・。このほかにも、これまで変だと思っていた裏側を知ることができ、72位よりもっと上位でも私は納得できる。  


国民の知る権利が脅かされている

2016-04-25 | 平和を

 【 秘密法で「報道萎縮」 】 《 国連 表現の自由調査 報告 》
 [日本における言論・表現の自由を調べるために来日した国連のデービッド・ケイ特別報告者(米国)が19日、暫定の調査結果を発表し、特別秘密保護法で報道は委縮しているとの見方を示し、メディアの独立が深刻な脅威に直面していると警告した。政府が放送法を盾にテレビ局に圧力をかけているとも批判した。東京都内で記者会見した。言論・表現の自由を巡り、国連特別報告者が日本を調査するのは今回が初めて。
 ケイ氏は聞き取り調査に基づき「政府に批判的な記事の延期や取り消し」が起きているとした。
 また高市早苗総務相が、放送法4条を根拠に、政治的に公平でない放送を繰り返す放送局に電波停止命じる可能性に言及したことに懸念を表明。放送法4条の廃止を提言した。
 特定秘密保護法に関しては、特定秘密の定義があいまいだと指摘し、法改正を提案。記者を処罰しないことを明文化すべきだとした。また同法の適用を監視する専門家からなる独立機関の設置も求めた。
 調査では、多くの記者が微妙な問題では身を守るため匿名を条件に聞き取りに応じたと言い、メディアへの目に見えぬ圧力の証拠だとした。高市総務相への面会を希望したが、実現しなかったことも明らかにした。
 ケイ氏は米カリフォルニア大アーバイン校の教授。2014年8月、国連人権理事会から「言論および表現の自由の保護に関する特別報告者」に任命された。]
                                           2016/4/20 地方紙記事より

 ( 忘却への扉 ) 国連の人権委員会は、一昨年から特定秘密保護法には報道を委縮させるとの懸念を表明していた。それは国民の「知る権利」を奪うことであり、社会的影響は多大。
 政府の情報公開は十分か、そんな現状把握のための調査は本来、昨年12月に予定されていた。だが、今夏の参院選への影響を懸念した政府は拒否し、国民としても納得のいかない異例の延期、今秋をと要求した。
 [ケイ氏はや市民団体が早期調査を求めたため今月になったが、政権に不都合な問題を隠し、避けたい思惑がにじむ。日本は国際人権基準を軽視する国、と内外から受け止められかねない愚挙であり、知る権利を正面から侵害して恥じない「体質」こそが問題だと断じざるを得ない。]
 安倍政権のメディア圧力の原動力の1人、高石早苗総務相は国連調査に応じればぼろが出るので逃げた。だがその一方で、今年も靖国神社を参拝したのは戦争をする国家を強力に支えるには靖国主義と秘密法を必要との極右的信念か。
 世界各国から異状さを懸念される安倍政権の言論・表現の自由の抑圧。テレビはNHKだけを見ている高齢者も大勢いる中での、報道の自由への抑圧。
 24日投票の衆院補選結果は北海道5区は自民、京都3区は民進が勝利した。だが、報道の自由と「国民の知る権利」が実行されていれば、北海道5区で自民が敗北していた可能性は強いと思う。


意図的に悪質なデマを

2016-04-23 | 平和を

 【 地 軸 】 2016/4/18 地方紙1面下段コラムより

 [「またか」と正直情けなくなった。大勢の死傷者が出た熊本地震に絡んで、ツイッター上に悪質なデマが流れた。「動物園からライオンが逃げ出した」と、わざわざ画像を付けたものも。悪ふざけにもほどがある。
 ▲桜島など火山活動は活発だが、これまで大きな地震が少なかった九州。だからだろうか。突拍子もない話がまことしやかに伝わった。
 ▲93年前の関東大震災では「朝鮮人が井戸に毒を入れた」というデマが広がり、大規模な虐殺事件が起きた。阪神大震災や東日本大震災でも「性犯罪が増えた」とか「外国人が荒らし回っている」との偽情報で、自警団がパトロールした。
 ▲今回は国内で唯一稼働している九州電力の「川内原発が火事」というデマも流れた。5年前の東京電力福島第1原発事故の例がある。当時必要な情報を得られなかった苦い記憶が審議を見極める目を曇らせ、広まった可能性がある。
 ▲政府が一昨年まとめた首都直下型地震対策でも、デマの大量流出を想定して「打消し情報」発信の必要性を挙げる。情報ツールの発達と普及で、明らかな間違いはほぼリアルタイムで指摘できるようになった。国や自治体の職員でなくても監視役は果たせる。
 ▲地震の被害が広がり、今後も様々な情報が飛び交うはず。意図的にデマを流す行為は言語道断だが、誤った情報を拡散させる側にならないように。非常時だからこそ一人一人が冷静な対応を心がけたい。]

 ( 忘却への扉 ) 熊本地震に絡んでツイッター上に悪質なデマが流れた。現代はデマを一瞬にして全国に発信することができるだけに、大人げない悪ふざけはいいかげんにしろと言いたい。
 関東大震災は1923年9月1日に相模湾で起こったマグニチュード7・9の大地震で死者9万9931人、行方不明を合わせると約14万3000人弱。
 この大震災を悪用し治安が乱れた背景に朝鮮人と社会主義者がいると政府は宣伝し、朝鮮人虐殺、大杉栄虐殺など、亀戸事件、社会主義者弾圧などが行われた。(ブリタニカ国際百科事典より)
 政府は首都直下型地震対策とするデマの大量流出に対する「打消し情報」発信の必要性を挙げているが、恐ろしいのは関東大震災時のように、政府が情報隠匿や秘密法を悪用したりして、意図的にデマを流す危険性である。報道の自由と国民の知る権利が侵されている社会、政府に邪魔な人たちがどうなるか…? それは私たちも直接影響を被ることから逃れられない。


明るさは連鎖する

2016-04-22 | 共に

 【 苦しいときこそ笑顔が大切 】 伊方町 男性( 50・農業 )

 ◇以前、こんな言葉を聞いたことがある。「子どもを幸せにしたければ、まず親である自分が幸せになることです」。子どもは親の背中を見て育つというが、親が暗い顔を見せたり落ち込んでいたりすると、子どもを不安にさせる。つまり、苦しいときこそ笑顔である。最初は作った笑顔であっても、そのうちなじんでくるものだ。
 ◇私には子供がいないが、息子くらいの年齢のおいがいる。私が愚痴をこぼしたり悩みを相談したりすると、不愉快だといわんばかりに荒々しくなる。だから、、つらいときでもできるだけ明るくふるまっている。
 ◇最近になって私も吹っ切れたのか、物事を前向きに考えられるようになった。いつまでも悩みを引きずっていても始まらないのだ。そして最近、私はよく笑うようになった。すると一緒に暮らしているおいも明るい表情を見せたり、ポジティブな言葉を発するようになった。明るさは連鎖するのだ。悩みを持たない人間なんていない。そして、一生不幸の人生を送る人もいない。]
                                    《 こだま 読者の広場 》 地方紙「投稿欄」より

 ( 忘却への扉 ) つらい生活ばかり体験して落ち込み弱気になっていた女性が、生き方を変えたいと思いついたのは、笑顔の自分になることだった。その女性も作り笑いが長く続いた。だが、いつの間にか意識しないで明るい自分になっていた。
 気分が変わると勇気もわいてきて良い方向に向かい始めたとの体験談を、昔、放送番組で聴き今でも覚えている。何度か私も真似してみようとしたが意外に簡単にはいかなかった。
 でも、この国が決めた高齢者の階段を上り始めて自然と笑顔の私が多くなった。良く言えばプラス思考、悪く言えば進歩が足りないのかもしれないが、人生最後は笑顔気分で迎えたい。
 だが、一般国民から目を背ける安倍政権的勢力が、幅を利かす世の中が継続するなら、嘆かわしいがそれも無理。