Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

日本酒  醴泉 特別純米酒

2010-08-17 22:29:42 | Sake


天降甘露地出 醴泉 特別純米酒
玉泉堂酒造株式会社 岐阜県



醴泉とは中国の故事による、大地より湧き出た泉の名前です。


使用米:兵庫県特A地区東条産「山田錦」100%
精米歩合:60%
日本酒度:+2
酸度:1.6
アミノ酸度:1.4
使用酵母:熊本9号
alc.:16度未満


<テイスティング>
外観  清澄度、透明感高く健全。
    ほぼ無色透明だがうっすらと緑がかっている。粘性中~高め。
香り  香りは控えめ。
    ほんのりと洋梨のような木生り果実の香りもするが、
    栗やサツマイモのような甘さを感じる。
味わい アタックはややシャープ。ピリッとした刺激が広がる。
    テクスチャーはさらりとしている。
    ほっこりしたほんのり柔らかい甘み、
    さらりとしていて爽やかな酸味とキメの細かい苦味を感じる。
    引き続き軽やかな旨みが訪れる。
    炊きたての米のようなフレーバー。
    余韻は米やサツマイモのような穀類の甘みが残るが
    アルコールの刺激と苦味に変わり中等度の長さ残る。
サンプルの特徴
    控えめではあるが華やかさを感じる香り、
    軽やかなテクスチャーと五味のバランスが取れた酒質。
    薫酒といえるであろう。
適したシーン
    春から初夏にかけて飲用したい。
    シーン設定は広いといえるが、
    ややカジュアルからセミフォーマルが好ましい。
    軽いテクスチャーや甘く爽やかな香りは
    若い人や女性に好まれる酒質と思われる。
    食事の前半に軽い前菜と、
    または野菜や魚介をメインにするなら食事を通して
    飲用できると思われる。    
飲用温度 15~18℃ または 人肌燗(35℃)
     控えめに香る吟醸香を逃さない温度を選びたい。
     冷やしすぎると香りが立ちにくく、
     温めると香りが逃げてしまうので
     15~18℃が適温と思われる。
適した酒器 華やかな香りを捉えられるように
      ラッパ型やチューリップ型が好ましい。
      軽やかな酒質を楽しめるように
      ガラス素材や有田焼などの気軽に楽しめる磁器がよい。
相性の良い料理のイメージ
     軽やかな酒質なので
     野菜や白身の魚やホタテなどの
     あっさりした食材との相性が良いと思われる。
     和食:鯛のお刺身、冬瓜の桜海老あんかけ、
        海老真丈の蓮根はさみ揚げ
     洋食:白身魚のカルパッチョ、帆立貝のカルパッチョ、
        カプレーゼ、アクアパッツア、魚介のサラダ
     中華:バンバンジー、エビシュウマイ、白身魚の酒蒸し
        エビチリ


つぶやき
温めると香りは薄くなっちゃいますが、
酸味が抑えられて甘みや旨みが引き立ちます。
ただ燗冷ましになってくるとめっちゃ薄いお酒になってる。
冷やしても甘みが引き立つ。
苦味も押さえられますね。
でも香りが立たない、やはり。


9号酵母使っているせいか、純米吟醸って感じです。
精米歩合60%とは思えないクリーンさ。


岐阜県には他に、
三千盛
御代桜
小左衛門
始禄
などの銘柄があります。


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