Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

久々にお江戸へ ⑥ 明治神宮

2012-06-11 22:51:08 | Travel
久々のお江戸3日目は前日の雨が嘘のような快晴。
朝から日差しが強くて暑い!

そんな中、
4時まで飲んでいたのにもかかわらず早起きして向かいましたのは
明治神宮です。



もともと神社仏閣めぐりは好きなんですが、
一時期日本近代史にはまりまして、
それ関連を読んだり旅したりしてて、
それつながりで明治神宮にはじめて来た時、
なんて心が落ち着く場所なんでしょうと思い、
以来東京で一番好きな場所になりました。

神社の建築様式とかも好きなんですが、
なんといっても本殿にたどり着くまでの林道を歩くのがとても落ち着くのです。

最近、宮脇昭著「森の長城が日本を救う」を読んで、
明治神宮の鎮守の森ができた背景や、その植物生態系のことを知り、
どうして気持ちが落ち着くのかわかりました。

そして
「しばらく明治神宮に行ってないけど今回の旅では絶対行くぞ」と
心に決めていたのです。

さて、てくてく歩いてみましょう。









木漏れ日が美しいです。

ここはもともと荒地だったところに造林したそうです。
当時の政府は伊勢神宮や日光東照宮のような杉の並木を望んでましたが
学者さんたちは、
永代続く森を作るためにはその土地に本来存在した生態を再現することが必要と説き、
そのために代々木の土壌にはどういう組成の植物生態が適しているか政府に訴え続け、
そして椎・樫・楠などの照葉樹を混植することに決定したのです。

この見事な森には、本来あるべき姿、バランスの取れた姿、
無理やひずみのない姿があります。

だからとても居心地がいいのだろうな、
それを体が自然に感じているのだろうなと思います。

そして今、東北をはじめ各地の沿岸の防潮林に
景観を重視した松の植林ではなく
この明治神宮の鎮守の森のように本来の生態系に即した植林を・・・
という活動が起こっています。
本来あるべき姿の森は木々が深く根を張るため水害にも強く、
津波などで私たちの大切なものが流出するのを防ぐ効果も期待されるのです。

明治神宮を歩きながら、
こういう雑木林が浜辺にある風景を想像してみました。
全然おかしくないですよ。
松林でなくても、椎、樫、楠木、ときどき松、でもいいのではないでしょうか



さて、
明治神宮のもう一つのわたくし的萌えポイント。

奉納されたお酒の樽。
全国各地のいろんな蔵元の名前がずらり。
利き酒師としてはこれを眺めているだけでも楽しい。

そしてもう一つ・・・。



フランスのワインの蔵元から送られた樽もずらり!
ワインエキスパートとしてはこれまた眺めて楽しいアイテム。


ロマネコンティなんかもあるんですから(笑)


今年の7月30日は明治天皇が崩御してから100年ということで、
大政奉還から明治天皇崩御までの歴史を
参道にパネル展示してありました。










もうちょっと時間があったらもっとゆっくり見たかったのですが、
午前10時台のの飛行機だったのでざっくりと。


さて、本殿にたどり着きましたのでお参り。


また上京の際にはゆっくり散策したいです。

なんかもっとたくさん写真撮ったはずなのに知らないうちに消えてるんだよなー。
1日目の鮨屋での写真も何枚かなかったのは
撮り忘れじゃなくて消えてるんだきっと。
まだ新しいデジカメを扱いきれてないんですねきっと。

ということで、
今回のお江戸の旅、終了です。

2泊しましたがいずれも2時間ぐらいずつしか寝ていないので
帰りの飛行機では爆睡でした

おわり。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (sugarvine)
2012-06-25 10:00:50
私も明治神宮落ち着きます。樽ポイントも、萌えてます。
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Unknown (sympa)
2012-06-26 00:43:33
sugaravineちゃん

ねー。
でもお伊勢にも行ってみたいのでした(笑)
返信する

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