Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

北リアス・山田線沿線の旅 ⑦ 釜石で夜の部

2013-06-29 23:43:24 | Travel
釜石到着しまして
ホテルチェックイン後すぐに向かいましたのは、
キッチンカーがズラリ勢揃いの大町ほほえむスクエア。

閉店間際のハピスコーヒーにて
フェアトレードのビールをいただきました。


ほほえむスクエアの終了時間がはやくなったのですって。
残念ながらビール一つで終わり、
町を歩きながら次の店をどうしようかなーと。

馴染みの店は2軒ともアウトだったので、ちょっと途方にくれつつ(笑)

この日はなんだか町にすごくたくさんの人が出ていました。


夜の釜石。
震災後はじめて来たときには真っ暗だった。
ずいぶん明るくなりました。



それでもまだこんなビルも残っていたり。


なんとなく小腹が空いてきて炭水化物を食べたい気がしたので、
キッチンカーを卒業し店舗開店して間もないこちらに入ることにしました。

新華園支店&ベラ。



釜石ラーメンいただきました。
細い麺、シンプルなラーメン大好きです。



もう1軒。

タウンホール。
ジャズカフェ&バーです。


なんとなく賑やか。



カウンターに座りまして、リキュールと乾きものを。




「前にもいらしたことありますよね」
「はい震災の翌年の冬に」

みたいな感じでマスターと話しはじめ、
ジャズ全般の話や、岩手のジャズ喫茶ネタ、さらには原発問題までいろいろと


今回は馴染みの店に入れなかったおかげで他に入ることができて、
まあこれもよいきっかけですよね

釜石は来るたびに新しいお店ができているので
あちこち行く訪ねて行くのも楽しいです。

ということで、
1日目終了。

つづく。






北リアス・山田線沿線の旅 ⑥ 山田町で散策&おいしい夕ご飯

2013-06-29 23:35:44 | Travel
約2ヵ月ぶりの山田町。





あれ、この慰霊碑いつできたんですか・・・・。

なんと、前回わたしが来たときにもすでにあった模様です・・・・。
見逃しましたかね
今回見つけてよかった・・・・と手を合わせました。



夕方で小雨が降っててやや暗くドンヨリしてましたが、
しばし散策。







相変わらずの壊れっぷりです・・・山田町。


JR山田線の線路。

はやく繋がって欲しいなあ。



さて、5時をまわりまして、
今回の旅の目的その②、山田で晩ごはんの時間となりました。

やはり経済活動は夜にお酒を飲んで地元の方とお話しするのが一番!
なのですが、
宿泊施設も流されてしまって泊まるところが限られている地域、
陸前高田や大槌、そしてここ山田ではなかなかできなくていつも気になっていました。

特に山田町は、
北海道のNPOが不正にお金を使ていた件が明るみになって以来、
「山田に何か役立つことしなくちゃ」となんとなく気持ちが落ち着かなかったのです


今回は山田に泊まるわけではないのですが、
バスの時間まで1時間半ほど、
山田での晩ごはんを楽しむことにしました



伺いましたのはこちら。

「竹松や」さん。

他のお店つながりでこちらのことを知り、
行きたいお店リストに入っていて、ようやくうかがうことができました。



ますはビールを。

山田町オランダ島ビール、そして枝豆。
枝豆、味が濃くておいしかった。
ビールも、こういう地ビール、最近好きなんです


お刺身テキトウに盛合せてもらいました。

ぶり、あとなんだっけ
浜千鳥の純米とともに。
お魚、おいしかったです。



自家製さつま揚げ。
これもおいしかったなー。


ということであっという間に1時間15分経ちました。
なんか時計チラチラ見ながら「あと何分あるからもう一品」みたいなのって
ホント虚しい・・・。

またお邪魔しまーす

タクシー呼んでもらって釜石行きのバスが出るやまだ道の駅まで。



タクシーの運転手さんにどこから来たのと言われ、北海道というと、
やはり例のNPOの話になり、
ほんとにガッカリしちゃいます・・・・。


道の駅到着しましたが、10分ほど余裕があったので、
ダッシュで山田の瓦礫の状況を見に行きました。

ふむふむ、もう去年みまでたいに山積みにはならないでしょうけど、
いまも解体工事があったりするので少しは瓦礫残ってしまうんでしょうね。




ヤマセできれいな山田の海を見ることができませんでしたが、
来てよかった、また来ます、山田町。


釜石行きバスに乗って・・・・



釜石着。


これから2次会です


つづく。

北リアス・山田線沿線の旅 ⑤ 宮古から山田へ

2013-06-29 23:33:50 | Travel
北リアス線に乗って、小本から宮古に向かいます。





摂待駅から見る光景。

ここも浸水してずっと工事車両がいたのですが、
今年はいよいよ農地として使えるようになったのですね!



田老。

エックス型の防波堤のところに山積みになっていた瓦礫は
だいぶ少なくなったように感じます。



そして宮古到着。



宮古地区でもプチ経済活動を・・・と田老のかりんとう購入。



そしてバスに乗って南下し、お隣の山田町に向かいます。



震災以前は宮古からは山田、大槌、釜石とJR山田線(盛岡~釜石)が運行していましたが、
こちらも鉄橋や駅が津波で流され運休中。
JR東日本は、気仙沼線や大船渡線と同様に全線バス運行BRTを提示していますが、
山田線沿線自治体はこれを拒否、
はやく鉄橋や線路を直して電車を走らせろ、と要求しています。

現在JRが鉄路の復旧を積極的に進めているのは、
福島ー宮城の常磐線と、宮城の石巻線でしょうかね。
駅や線路を山側に移設して全線開通を進めています。

山田線や大船渡線は後回しになっちゃうんでしょうかねぇ。

三陸鉄道がガシガシ直してくれてるのと比べると、
なんだか「バカにしてんの?」と言いたくなっちゃう・・・・

けっこうこの路線のバスはいつも混んでて、座れないこともあるんです。
何とかしてくれないかなあ、JR。



山田町に入りました。





つづく。

北リアス・山田線沿線の旅 ④ 小本

2013-06-29 23:31:49 | Travel
バスで小本に到着です。






この観光センター、駅舎も兼ねています。


次の宮古行きの列車まで少し時間があるのでウロウロしてみます。



まるっきりヤマセです・・・


駅の近くの仮設商店街。


買い物できるような店がここしかないのでいつもここに入ってしまいます・・・


小腹を満たすものを買いまして、
観光センターに戻り、腹ごしらえ。





まだ時間余ってたので、海の方にも歩いて行ってみようかなーと・・・。

視界不良でなんか歩いていく気が失せちゃいました・・・


うだうだしているうちに列車に乗る時間となりました




北リアス線全面開通したら小本に降り立つ機会は激減するだろうから、
春までにまた来て、
海の近くがどんなふうに変わっているか、見てみたいなと思います。



つづく。

北リアス・山田線沿線の旅 ③ 田野畑、そして全線開通に向けて工事中の島越

2013-06-29 23:29:01 | Travel
田野畑駅に着きました。


ドラマあまちゃんでは畑野駅として登場します。


ここからタクシーに乗って今回の旅の目的その①の場所へ。

ちなみにこの車両、田野畑観光タクシーさんで唯一津波で流されなかった車だそうです。


目的地は島越駅。

三陸鉄道北リアス線は現在、田野畑ー小本間のみ山側を走るバスで代行していますが、
それはその間にある島越駅とその周辺の被害が大きく、復旧に時間がかかっているから。

昨年の9月に島越駅があった場所に行ってみましたが、
長い鉄橋がすっぽり崩落していました。

それでも来春の全面開通に向けて急ピッチで工事中だというので、
どんな感じになっているのか、見たいと思っていたのでした。



タクシーの運転手にその旨伝えたところ、
要所で止まってくれたりいろんな話を聞かせてくださったりしました。


まず、崩落していた橋はひとつじゃありませんでした。

ひとつ目。



端から端まで一つの写真に納まりません

ということで、帰りに別のアングルから。




2つ目。




そして3つ目。





高架の上に乗り場ホームがあって、その海側に駅舎があったのです。

いま作っている高架は防潮堤の役割も担うものになるそうです。
そして駅舎は高架の山側に作るそうです。



駅前広場にあった宮沢賢治の石碑はかろうじて流されず残りました。









これは震災遺構として保存するようです。


はやくこの線路がつながるといいですね。


それにしても三陸鉄道はすごいです。
震災後早いうちから一部区間運行再開し、
こうして鉄橋をいくつも直して来春には全線開通するのです。
第三セクター、すごいです!


鉄道ばかりじゃなく、壊れた海の堤防も何とかしなきゃならんしね。





帰り道、タクシーの運転手さんが、
「明日あの島越のあたりであまちゃんのロケやるみたいですよ。朝5時ぐらいからって。」
と教えてくれました。
ドラマは震災のことも描くという噂なので、
きっとそのシーンで壊れた鉄橋を使うんだろうなーって思いました。


さて、田野畑に戻りまして、
これまた前から気になっていた、田野畑駅に併設の喫茶室にてティータイム。
駅ではお姉さん一人が働いていて、
切符売ったり三鉄グッズ売ったり、普通にお菓子とかおみやげ品売ったり、
この喫茶で料理したり、
ぜーんぶ一人でやってます。
すごいです!

わたしのほかにもお客がいて、
カレーとか蕎麦とかピラフとかいろんなもの注文してたんですが、
手際よく作ってて感心しちゃいました


喫茶には有名人のサインが。

杉本哲太、橋本愛、能年玲奈・・・
あまちゃん出演者ですね!



ゆっくりコーヒーを飲んで、
さらに待合室のテレビで「あまちゃん」の昼の再放送を見ました。



まだ小本行きの代行バスまで時間があったので、
駅舎内にはってあった震災前の田野畑や島越駅の周辺写真をじっくり見ました。


島越の海岸、ブルーと白のかわいい駅舎、そして三鉄の車両も。


そして震災直後の島越駅付近。

こんなひどい状況だったのに、
さっき見たような状況まで工事が進んでいるかと思うと
ホントにうれしい。


そして、田野畑の駅を出てすぐの風景・・・・。

こんなにたくさん家が建ってたんだ・・・・。


このエリアは今・・・・。

何にもありません・・・・。


さて、小本行きのバスの時間です。

つづく。

北リアス・山田線沿線の旅 ② 久慈から田野畑へ~三陸鉄道北リアス線

2013-06-29 23:26:59 | Travel
さて、またまた三鉄久慈駅に戻りまして、
北リアス線に乗り込みます。





レトロ車両には団体のお客さん。





わたくしは普通車両に。



発車しまして、朝ご飯を。

さっきリアス亭で買ったおいなりさん。
おこわがパンパンに詰まってる。
美味しいです!


さてここで久慈で買ったものをご紹介。

道の駅では…

食料こんなに!(笑)
海女とか琥珀の名がついたお菓子がズラリならんでてちょっと笑えましたが、
ブームに乗ってたくさん買いました。



シャトータカマツでは前から気になっていたお菓子を。

ここでも海女(笑)
海女ブーム前からある日本酒カステラも買っちゃいました。



さて、列車はお隣の野田村へ。


景勝地・十府ヶ浦の海岸。









相変わらず防波堤は壊れたまんまです。


観光客のみなさん、立ち上がって、
壊れた防波堤や工事の様子、
だいぶ減ったけどまだまだ積み上げられてる瓦礫を見て
語り合ってます。





これが2年年3ヶ月経った被災地の現状です。
たくさん見ていってほしいな。



安家大橋に差し掛かりました。

橋の上から海を眺めたり・・・・


反対の山側のきれいな渓谷と、昨年秋に再建されたサケ・マスふ化場・・・・



観光客の皆さん、
またまた立ち上がって熱心に見たり、
車掌さんの説明を聞いたりしてくださいます。







さて、堀内(ほりない)駅に到着しました。

ここは新たな注目スポット。
ドラマあまちゃんで「袖ケ浜駅」として何度も登場しました。


ここでは何分か停車するので観光客の皆さんが降りて記念撮影したりできます。



駅のホームからの眺め。




次の名所は大沢橋梁。

国内でも珍しい形の鉄橋なんだとか。

ドラマのワンシーンで、夏ばっぱが大漁旗を振っている場所はここなんじゃないかと
秘かに思っております・・・・

三鉄に乗ってドラマのシーンを思い出すのも
ファンにはまたたまらない旅の趣ですね



大沢橋梁から見上げる堀内大橋(国道45号線)。




ここを過ぎると線路は山側に入り、海とお別れ。
そして田野畑駅へ。


つづく。




北リアス・山田線沿線の旅 ① 八戸線で久慈へ

2013-06-29 23:26:41 | Travel
6月最終の週末、思い立ってふらりと岩手沿岸に行って参りました。


身体の不調から6月は遠出しないでおこうと思っていたのですが、
今年行きたいとこややりたいことと、休みの数を考え合わせたところ、
どう考えても休みが足りず、
これ以上休んでたらあとで後悔するんじゃないかとにわかに焦り始め、
突如土日で岩手沿岸に行くぞと決めたのでした


ちょこちょこ気になるところがあるんですが、
7月に南リアスに行くことになっていたので、今回は北リアス、
すなわち岩手沿岸の北半分へ。



まずはいつものように、夜行で青森上陸しまして新幹線で八戸へ。



三陸復興国立公園の大きなポスター。

震災を受けて、
八戸から宮城までの沿岸にある自然公園を
段階的に大きな国立公園にしちゃおうっていう計画。

とりあえず今年の5月24日に、
八戸の蕪島と種差海岸、あとは岩手沿岸のもともと「三陸海岸国立公園」だったエリアが
「三陸復興国立公園」に指定されました。

秋以降に気仙沼以南も編入されていくみたいです・・・・。

岩手はもともと国立公園だったからか、
あんまりこの三陸復興公園について大々的に祝っている感じがしないのですが、
青森県や八戸市からすると、いままで県立公園だったところが国立になったってことで、
こんな風にすごくお祝いしている感じがします。


八戸から久慈までのんびり八戸線の旅。
三陸復興国立公園にも注目して行きましょうかね・・・・。

この日はやませが来ていて1日中霧が濃い感じでした。
やませとは、この時期に北三陸でよく起こる冷気のことです。



八戸・鮫駅近くの蕪島。
ウミネコの繁殖地として有名です。



蕪島から南12キロにわたって延びる海岸線は種差海岸。
鳴き砂の白い砂浜、天然芝の草原が広がる浜、
そして荒々しい岩礁が入り混じった海岸です。



種差海岸駅。
この駅の近くに天然芝がある海岸があります。

遊歩道もあるとか。
いつか歩いてみたいですね・・・。







ということで、
いつものように9時に久慈着。


到着したのはJR久慈駅ですが、
お隣の三鉄駅構内で狙いのものがあったでそそくさと移動。


ドラマあまちゃんでもよく出てくるうに丼(うに弁当)をもし買えたらうれしいな…と



あー・・・・やっぱりない
いろんな人のブログとか観たら9時半ごろでも残ってることあるってことだったので
かるーく期待していたのですが、まあ、こんなもんです

ちなみにこの三陸リアス亭、
ドラマとは違って座って食べたり飲んだりするところはなくソバやお弁当の販売のみです。
地元のお母さんたちらしき人たちが忙しく働いてます。
ウニ弁当の代わりにおいなりさん買いました


今回ビックリしたのは、三鉄駅待合室の模様替え


これは5月に来たときもありましたね。
七夕バージョンになってます


これ!
かすりはんてんとか売ってるし!(笑)



お菓子販売の棚も新しくなり、スペースも広くなってます。




ゴールデンウィークに来たときもたくさんシールが張ってありましたが、
6月もたくさんの人が久慈を訪れてくださったのですね。
「あまちゃん」効果すごいです。




さて、駅の外に出まして、しばし久慈市内散策です。




ドラマでもよく出てくる、「北三陸市観光協会」があるビル





まめぶの家。

前回来たときは、
突然の観光客増加に対応しきれていなかったのか、
販売数限定してるような張り紙してありましたが、
今回ははりきって営業している雰囲気がします




まちなか水族館。

ドラマに出演している小泉今日子さんが、
他の番組で訪ねていました。

海の近くにあった「もぐらんぴあ水族館」は被災してしまったのですが、
生き残った魚たちを駅前のビルに間借りして展示しているんだそうです。
この水族館の再建にはあのさかなクンもかかわっているのだそうです。
今度ゆっくり見たいです。




琥珀の窓。

久慈市の名産品 琥珀(こはく)の伝承活動を行っている市民団体「くんのこほっぱ愛好会」が設置した
琥珀の情報館だそうです。
朝早いので閉まってますが、次の機会に入ってみたい。





道の駅 やませ土風館。



道の駅の中に、ドラマにも出てきた「久慈秋祭り」の山車の展示がありました。

すごい迫力ですねー。
お祭りも見に来たいなあ。


道の駅で買い物を済ませて外に出ると、
観光バスが何台も到着して観光客がいっぱい来ました!


すごーい。
みなさんたくさん買い物してくださいねー


わたくしは、またまた駅前方面に向かいます。


シャトータカマツでもお菓子買いました。




ドラマのキャストやスタッフがよく言っていたという喫茶店、モカ。

朝早いので当然閉まってました
次の機会に・・・・



今度は昼間の時間に来て、今回は入れなかったところに入りたいですねー。

それにしてもドラマ始まる前に比べたら同じ時間でも開いてる店が格段に多いし、
のぼりとかたくさん立ってて
町全体に色が付いたみたい。

外から注目されて人が来てくれるって、大切なことなんだなーって実感しました。

これからも久慈のみならず三陸の町にたくさんの人が来てくれますように。


つづく。