Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

東京すし屋めぐり  小笹

2010-12-18 23:59:56 | Restaurant/Bar/Cafe
土曜日の夜のお話。

寿司友Mさんとランチ後に別れ、
私はハンズやら本屋やらでショッピング。
その後一度宿に戻り、荷物を置いて浅草方面へ。

この日のお寿司ディナーは20時30分からと
やや遅めスタートだったので、
それまでの時間どこかで1~2杯のお得意一人ゼロ次会をと
わざわざスカイツリーのお膝元、押上まで出向きました。

なぜ押上?
そのお店は、
いつもお世話になってる地元のイタリアンバール、
サリュを参考につくってあるそうで、
一度行って確認したかったのです。

が、さすが師走の土曜日。
予約でいっぱいとのことで入れず。
食事もしないのに予約は変かなと、
プラッと行ってしまった私が馬鹿でした。
お店の外観と夜のスカイツリーを写真に納め、
とぼとぼ渋谷に向かいました。

はじめてみた、夜のスカイツリー。


さてー、またまた前置き長くなりましたがぁ、
この日のディナーは言わずもがなまたまた寿司!
@小笹 in 神泉。



住宅街にひっそりと佇むお寿司屋さんです。
銀座にある小笹寿司のおとうと弟子らしいです。
こちらは食べログでいつも上位で、最近では5位をキープ。
上質なネタとバランスのよいシャリとの口コミで、
訪問予定リストに載っておりました。

今回一緒の寿司友Mさん、
ホントはお目当てのすし屋があって、
そこをアタックの予定でしたがこの週末はお休みとのことで撃沈。
途方にくれていたので、
私の訪問リストから彼女に気になるお店を選んでいただくことになり、
小笹さんに白羽の矢が当たりました。
さすが人気店、早い時間はすでに埋まっており、
20:30からの予約となりました。


こちらは撮影禁止ってことで、
文章でのみご紹介。

<つまみ>

皮付きの鯛 ぷっくりとしておいしい鯛のお刺身

アオヤギ 身とヒモ フルーツを思わせる香り

カラスミ やや粒々が残る若目のものと、色も薄くなってツルツルのもの

アジ   タタキと生のままの2種

ブリ   タタキを角切りで5切れ、皿盛りで。
     大根おろしと芽ネギの小口切り、黒山椒、ポン酢をかけて

ムラサキウニ サザエを思わせるかわいい小鉢にてんこ盛りのウニ

サバのお椀 鯖の押し寿司を両面炙り、澄まし汁の中に入れ、
      芽ネギの小口切りをかける


<握り>

中トロ 2つ 厚めに切ったもの歯ごたえあり
       やや薄切りのものはシャリとのバランスがベター

赤貝 ミネラルよりも甘みが強い 包丁入れ美しい

ヅケ 刷毛で煮きりを塗って置く シャリとのバランスもよくウマイ◎

スミイカ 縦にたくさんの包丁入れ イカでシャリを包むように 塩で

ブリの腹の部分 大根おろしを載せて

コハダ 1枚 縦に切れ目3~4本 ギリギリの〆塩梅 ウマイ◎

穴子 身が上になるようにシャリをくるんで
   小骨とかあまり取ってないのかピンピン出ているけど食感悪くない
   煮方は甘め 脂がのっててうまい 塩とツメ(サラサラタイプ)

干ししいたけ 大きな干ししいたけを甘めに煮たものを薄切りにして

干瓢巻き 

玉子 全体の水分が多くぬちゃっとしている
   悪くはないがジュワッとしているほうが好き

追加で、

鯛 やさしめのシャリと合う

コハダ 今度は2枚 1枚よりしっかり締まっている印象(当前か)

穴子としいたけの太巻き


以上でございました。


シャリは固めでかなりマイルドでバランスよいです。
どっちが強いかというと酢よりも塩かな。
はじめは優しいなと思ったんですが、
だんだんに舌に塩感が蓄積されて、
全部終わったあとには塩感が口の中に残ってました。

握りの形はちょっとかねさかっぽいですが、
そんなに背は高くないです。
好みの形の範囲内。
一つ一つの握りはかなり小さいほうです。
ネタによって空気の含み方結構変えてると思います。

ガリは根しょうがで、さっぱりしてて好きでした。

やはり印象に残るのはネタが上質であるということ。
マグロと貝系がよかった。

あと、
ここの店の楽しみは寿司バカトークですね。
大将は江戸前寿司の系統とか、いろんなすし屋さんの裏事情とか、
寿司バカ芸能人のこととか、いろんなこと知っていて、
寿司バカ修行中の私にとってはかなりおいしい話を
たくさん聞かせていただきました。

食べログでは写真載せてる方もいるし、
今度は写真撮っていいか聞いてみようかな。

郊外にあるせいか、覚悟して行ったほど高額ではなく、
再訪可能な良店であったと思います。

その前にほかの小笹寿司にも行ってみようと思います。

寿司あとはやっぱりワインでしょ in 西麻布

2010-12-18 04:38:53 | Wine
はい、拓さんでのお寿司の後は、
てくてく歩いて西麻布の常宿にチェックイン。

そして、
前回初訪問でかなりハマった
マニアックワインバー、エレヴァージュさんのツイッター確認し、
空席ありそうだったので電話。
名前言ったら、
「あ~、はいはい、どうもどうも。」
って、覚えててくれたみたいで
「あ、またお邪魔します。2分で着きます。」
で、てくてく歩いて2分後到着です。

「もう札幌は雪積もってますか」なんてスモールトークのあと
ワイン注文。

まずはこれ。

ピュリニーモンラッシェ オン・ラ・リシャルド 2000
ドメーヌ・ドーヴネー(ルロワの個人所有畑)

マダム・ルロワの個人所有畑からできるワインは
まさにブルゴーニュ最高峰の一つ。
ドメーヌ・ルロワ同様ビオディナミ農法で、
非常にしっかりした構造。
力強く極めて凝縮感のあるワインです。

グラスに注いでいる瞬間からものすごい香りがたち、
飲んだ後の残り香も相当凝縮感あり、
しかもぜんぜん弱まらず、
これ以降赤ワインガンガン飲んだのですが、
ずっとこのピュリモンのグラスキープして
香りをつまみに赤を飲むみたいな・・・
ちなみにコチラ、
1杯40ccで4200円也。


ブルーノ・クラヴリエ
ヴォーヌ・ロマネ・1er・オー・ブリュレ 1993
自然派のとても素晴らしいドメーヌ。なんと平均収量は20hl/ha。
1999年から完全にビオディナミに切り替えている。
こちらもかなり骨格がしっかりしたワイン。



デュガピー、ジュヴレイ・シャンベルタンVV 1996
これもかなり強めの飲み口と繊細な香り。



シャトーヌフ デュ パプ 
レ カイユ 2006
アンドレ ブリュネル

以下、エレバージュのHPより抜粋。
これほど美しくて伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプは、
他にあるでしょうか。
この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、
野生的すぎる傾向がありました。
しかし最近の生産者は、
ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味を
自分のものに取り入れようとしています。
その結果熟成の初期でも比較的美味しく、
さらに極めて長期間「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。

グルナッシュのたっぷりした果実味と綺麗な酸のバランスに
思わずうなってしまいました。
 


ここで小腹が空いてきたのでちょっと甘いものでも・・・。

こちらのワインバーのメルマガなどで紹介されてて
かなり気になってました。
京都「アトリエ ラ パージュ ブランシュ」さんの
「アマレットと、オレンジの焼き菓子」。
滑らかで濃厚、しかしさわやかで後味すっきりのケーキでした。
うまかった~。


そして最後にCAのカベソーでガッツン気味の〆。

プランプ・ジャック
カベルネ・ソーヴィニヨン・エステート
オークヴィル ナパヴァレー 2005

カリフォルニア好きなら大注目のプランプジャック。
深みのあるヴァニラ香、
ベルベットのような舌触りのカシスの味わい、
ん~ うまい!


あ~この日もかなり楽しんじゃって3時半くらいまで。
結構いいワインばかり飲んだのでお値段もかなり行っちゃいましたが、
そもそもグラスでこんなの飲めるかフツウ!?
って感じのラインナップなので
ワインバカにとってはかなりのお得感です。

実はこの日もこれ以上飲んでいるのです。
なんか、最後のオリだけ残ってるところとか、
売りに出せないんでサービスで出してくれたりするんですが、
この日はこの2アイテム頂きました。


シャサーニュ モンラッシェ 
プルミエクリュ モルジョ 1978
ジョセフ ドルーアン
1978年という年は素晴らしい年で、
果汁溢れる葡萄の新鮮さがそのまま残っているよう。
かなり若く感じる。


エシェゾー 1964
レオン ヴィオラン
この会社はネゴシアンだそうです。
まだまだフレッシュで力強い味わいとなっています。
ブラインドだったら80年代後半ぐらいと思うでしょうな。
先に飲んだシャサモン78より若いと思いましたもん。


そして~!
日本酒もちょい味見させてもらいました。
31日に売り出す予定で熟成中の幻系日本酒、
二左衛門と石田屋、今年リリースのものです。

二左衛門は地元で先日、昨年のものを飲みましたが、
それに比べてやはりやや若い印象。
石田屋は熟成を経ての出荷なのでかなりまろやかで濃厚。
あ~うまかった。
31日に来てちゃんと飲みたい~。

さてこの日はこれにて退散しましたが、
帰り際に「明日もまた来ると思います~」と宣言。
徒歩2分で到着の定宿にて
7時間後に控えた三ツ星鮨ランチに備えて爆睡・・・・・