Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

東京すし屋巡り 西麻布 拓

2010-12-17 23:25:00 | Restaurant/Bar/Cafe
はい~
案の定更新遅れております
書くこと満載な上に、
燃え尽き症候群に陥ったこともあり、
なかなかPCと向き合えなかったのですが、
ぼちぼち行きまっせ~

で、
まずは東京すし屋巡りツアー1軒目。
17日の夜のお話からスタート!




今回も予定より1時間半くらい飛行機遅れて
幸先悪いお江戸イン

羽田に着いたとたん予約時間変更の電話することなりましたのは、
西麻布のお洒落なお寿司屋さん、西麻布 拓。


こちらはワインとお寿司ってことで、
ソムリエールさんがいます。
日本酒も結構気になるものがあって惹かれましたが、
今回はワインで、と決めていたので、
オンリストのグラス全部飲む勢いでまずは泡(クレマン・ブル)から。

喉はカラカラ、お腹ぺこぺこだったので、
お料理どんどん出していただきました。


銀杏とむかご、壬生菜のお浸しにセイコ蟹のせて。


ひらめ、旨い。


鰆のあぶりを押し寿司で。


ここで泡無くなり、白へ。
サンセールとボル白、シャブリPCヴァイヨンの中からのチョイス。
「お料理に合わせてお勧めをお願いします」
と、ソムリエールさんの力量測ろうとしたのですが、
それぞれのワインの特徴説明されて、
向こうは私に選ばせる作戦に出た。
しょうがないなあ・・・と、
シャブリと間違っちゃいそうなヤツを期待してサンセールを。

でも残念ながら、
はっきりしたソーヴィニヨンブランのサンセールでした

ということで、楽しむポイントを「ソーヴィニヨン比較」に変更。
ボル白とサンセールを並べて飲むことにしました。


すっぱいサンセールよりは、
セミヨン混じりで優しい樽のボル白の方が、
お魚にも合わせやすかった。



アオヤギを軽くあぶって。

あーここで貝が出るなら、泡残しとけばよかった!
白頼むときに、
これから貝類出ますが・・・・
とか教えてもらえたら泡お代わりしたんだけどな。



サヨリを笹と一緒に焼いて。


九州(確か佐賀)の小ぶりなカキ。

酸っぱいサンセールと牡蠣合わせてみましたが、
SBの青さが目立ってダメ。
ボル白とはちょっと厳しいと思ったので別の白を頼むことに。
カキとシャブリ?
でもプルミエだから樽樽してるかなあ・・・・。
でも合わせてみよう!
で、早くもわたしの前にグラスが3つ並ぶことになりました


若いけど柔らかさとしっかりしたミネラルのヴァイヨンは
カキと美味しくマリアージュしてました。



熊本の茄子。ちゃんとした名前忘れた。
言われなかったらこれって林檎ですか?って感じの
アクが少なくて甘くてみずみずしくて、
生で美味しい茄子。



厚岸のバフン(海水)と函館のムラサキ(板)


鰆あぶり。


蓮根素揚げ。
美味い。とうもろこしみたいな味。
ここの野菜はどれもうまい!


あれ?これも鰆だったかなあ?やたら鰆多い?

こちらは赤酢と米酢、2つのシャリを使い分けてます。
この鰆(?)は赤酢で。



太刀魚幽庵焼き。


ウニ混ぜ混ぜ酢飯にイクラのトッピング。


ここでソーヴィニヨン2つなくなったので、
握りを意識したワイン2つ注文。
(あくまでグラス3つ並べて飲む・・・・)


オンリストのACブル(赤)。
コレはちょっと若すぎてどれともあわせにくかった。


リスト外から、シャブリGCブランショ。
こちらも落ち着いた樽と酸が江戸前のシャリにあう。



岩手の原木椎茸


車エビ(赤酢)
頭尾切り落とした部分を細かく刻んでシャリとえびの間に挟んでます。


三厩のトロ(赤酢)
買って4日、上がってからはたぶん1週間ぐらいとのこと。
シャリの方がやや強い。


さば(米酢)


シジミ茶碗蒸し


白えび(米酢)


玉子。


キンメあぶり(米酢)


お口直しの大根練り梅。
久兵衛みたい。
そういえば玉子も久兵衛っぽいし、
職人さんの掛け声も久兵衛っぽい。



あなご(米酢)


こはだ(米酢)


あん肝とスイカの奈良漬(米酢)


吸い物

なにやら玉子で終了かと思いきや、
その後もいくつか出て、
汁物で一通りです、と。
出てないネタを聞いて、
興味あったのは煮はまだけだったのでそれと、
早い段階で一度出たカスゴが美味しかったし、
写真取り忘れ立ったので追加で。





金曜日なのに、遅い時間の2巡目はそんなに忙しくもなく、
親方と色々話ながらお食事出来ました。

シャリは赤も白もしっかり強めでしたが、
後に残る強さではなく、
おおむねネタとのバランスもよく、
美味しくいただきました。
空気の含ませ方やネタとの食感のバランスよいと思います。
温度もちゃんとしてます。

この日は寿司と言うよりはワインを楽しんだって感じでした。
サンセールと赤以外は
つまみにも握りにも合わせやすかったです。
が、
せっかくお寿司とワインってことになってるのだから
なんと言うか、
料理の順番とかマリアージュを意識した提供とか、
もうちょっとコントロールされていてもよいかなと思いました。

結局自分で合うワインを考えながら飲むはめになり、
わたくしお得意の「グラス複数並べ飲み」をやっちゃったわけですが、
最終的にはそうなったとしても、
私がどれにしよっかな~と迷っているときに
次は何のネタが出ますよって教えてもらえるとか、
そういうのうれしいかも。

グラスいっぱい並べちゃってスイマセン・・・と一応言ったら、
大将的にはそうしてもらってよかったとのこと。

確かに、
例えばお鮨とワインを合わせるにはこの方式はベストかなと。
今後もこの方式でやっていこうと思います

地元の鮨屋で言ったら、
酢飯2つあるところとかつまみと握りが混ぜ混ぜなところとかは
姫沙羅のもっとシャリが強いバージョンみたい。
接客は田なべみたいかも。
お鮨はぶっちゃけ「おおっ!」って言うものはありませんが、
ダメなところがないので安心。
野菜もうまくてトータルで楽しめます。

また行きたいです。