ワイン友ヒトミさんと待ち合わせてエノテカへ。
有料テイスティングです。
アイテムはこちら。
ヴォギュエのミュジニーとボンヌマール。
前にもテイスティングしましたね。
ヴィンテージ違いだったかな。
せっかくだからここで一つお勉強
シャンボール・ミュジニーの特徴を一口で言うなら
優雅なワインを生むといえる。
優れた味わいと高い品質、
さしずめ柔術のごとき力を持つワインともいえようか。
常に底力を秘めていて、村名格であってもそれは変わらない。
優れたシャンボールミュジニーであれば、
しっかりとした骨組みと果実味の両方を見て取れるはずだ。
コート・ド・ニュイのほかのワインと比べたとき、
シャンボール・ミュジニには顕著なテロワールの風味がある。
この村はコート・ド・ニュイにしては異例なくらい
土壌に含まれる石灰分が多いからだ。
一級畑は細分化が進みすぎて、名の通ったものは極めて少ないが、
特級と同等といわれるレ・ザムルーズと
最大面積を持つレ・シャルムは例外である。
ミュジニー:10.7023haの畑は3つの古い区画からなる。
ミュジニを語るとき、
ドメーヌ・コント・ド・ヴォキュエは避けて通ることができない。
ミュジニはモノポールではないが66.5%をヴォキュエが所有しており、
多くのブルゴーニュ愛飲家にとって
ミュジニといえばド・ヴォキュエ作を意味する。
しかし50年代、60年代に比べると心揺さぶる力が足りなくなっており、
現在は指標たる座を滑り落ちたといえる。
比較試飲をすると、ルロワ、ジョルジュ・ルーミエ、ルイ・ジャド、
ジョセフ・ドルーアンのほうが決まって優れている。
ボンヌ・マール:15.0572ha(CM=13.5417ha、MSD=1.5155ha)
ボンヌ・マールはたくましく、こってりとしたタンニンの強いワインで
雄勁な姿を末永く保つ。
ボンヌ・マールはブルゴーニュの特級で
最も見過ごされた存在とも言える。
ミュジニのせいで影がかすみがちなのもあるが、
やはり若いうちにはその魅力を発揮できないことが理由であろう。
ボンヌ・マールは10年経たないうちには飲めないも同然で、
それからようやく頑丈なタンニンが減り始め、
潜んでいた芳香が漂い始める。
それからさらに10年たったものがさらにすばらしいものとなる。
さて、実際私が感じ取ったニュアンスは・・・・
ミュジニーは
イチゴのような果実味とかなり強めの酸味(まだ若すぎる)。
ミネラルや鉄、梅やカカオのようなニュアンスも。
樽由来のタンニンもあり、ボディが厚い印象。
ボンヌマールは
開くのに時間がかかる(若いからしょうがないですが)
やや土っぽい香り、カシス、果実の皮のようなやや苦味を思わせる香り。
味は樽が強く杉板のような若い樽の風味とタンニン、
酸味も強い。
力強さは感じるがまだ薄い印象。
何も勉強しないでテイスティングしに行って、
帰宅後にいろいろ調べたんですが、
まあ、大枠でそれぞれの畑の違いは捉えられているようです。
他の作り手のもの見たいんですがね・・・。
まあ、鮨シリーズ終わったらこういうワイン購入も
考えていきますか・・・・