長いタイトルですが・・・
前に務めてたバカ病院を同じ時期に辞めた仲良しナースが、
新しい職場に勤め始めたときに話してくれました。
「なんかね～、よく考えるとすごい当たり前のことなんだけど、
それをしてもらえることだけで、
ああ、この職場にしてよかったって思っちゃうの。
逆に、あのバカ病院がどれだけ非常識だったか実感・・・」
今、私も同じことを感じてます。
「月に2回、土曜日休んでいいんですけど
今月はいつにしますか？」
「必要な文房具とかあったら言って下さい、
すぐ持っていきます。」
今の職場でこんなこと言ってもらって感激しちゃいました。
前のバカ病院でははじめの3ヶ月は4週4休だったし、
その後も半日公休なんてあってないようなものだったし
文房具なんて一つも与えてもらわなかった。
カルテを閉じたりするホチキスとかだって全部自前。
リハ室に置くティッシュだって買ってもらえなかったから
リハスタッフが月に500円払ってるお茶代で
ティッシュ買ってたんだもの・・・・。
ほんとにサイテーの職場でしたあそこは。
今の病院はかなり常識的です。
スタッフもみんな親切です。
でもいろいろ話を聞くと、
最近やっとまともになってきたらしいです。
1年前まではかなり常識ハズレで、
保険医剥奪されてもおかしくない状況だったようです
それまでは家族経営で
なんでも院長の言うとおり、
世間の流れや保険制度の変化なんか関係ナシだったようです。
患者さんも5年くらい寝たきりにさせて
退院するときはほとんど死亡退院。
20～30年前にはよくあった・・・みたいな病院が
今この時代に街の真ん中にあったわけです。
1年前にその最悪状況にメスを入れる医師が現れて
院長は事実上引退を余儀なくされて、
看護部長がヘッドハンティングされてきて・・・みたいな。
改革をする人は最初は悪者になります。
結構大変な思いをしたようです。
今までの病院で居心地がよかった人は辞めていきます。
今もどんどん人が辞め、
毎日のように面接が行われています。
全体的に結構ごたごたしてます。
全病棟で看護師長不在もしくはもうすぐ辞める予定・・・。
ま、でも、考えようによっては、
残っている人やこれから入ってくる人は
ちゃんとやりたいと思っている人・・・
一部、他に移っても雇ってもらえないような
頭カッチカチの50台後半のケアワーカーも残ってますが
そんなこんなで、
いまだ院長に会ったことがありません。
医者で私が会ったのはその改革を起こした人だけ。
その人はとてもいい人で、
「お互い学びあっていいものを一緒に作っていきましょう」
っていう心構えのある人。
コレもこの病院に勤めてよかったポイントです。
先日、そのドクターの回診について回りました。
あ、回診があるっていうのも当たり前のことですが、
これにも感動しました。
あのバカ病院では回診が無かったんです
入院患者さんでもみんな
外来診察室にいかないと診察してもらえませんでした。
たとえ昨日手術したばかりの患者さんの傷口の消毒でも
ナースたちがヨッコラヨッコラと患者を車椅子に乗せて
外来診察室に連れて行き、
患者さんは外来診察室の前でさんざん待たされて、
消毒してもらって、また病室に戻ります。
そんなの医者が病室回ったほうが早いのに。
みんな「院長詣で」をしないといけない病院だったんです、
あそこは・・・
話が反れました・・・・
先日その改革ドクターの回診で、
とある認知症の患者さんについて
「この人は結構動ける」っていう話になって、
試しに起こして立たせてみたら歩けそうだったんで
ちょっと歩かしてみたらそしたら結構ヒョイヒョイ歩けました。
それをみて病棟スタッフの反応は2つに分かれました。
「スゴーイ！」と単純に感動するスタッフと、
「患者が一人で歩いて転倒したら困る。」とか
「歩けるようにしてもらったらこっちの仕事が増える。」
とネガティブにとらえるスタッフ・・・・。
そうなんですよね。
こういう病院でリハビリをするってことは
リスクを伴うんです。
その辺がこれからの大きな問題になってくると思います。
今は患者見るよりも事務仕事のほうが多いです。
リハビリ室の備品のピックアップや、
業者との打ち合わせ、
各種書類の原案作成など。
まずこれらをある程度やっつけてしまって、
そのあと入院患者90名以上を全部把握して、
11月の新体制スタート以降に
どの程度入院患者に時間を割いて、
どれくらい外来患者を診ることができるのかを
予測していかなくてはなりません。
やはり行く先（施設・自宅）があり、
症状の改善が見込まれる入院患者さんを
優先的に診ることになると思います。
が、入院はもう寝たきりにしといて、
リハビリは外来だけやればいい、と思っている幹部も多い。
私は、
同じ建物に墓場のような場所があるのにほっといて
外から来る患者だけ治療しろっていうのには
どうも賛同しかねるんですね。
その辺もこれから
病院としての意思統一をしていかなければならない。
戦いが必要になるかもしれません。
戦うためには、
入院患者さんもやればこんなに変わるってことを
知ってもらわなくては・・・・。
ま、そんなこんなで、
いままでの整形外科とはまったく違う分野ですが、
16年勤めたC病院で培ったノウハウを駆使して、
新しい職場で新しい自分を開拓している次第です。
いろいろ大変ですが、
いまのところ、前の職場よりは居心地よいと感じてます
前に務めてたバカ病院を同じ時期に辞めた仲良しナースが、
新しい職場に勤め始めたときに話してくれました。
「なんかね～、よく考えるとすごい当たり前のことなんだけど、
それをしてもらえることだけで、
ああ、この職場にしてよかったって思っちゃうの。
逆に、あのバカ病院がどれだけ非常識だったか実感・・・」
今、私も同じことを感じてます。
「月に2回、土曜日休んでいいんですけど
今月はいつにしますか？」
「必要な文房具とかあったら言って下さい、
すぐ持っていきます。」
今の職場でこんなこと言ってもらって感激しちゃいました。
前のバカ病院でははじめの3ヶ月は4週4休だったし、
その後も半日公休なんてあってないようなものだったし
文房具なんて一つも与えてもらわなかった。
カルテを閉じたりするホチキスとかだって全部自前。
リハ室に置くティッシュだって買ってもらえなかったから
リハスタッフが月に500円払ってるお茶代で
ティッシュ買ってたんだもの・・・・。
ほんとにサイテーの職場でしたあそこは。
今の病院はかなり常識的です。
スタッフもみんな親切です。
でもいろいろ話を聞くと、
最近やっとまともになってきたらしいです。
1年前まではかなり常識ハズレで、
保険医剥奪されてもおかしくない状況だったようです
それまでは家族経営で
なんでも院長の言うとおり、
世間の流れや保険制度の変化なんか関係ナシだったようです。
患者さんも5年くらい寝たきりにさせて
退院するときはほとんど死亡退院。
20～30年前にはよくあった・・・みたいな病院が
今この時代に街の真ん中にあったわけです。
1年前にその最悪状況にメスを入れる医師が現れて
院長は事実上引退を余儀なくされて、
看護部長がヘッドハンティングされてきて・・・みたいな。
改革をする人は最初は悪者になります。
結構大変な思いをしたようです。
今までの病院で居心地がよかった人は辞めていきます。
今もどんどん人が辞め、
毎日のように面接が行われています。
全体的に結構ごたごたしてます。
全病棟で看護師長不在もしくはもうすぐ辞める予定・・・。
ま、でも、考えようによっては、
残っている人やこれから入ってくる人は
ちゃんとやりたいと思っている人・・・
一部、他に移っても雇ってもらえないような
頭カッチカチの50台後半のケアワーカーも残ってますが
そんなこんなで、
いまだ院長に会ったことがありません。
医者で私が会ったのはその改革を起こした人だけ。
その人はとてもいい人で、
「お互い学びあっていいものを一緒に作っていきましょう」
っていう心構えのある人。
コレもこの病院に勤めてよかったポイントです。
先日、そのドクターの回診について回りました。
あ、回診があるっていうのも当たり前のことですが、
これにも感動しました。
あのバカ病院では回診が無かったんです
入院患者さんでもみんな
外来診察室にいかないと診察してもらえませんでした。
たとえ昨日手術したばかりの患者さんの傷口の消毒でも
ナースたちがヨッコラヨッコラと患者を車椅子に乗せて
外来診察室に連れて行き、
患者さんは外来診察室の前でさんざん待たされて、
消毒してもらって、また病室に戻ります。
そんなの医者が病室回ったほうが早いのに。
みんな「院長詣で」をしないといけない病院だったんです、
あそこは・・・
話が反れました・・・・
先日その改革ドクターの回診で、
とある認知症の患者さんについて
「この人は結構動ける」っていう話になって、
試しに起こして立たせてみたら歩けそうだったんで
ちょっと歩かしてみたらそしたら結構ヒョイヒョイ歩けました。
それをみて病棟スタッフの反応は2つに分かれました。
「スゴーイ！」と単純に感動するスタッフと、
「患者が一人で歩いて転倒したら困る。」とか
「歩けるようにしてもらったらこっちの仕事が増える。」
とネガティブにとらえるスタッフ・・・・。
そうなんですよね。
こういう病院でリハビリをするってことは
リスクを伴うんです。
その辺がこれからの大きな問題になってくると思います。
今は患者見るよりも事務仕事のほうが多いです。
リハビリ室の備品のピックアップや、
業者との打ち合わせ、
各種書類の原案作成など。
まずこれらをある程度やっつけてしまって、
そのあと入院患者90名以上を全部把握して、
11月の新体制スタート以降に
どの程度入院患者に時間を割いて、
どれくらい外来患者を診ることができるのかを
予測していかなくてはなりません。
やはり行く先（施設・自宅）があり、
症状の改善が見込まれる入院患者さんを
優先的に診ることになると思います。
が、入院はもう寝たきりにしといて、
リハビリは外来だけやればいい、と思っている幹部も多い。
私は、
同じ建物に墓場のような場所があるのにほっといて
外から来る患者だけ治療しろっていうのには
どうも賛同しかねるんですね。
その辺もこれから
病院としての意思統一をしていかなければならない。
戦いが必要になるかもしれません。
戦うためには、
入院患者さんもやればこんなに変わるってことを
知ってもらわなくては・・・・。
ま、そんなこんなで、
いままでの整形外科とはまったく違う分野ですが、
16年勤めたC病院で培ったノウハウを駆使して、
新しい職場で新しい自分を開拓している次第です。
いろいろ大変ですが、
いまのところ、前の職場よりは居心地よいと感じてます