クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

スタッフブログ FD3Sモニター受付開始

2009-05-28 16:57:35 | なんでもレポート
こんにちはオリジナルボックスF.Oです。
アルテッツア用ステアフィールチューニングKITに続き、FD3S用ステアフィールチューニングKITも、正式発売前にモニターを募集する事といたしました。
前回同様、皆さんの生の声をお聞かせください!!
詳しい募集内容はオリジナルボックスHP http://www.originalbox.co.jp/ でご確認ください。
お申し込み・ご質問はメールのみでお受けいたします。 info@originalbox.co.jp
ご応募お待ちしてます!!

スタビライザー

2009-05-26 13:26:59 | なんでもレポート
先週始めからの作業で、ロータスエリーゼにスタビライザーを
取り付ける「工事」を行なっている。
スポーツカーのエリーゼにスタビライザーを取り付ける?!
強化スタビの事?それとも、新たに?・・・
今や身近な(と言っても簡単には買えませんが)スポーツカーの
1台であるエリーゼ。
軽量でサーキット走行も似合う走りのイメージがあるのだが、
あろうことか、リヤスタビが装備されていない。
初代エリーゼから今日のモデルまで、全てのエリーゼに、無い。
ミッドシップカーでリヤスタビが装備されていない唯一の車かと思われる。
無い理由、無くて良い理由、メリットなど、考えを巡らせても
答えが出せない。
ミッドシップカーでリヤスタビを外してのセットアップは考えられないのだ。
だとすると、エリーゼは特別な「何か」を持っているのか?と、
思ってみたりするのだが、走らせて見ると限界走行付近は、
リヤスタビの無い車両の動きそのもので、車体の軽さに
いくらか助けられているだけの話。
明らかに、乗りづらさと危うさを持ち合わせている。
多くの人は外から眺めるだけだから、事の真相は知らないし、
乗った人たちですら、
「エリーゼはこんなもの」
「軽量なスポーツカーはナーバス」等といった、
良く判らない“うわさ話”の発信源になる。
“危うい物が速く、乗りづらいのがスポーツカー”的なまとまりだ。
・・・まあ、アホらしい話はこれくらいにして、・・・
真面目に考えれば、リヤスタビを付けない訳にはいかない。
見た目のスポーツカー度と中身が中途半端という、一例だ。
エリーゼオーナーの大半は、冷や汗を掻きながら自分の
ドライビングテクニックを駆使して
「コレって楽しい事?それとも危ない事?」
「もっと気持ちいいハズなのに(頭で描いていたのは・・・)」と、
頭の中をグチャグチャにしながら走らせているに違いない。
幸いエリーゼオーナーではない私は、高みの見物担当だから、
落ち着いていられるが、サスペンションを見る側としては、気が気ではない。
何度かサーキットを走らせているけれど、“ナンジャコリャ?”である事は
確かだ。
リヤスタビはつけましょう。
ミッドシップカーは危険です。

検証 バランススロットル 2

2009-05-21 15:57:30 | イベントレポート
いろはの“い”って何だ?2

今月末に予定している、練習会の日程が迫って来た。
ひとまず準備も順調のようだ。(お任せしているので・・・)
参加メンバーも、オフィシャルも決りつつある。
今回の練習会は久々とも言えるし、
実験的練習会と言う意味では、初めてになる。
そう気負わず、“気楽に”と思いつつ、やる以上は
「こんなメニューも」「あんなメニューも」と、
つい、鼻が膨らんでくる。
一日の中で、出来る範囲は限られているし、今回の練習会が成功すれば
今後も続けていけば良い訳だから、次回の為にも
「宿題を残す?」または「見つける」といった意味で、
一日にたくさん詰め込むよりも、一つの課題にじっくりと
取り組む方法にしようと考えている。
メインメニューは“4本のコーナリングラインの検証”。
最新のドライビングモニター、光電管、スピードガン、VTR等
様々な角度から、走りを確かめようと言うわけだ。
先ずは“4本ライン”の走り分けが出来るのか?と、言った辺りから
始まって、「どのライン取りが速く」て「どのライン取りが走らせ難い」のか?
「走らせ易いのは?」・・・。「見るポイント、試すポイントは?」。
果たして一日で消化できるのか?そっちが心配だが、
一緒にやる私も“ウン”と楽しみだ。

シフトチューニングKIT

2009-05-19 17:57:54 | なんでもレポート
NA8Cのロードスターで通勤していた頃の話。
10数年通っている道だから特に緊張するでもなく、力を抜いて走らせている時に気がついた。
シフト操作のたびに、あれっ?何でこんなにシフトが重いんだ?
クラッチの切れもOKだし、しかもていねいにシフトしようとすればする程、レバーが動こうとしない。
何だこれは!!でその理由と対策を考えたのが、ロードスター用のシフトチューニングKITだ。
シフトを抜く時に、クラッチを切ってそっとレバーを動かしてみれば、その硬さ、動かなさがわかるハズだ。
ギヤの抜き側は最小限の力(ポペットボールのクリック感のみ)で通常は動くのが当たり前なのに、動かない。
その重さはシフトを入れる時のシンクロ時のタッチよりも思いし、手前にたちはだかるからよけいやっかいだ。
繊細なタッチでシンクロさせようと、左手をコントロールしても、動き始めの引っ掛りがなかなか外れないから筋力を増すと、一気にレバーが動いて、シンクロを痛めながらシフト完了。
気がついている人も居ると思うけど、そのまま乗っている人もいる。
FD3Sも同じで、こちらもシフトチューニングKITあり。
どちらもシフトレバー先端のカラーが含まれていて、ガタを最小限にチューニングするから、よりダイレクト感が増し、正しい手応えでシフトできる。

スタッフブログ BILSTEIN フルコース

2009-05-16 13:02:24 | ガレージレポート(オリジナルボックス)
こんにちはオリジナルボックスF.Oです。
今週は何故かBILSTEINウィーク?ッテ感じです、しかもフルコース?
1.セッティング作業
画像は、本日ピットで行なっている、NCロードスターへのBILSTEIN車高調整式KITの取り付け・調整作業。
NCロードスターのMC車両への乗り換えにともなう、作業です。



2.オーバーホール作業
次は、これも本日持ち込まれたのですが、以前仕様変更したレガシー用ノーマル形状のO/H作業の依頼です。
視認できる外観でも使用感がうかがえます。
ショックアブソーバーは消耗品です、定期的なメンテナンスは重要です!!



3.特注品設定作業
今度はSMXの車高調整ショック特注品。
現状、某メーカーの車高調整式が取付いているのだが、弊社お薦め仕様で設定して欲しいとの事で今回のオーダーとなった。
先週より車両の測定・現状の車高調KITの測定・ノーマル部品の測定作業を終え、特注品の寸法、減衰等の詳細仕様を決定した。
概算御見積りを連絡して、正式スタート。
画像のノーマルストラットをベースに、特注品を製作!!
その後車両への取付けとなる予定・・・。
今週発注できるか?



4.仕様の相談
最後は、Z33仕様変更の相談です。
これも本日ご来店!!BILSTEINの車高調整式吊るし仕様を、2年間富士SWなどで使用!!
O/Hついでに気になるところを、仕様変更で対処したいとご相談いただいた。
早速、担当のK倉氏が同乗させていただき、動きを確認!!
次回、ピット作業可能な日に再来店いただき、取外し作業と言う段取りになる予定。
なかなか時間が掛かってしまいますが、一つ一つ確認しながら進めていけば、結果は期待通り・・・?お付き合いください。

とまあ、上記の通りフルコース?と言えるメニューでした、そういえば今週はBMW1シリーズのエグゼクティブチューニングもやっていた・・・・。
ホントにBILSTEINが重なった。



FD3S用ステアフィールチューニングKIT

2009-05-15 17:37:49 | なんでもレポート
FD3S用のステアフィールチューニングKITのテストも順調で、組み込みに際しての整備方法、注意点なども大体まとまってきた。
KITそのものも、あと一週間程で揃う予定だ。
そうすると、すぐにでも皆さんにお届けしたいし、できるのだが、考えてみればこのチューニングパーツもあまり世間では知られていない(我社の開発部品はこの路線のものがたくさんある)し、従来無かったものだ。
人によってはピンとこないだろうし、何でもチューニングKITと名前を付けて“いじれば”いいだろう、みたいなものに思われても困る、正しく理解されないのはもっと残念だ。
そこで、まずはそれって何?と興味を持たれた人、新し物好き、野次馬的見方の人等々、色々なユーザーの中で、試してみようかと手をあげていただける方に、モニターをお願いするところからやっていこうと思っている。
アルテッツアのステアフィールチューニングKITも同じ手続きで試していただいて、おかげで広まりつつある。
詳しくは、ホームページで近々・・・・試乗車も必要かな?・・・・試しに乗ってもらうのが○○フィールについては伝わり易いし・・・・。

AW-11 S/C

2009-05-13 14:15:30 | なんでもレポート
昨日久々に、AW-11 S/Cで通勤。
パワーアシストの無い“生ハンドル”の手応えが何とも嬉しい。
クラッチの切れが悪かったり、ブレーキに軽いジャダーが出ていたりと、
22万キロ走行の車はそれなりだが、
運転席に座って前を見たときの視界の良さに、改めてビックリ。
Aピラーの、細いこと細いこと・・・。
ハンドルがそれなりに手応えがあって重く、ブレーキもあまり効きそうな
雰囲気ではないので、いつものペースでゆっくりとワインディングを走らせた。
車体の軽さ、全体のサイズ、取り回し感。どれもお気に入りだ。
“生”手応えのハンドルは、旋回Gを「手応え」として感じ取れる事から、
コーナーリングの管理がより慎重になる。
簡単に言えば、飛ばす気持ちにならないし、ゆっくり走らせても、
走らせている実感がビリビリ伝わってきて、楽しいのだ。
最近の手応えの無い操作系に慣れていると、「車ってこうだよなー」と、
新鮮な気持ちになれる。ホント・・・。
飛ばしても飛ばしても喜びが沸いてこない、最近のやたらスピードの出る車は
一体何だろう?と、つくづく思う。

レンガタッチ

2009-05-12 16:57:28 | なんでもレポート
FD3S用のチューニングKITの開発ラインナップも、いよいよ大づめ。
どうしようか迷っていた、ブレーキタッチ改善用のマスターシリンダーKITも何とかしたいと、現在画策中。
ものは既に一年以上前から装着して走らせているので、商品化に向けて作業が済めば、発売開始までにそう時間は掛からないと思っている。
予定しているマスターシリンダーのピストン径は、純正マスターの15/16(23.815mm)に対して、17/16(26.988mm)。
ちなみにセンティア用は16/16(1インチ=25.4mm)丁度中間サイズだ。
15/16から17/16に変更すると、ペダルストロークが20%強減り、踏力が20%強増す。
同じストロークなら、送り出す液量は20%増す事になる、これでブレーキタッチはレンガタッチ(レーシングカーのそれ)になる。
特に強く制動力を立ち上がらせた時の、ストロークの奥の剛性感がまるで違ったものになる。
そして一番大きく違うのは、踏力(制動力)の“抜き”のコントロール性が格段に向上する。
純正の場合、踏力を抜いただけでは制動力が残り、ペダルストロークを戻したところで一気に制動力が抜ける(落ち過ぎる傾向)、この“キワ”が扱いづらいのだ、マスターシリンダー径とホィールシリンダー径(キャリパーピストン径の合計)との比が大き過ぎるからだ。
17/16サイズにすれば、この比が踏力依存方向にシフトし、タイヤロックの瞬間も、足の力を少しゆるめれば即座に制動力が変化し“キワ”のコントロール性が向上する。
だからレーシングカーは“レンガタッチ”なのだ。
多分このKITの呼び名は、メガピロシリーズの仲間として、メガマスターシリンダー?(ちなみに国産乗用車用で最大サイズです)。
純正キャリパーとの組み合わせ、あるいは更に大型キャリパーを装着されている車両には“必須”アイテムになるか・・・・・も。

BALL IN BOWL

2009-05-09 16:25:54 | なんでもレポート
最近、GPSを使ったドライビングモニターなど、電子装置の発達で
詳しく正確に車の動きを捉える事が出来るようになってきた。
しかも、手の届く金額で。(ありがたいことだ)
オリジナルボックスでも、アナログ表示のGメーターを扱っていた。
(中身はステッピングモーターを使った高精度品)
サーキットを走るにしても、自分のドライビングを確かめるのに、何か手掛かりに
なるものが欲しくなるのは当然だ。
“紙コップ”に“水”と言うのも、目的は同じだ。
が、これは全開走行には向かない。
しかし、運転の基本、あるいは車両運動の基本を知る意味では、それなりに役立つ。
ボールインボール(ball in bowl)も、以前から在るものだ。
ボールの転がりで、Gの方向、強さを見るもので、
単純な物だが、非常に判り易い。
ところが、適当なお皿(bowl)を探すのが厄介だ。
そんな都合の良い形状などない。
そこで、作る事にした。
仲間に頼んで、お皿の曲線を計算してもらい、0.4Gでボールが
転がり出るものを、製作。
ここ何年かのドライビングレッスンで使用してきた。
ゲーム感覚で、且つ真剣に走らせる事で、楽しみながらドライビングを
理解していくのが出来るので、実に都合がいい。
BALL IN BOWLのセットを助手席の足元に置いた途端に
ドライバーの走りが変わってしまう、と言う絶大な効果がある!?
(ヘボな)運転手は直ぐにボールが転がり出るので、判り易い。
と言う訳で、今まで2台しかなかったBOWLを、少し増やそうと計画中。
今月30日の練習会には、多分間に合うはずだ。
運転上級者と思っていても、BALL IN BOWLを相手にすると
その実力が一目で判ってしまう・・・言い訳できないし・・・

スタッフブログ アルテッツァ ワゴン ジータ

2009-05-09 15:45:30 | ガレージレポート(オリジナルボックス)
こんにちはオリジナルボックスF.Oです。
先日来ご好評いただき、順調に販売していますアルテッツァ用ステアフィールチューニングKITですが、発売当初セダン車のみの適応確認しか出来ていませんでしたが、本日ワゴン車にも無事取付けが可能と確認できましたので、速報としてブログにアップしてみました。
細かな年式・グレード等の詳細は確認が取れ次第、HP等に掲示しますが本日取付けた車両は以下の通りです。
型式TA-GXE10W  年式13年11月 排気量1.98L AT FRです、ご参考まで・・・。
ちなみに追加情報としては、本日作業した車両は大丈夫でしたが、上記写真(新品状態)のGUIDE SUB-ASSY(ヨークサポート)純正NO. 45504-51010(全車種共通か?は未確認です)のメタル部分が磨耗していた場合は、ステアフィールチューニングKIT組込み時に同時交換をお薦めします、高い部品ではない(今現在¥1,000-弱)ので、是非ご検討を・・・・。