クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

検証 バランススロットル 89

2014-06-30 20:07:57 | バランススロットル
                        *前日、雨の中コース作り


参加者の皆さん、お手伝いいただいたスタッフの皆さんお疲れ様でした。
天気にも恵まれ無事終えることができました、遠路はるばるの方はお疲れ様でした。

             
             *立ち見?父兄参観?座るところが足りませんでした

総勢70名近くの人が熱心に講義に耳を傾け、一日中と言っていいほど走り回りました。
今回は家族で、あるいは親子で、あるいは免許取り立ての大学生、がかなりの参加人数になりました。

家庭の中で運転の話ができるようになるといいな、が一つの目的でもあります。
若かりし頃免許証を手にして、自分の行動範囲が広がることに誰しも喜びを感じた事があるはずです。

その時の手助けになればと運転初心者に声を掛けました。
親の心配の肩代わりを少しだけ請け負うと言ったところもあります。

今回が高速道路走行二回目!・・・京都からの運転始めて!・・・ここで中古車受け取りの学生さん!・・・軽トラで参加の人!・・・

一家でワンボックス参加の家族は、子供は保育室!?へ預けて奥方が集中してドライビング。
コツが分かりました!シートポジションにヒントがありました、と嬉しそうな顔!

インストラクターの中に褒め上手がいたようで、上手いと褒めてもらえたことがとっても嬉しい!と子連れのお母さん。

今回も散水車を準備しました、これがなぜか大人気、乗ってみたい人この指とまれ、と言わなくても必ず誰かを乗せて走り回っていました。

一日があっという間に終わり、全員の手を借りてパイロンの片付け、時間通りに散会、お疲れ様でした。

             
             *広いですねこの場所

しかし前夜の食事会の方が雄弁だった人がいたような気がする・・・
のは気のせい?

ダイハツコペン

2014-06-26 21:00:00 | 試乗レポート
一速でスタートして、二速にシフトアップするまでにおーっと声が出た。
1000rpmあたりでクラッチミートできたこと、そこからのエンジンの応答もつながりもよし、
そしてハイギヤード、一速でかなり先まで進むことができるから、赤信号からの発進で乗用車の流れに置いていかれることは無い。
しかもこれまでの軽のようにエンジンをぶん回すイメージでは無く、低回転で静かにスピードを乗せられる、
全開にしなくても加速感はついてくるから乗用車感覚に近い。

2000rpmも回っていれば、3速でコーナーを立ち上がることができる。
ターボの効きを待つまでもなく、アクセルに触った最初の応答からNA領域のエンジントルクを感じられ、
緻密なブーストコントロールにつながる。

ドライバーにアクセルコントロールの負荷をかけない、かつ遅れは最小限で、アクセルを開けた分の加速を約束しているから扱いやすい!

それでいて低回転力持ち、スピードコントロールが簡単、
トルク特性は何処かの回転数でどかっと山が高くなっているのではなく、裾野だけを残してそこにあった山を取っ払ってしまったような原っぱ状態。
穏やかなトルク特性でいて850kgの車体重量を軽々加速する、右足についてくるエンジンの仕込みがよりそう思わせる。

ターボエンジンでこの仕上げのものはこれまでに無い(和物)ような気がする。
使い勝手の良さはピカイチ、エンジンを仕立てた人の技術とセンスに拍手を!
コペンドライバーの笑顔が・・・・見れそうだ。


前後タイヤサイズからわかる事

2014-06-19 21:55:35 | 試乗レポート
今日はMFIのお手伝いで試乗に出かけました。
どちらも初乗り、ケイマンとエキシージ、次号のミッドシップ特集。
走りの写真を撮るのにカメラマンの前を行ったり来たり、何度も走ったからインプレが自動的に取れます。

そうは言っても試乗の時間もちゃんとあってもう少し走りました。
そのまま会社に戻ってきてガレージでリフトアップ。
ここから私の出番、足の話!?

タイヤサイズを見るとフロント205/45-17 リヤ265/35-18。
何サイズ違うのか数えると、幅が215.225.235.245.255.265.で6サイズ。
偏平が40.45で2サイズ ホイール径が1サイズ違い 。
合計すると9サイズ違い!
もう一台の方はフロント235/35-20 リヤ265/35-20 何サイズ違いかは簡単、3サイズ。

9サイズ違いのクルマの前後重量配分はフロント36%リヤ64%
3サイズ違いのクルマはフロント44%リヤ56%
どちらもミッドシップカーである。

当然現代のクルマだから車両の横滑り防止装置付き。
9サイズ違いにしなければ、コーナリングのバランスが上手く取れなかったと見ることができるます。
これはRR車のタイヤサイズバランス、または超高級(高出力)スポーツカーでもありました、このサイズに近いものが。

リヤがとても重い!あるいは重心高が異常に高いといった事が考えられます。
更に加給エンジンでトルクがかなり大きい時などもこの傾向になります。

もう一台はミッドシップなのに3サイズしか差が無い!これも驚きだ。
よほど重心高が低く、前後バランスも良くNAエンジンでコントロールしやすいエンジンか。

それぞれ個性はあるが、走りはどちらもリヤがどっしりとしていて、ロールがグラついたりせず、
ミッドシップの気むつかしさを感じさせない乗りやすさがありました。
回り込んだスローコーナーを試すチャンスが無かったのですが、中速コーナーは殆ど気にならない弱アンダーステア。

リヤに頑固なタイヤを履いている割に、回り込み感があってライントレースの達成度かなり高め。

気になる点は低偏平タイヤに共通している、タイヤの柔軟性が感じられないことだ。
力強く地面を捉えていることはわかるのだが、ネバーっとしたゴムが動く感触ではなく、突っかかっている印象。
だからどうしたの話ですが、いくときゃいくぞの感触。
つまり最後までは信用できない、又は乗りこなしている感が二割ほど足らない!

G-BOWL ミーティング 2014 その2

2014-06-16 09:54:09 | G-BOWL
便利な時代になったもんです。

走りを振り返ることができる、カタチで見ることができる。
運転操作の複雑な組み合わせも、簡単に紐解きができる。
誰かとの比較も簡単にできる。
だからと言って運転が簡単な訳では無い・・・のですが。

運転は個人個人の思い込みがあり、会話が成り立っているように見えてすれ違っているケースがよくあります。
データを前にして話すことができれば、同じ道筋を辿ることができるようになります、これもありがたい話です。
しかしどう走らせるのがいいのか・・・これがなかなか難しい・・・。

三時間があっという間にすぎてひとまず解散。
其の後何組かは、國政チャレンジのコースに出掛けてデータ取り。
まとめてドーンとそのデータが送られてきました。

今後の予定として、チャレンジコースを増やしていって、データを誰でも比較して見られるようにできればと話し合っています。
次の予定は今月末の検証バランススロットル練習会。

#1~4の基本コーナリングラインデータをとって見たいと思います。
うまく取れれば皆さんの手元に届けられるようにできるかもです。
お楽しみに。

               

G-BOWL ミーティング 2014

2014-06-09 21:58:32 | G-BOWL
いよいよ近づいてきました今週末です。
人数には若干余裕があります、話だけでも聞いてみようかなと思われる方どうぞ。
時間内自由に集まって頂いて自由解散okです、参加料もありません。

近くにあるゴルフ場の脇道が「くにまさチャレンジ」のコースです。
集合前に走って来られるのもいいかもしれません。

もしも走られるようであれば、対向車に細心の注意を払って下さい。
かなり道幅が狭いのとブラインドコーナー、住宅、坂道がきついなど。
かなりのチャレンジングコースです。

下りの一方通行で(我々だけのルールで)、息を殺して丁寧に走るのがコツです。
とにかく応用力が問われます。
登り下りの影響を受けた時の補正をかけられるか、ブラインドコーナーをどれだけ先読みできるか、などです。

そのデータを元に皆さんと話が盛り上がるのもいいと思います。
誰にも見せないでそっと持ち帰るのもありですが!同じコースで他の人と直接比較できるのはこの上なく分かりやすい話です。
目標Gは0.3Gです。

グーパーシフト

2014-06-02 08:26:28 | ガレージレポート(オリジナルボックス)
今日はロードスターの幌替え。

あちこちにひび割れがあって、何箇所かは当てパッチをしていたものの、室内から覗くと悲しいことに光がさしているから覚悟をきめた。

ハードトップを手に入れようかとも考えたが、気楽に屋根を開けられるのはやはり幌だ。

さてその交換作業、外すのはさほど苦労しなかったが、幌を張りはじめてみると何やら雲行きが怪しい、説明書が無いから困った・・・暑い!

ブツブツ言いながら足掛け三日かけて何とか取り付けたが、部品が余った!
走ってハズレなければいいか!



作業の途中で森さんと打ち合わせ、サスペンションの話なら聞きたいです・・・じゃそれで行きましょう、と言うことで今回のお題はサスペンション。

ひとしきり話したあとの雑談。

森さん・・・オートマ車でエンストして事故になる話って聞いたことあります?
この本に出ているんですよ。

ついでにそこに書いてあるATのシフトレバーのワシ掴みの話って以前ブログに書きましたよね~。

AT車乗りの99%の人はワシ掴みシフト(自分のシフトを思い浮かべて見て下さい)。

シフトレバーを動かす時にはロック解除ボタンを「必ず握るもの」と完全に思い込んでいると思います………(間違いですよ‼︎)

えっ!違うの!・・・だってロックボタンを押さないと全く動かないじゃない!

いやその意味は、迂闊に触ると危ないから動かなくしてあるんです。
安全を確認してからロックボタンに触れてシフトするのが正しい手順。

そしてどっちに動かす時もロックボタンを押したままと言うのもだめ!
必要な時だけロックボタンに触る。

ロックボタンを押さなくてもシフトできるポジションがあります。
そこは、不注意で動かしても危なくないシフトと言うことですな。

構造も詳しく知らないし、正しいシフト方法を誰からも教わらなければ、
動くように動かすのは当たり前!のこと。

そこでAT車の、正しいシフトレバーの動かし方を説明するのに分かりやすい言葉を思い付きました。

「グーパーシフト」
ワシ掴みは「グー」です、ロックボタンを押さないシフトは「パー」

先ずはパーでシフトレバーに触ってみます、どちらにも動かなければPであることが確認できます。

NポジションからだったらパーシフトでDに入れられます。
DからNもパーでほとんどの車がシフト可(一部の車両でロックボタン必要)後は皆さんの車で確認をお願いします。

グーパーで正しい動かし方を覚えられれば、どこにシフトしたかが手元を見なくてもわかります。

グーシフトは車輪の回転が完全停止している時に行うものと覚えておくのもいいかもしれません。

例外的に走りながらグーでシフトするのは、Dから2(L)にシフトダウンする時(パーで入る車もあります)、この場面では速度が遅く登坂降坂のきつい時です。

人知れず明日からグーパーシフトを!