クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

ヒストリックラリー 7

2014-02-27 21:07:57 | イベントレポート
                                   *どしゃ降りの中朝の出発前点検、チェックシートがずぶ濡れでした。


朝からザーザー降りの雨。
サービスカーのルートに峠越えがある。
山の上は雪が降るかもしれないとの情報をもらい、ラリーカーを送り出した後、問題の峠に向かう。
標高があがるにつれ、ウズ高く雪を乗せた対向車がやって来るではないか、道路脇の雪も一気に増え始め、やがて路面も真っ白に。

                        
                      *これからさらに雪が深くなって行きます。

一つ目の峠の頂上付近の街を通り越した後、対向車がほとんど来なくなった。
道路の積雪量が厚くなってくるに従い、タイヤグリップの限界がクルマの動きに出始めた。
地図見をしていた学生から、次の峠はさらに標高が高そうです、引き返しましょう。
Uターンできそうな場所を探してバックしたものの、一瞬にしてスタック、大事には至らなかったが、
この雪ではこの先進むべきではないというのが確かめられた。
同じルートを戻り三時間のロスタイム、スケジュールの変更をして我々の受け持ちの二番目のサービスポイントに向かうことにする。
後で聞けば、ラリーカーのルート変更も度々、雪に振り回されているようだ。
夕方近くのサービスポイントまであと少しのところで、脇をラリーカーが追い越して行った。
赤いトレノとバイオレットの二台、その追い抜き方から、ドライバーの元気が伝わってくる。
サービスポイントでクルーに会うと冗談を飛ばしあっていた。
                    
               *ダンロップジャンパーは見立ちます、街中の広場でのサービス。

ハチャメチャなラリーの進行状況で、成績については全くわからない。
今はとにかくゴールを目指す、そんな雰囲気だ。
4日目の今日は残り200km、我々も同じ程の距離を走り地中海の見える街まで進む。

ヒストリックラリー 6

2014-02-26 11:00:42 | イベントレポート
二日目は天気も良く暖かかった(18度)が、今日は朝から小雨模様!肌寒い。

昨日までで、心配していた車両の不具合箇所は、対策が上手く行ったようで、二台とも順調に走っている。

ドライバーからのコメントも些細なことだから心配はない。

               

それよりも、昨年私が経験したミスコース多発は、今回も起きているよ、他の競技者も含めあちこちで右往左往しているらしい!

我が二チームもやらかしているようで、ドライバーの顔つきが、"勝負顔"から"ゲーム顔"になっている。
あきらめ顔とも取れる、いわゆるやっちゃった~顔だ!(一度や二度ではない)。
昨年の私の気持ちの一端がわかってもらえた気分だ、別に嬉しいわけではないけど。

昨日の夜は忘れ物を取りに前泊のホテルまで往復、サービス隊の仕事だ、無事に回収できてよかった。

                                             

ヒストリクラリー 5

2014-02-25 13:06:31 | イベントレポート
ラリー二日目が無事ゴール。
一日飛んでしまったが、ドタバタがあって筆が進まなかった?
今日のサービスポイントはなんとルマン24hのコースのミュルサンヌストレートの二つ目のシケインの脇にあるホテル。
普通に車が往来しているから、黙っていると気がつかないかもしれない。
見ると路面の起伏があり、ゆるいアップダウンの勾配もある、レーシングカーがバタ付くのもわかる。
この路面で300km/h超は確かに危ない、ドライバーもキツイ、とラリーカーを待っている間に思った。
ここでイギリススタートのラリーカーと合流。
トレノとバイオレットの二台は、小さなミスはあるものの順調そうだ!

ヒストリックラリー 4

2014-02-23 19:09:16 | イベントレポート
テスト走行。
午後からコースの試走、マシンのチエック、ラリーコンピュータの作動確認に出掛けるので、車両整備担当は大忙し。
バイオレットのオルタネーター交換を朝から二回、けっきょく元に戻すしかなかった、が戻して見たら何故か正常値で発電している。
結果オーライだがなぜそうなったかはようわからん!
今日ぐらいは無事に帰って来てくれるといいけどーー。
ホテルとディーラーの往復で見かける風景はなかなかだ。
旧市街地を中心に町が広がっている様子がよくわかる。
白煉瓦を使った建物はどれも落ち着いていて、デザインされているようでいて、自然のままの出来上がりにも見える。
2,3百年はゆうに経っているだろう建物もあちこちにあり、街の風景の基本となっている。
明日はスタート前の車検と受付。
ずっと小雨模様、薄ら寒い。

ヒストリックラリー 3

2014-02-23 12:12:12 | イベントレポート
二日目も一日の生活をガレージで過ごした。
どこのガレージもそうだが、ここのガレージも寒い!
古い車の整備はスッキリサッパリと行かない。
整備書と首っ引きでなんとかなるかなるかといえば、あちこちに手が入っていて、
元の姿かどうか怪しいところがあって、何を信じていいのかわからないのも厄介。
約束通りに整備されていれば、約束通りにできるが、改造箇所もあったりと、クイズかパズルかのようだ。
エンジンも掛かるし走るからいいか、のレベル。
どんよりとした曇り空で肌寒い。
明日は試走!

現地到着

2014-02-22 16:48:37 | イベントレポート
11h30mのフライトでパリ到着。
迎えが二時間遅れで合流、そこから二時間半ほどで現地入り。
ホテルのチエックインができない時間なので、そのままガレージに直行。
今回のサービス拠点は地元の日産ディーラー。
何やらモータースポーツの色ありありで、フェアレディZのモンテカルロラリー3位入賞のパネルが置いてあったり、
パリダカ参加のパネルも置いてある。
当たり前だが、ショールームも工場も綺麗だ。
さっそくラリーカーの整備の手伝い、やり残しているところがあって、やらざるを得ない。
学生に混じって、あーだこーだ。
眠い!

ヒストリックラリー

2014-02-18 21:31:27 | イベントレポート
明日の真夜中に立つ飛行機でフランスに向かいます。(雪が心配)
例の授業のお手伝い。
イベントの名前は『ウィンターチャレンジ』。
我々のチームはフランススタート、トレノとバイオレットの2チームが5日間かけてモナコを目指します。
私の任務は、サポートカーのドライバーとメカニック(ラリーカーのドライバーではありません)。
時間が取れれば、ラリーの模様をお伝えしたいと思います。
ヨーロッパも異常気象で洪水のニュースが流れています。
我々の参加するラリーに影響がでなければいいのですが。

揺れる新幹線

2014-02-15 21:29:33 | G-BOWL
しばらくぶりの新幹線。

少しは揺れが少ないであろう、車両の中央の席を頼もうと思っていたのが、窓口でのぞみ○○号で○○○までお願いしますというと・・・
どこから乗りますか?何時出発が希望ですか?・・・と、人の言うこと全く聞いとらん、目の前のキーボードの入力都合でしか仕事を進められないおっさんに当たってしまった。

こちらへの返事も相槌もなし、都度聞いてくるからイライラ、人の顔も見ない。
指定席と言ってもいないのに、あろうことか#2のE(この人の相手はここまでにしたかったので諦めた)。

その続きではないが、トップスピードに近づくと、車輪のアンバランスかベアリングの音か、振動と音がガオーとうるさい、しかも横揺れが半端じゃない。
隣の国のリニアモーターカーがトップスピードを出した時と同じ揺れ方だ、そのボロさ加減はどんぐりの背比べ。

GーBOWLアプリを起動させてみると、横Gが0,06から0,1強出ている。
グラグラと連続して揺れる、通路を真っ直ぐに歩けない。
誰かが椅子を揺さぶっているのかと思うほど、アタマがグラグラ。

これがクルマだったら、ハンドルを左右に連続して小刻みに動かし続けているのと同じ、5分と乗っていられません。
助手席からヌッと手を出して、ハンドルを掴んで、やめろ!と叫びたくなります。

何度乗っても、人を運ぶ乗り物として乗り心地がしたてられているとは、とても思えません。
安全と速さの二つのみが売りで、ひとは運賃を払ってくれる荷物と考えているのでしょうか。

某国のTGVとは、揺れも室内の静かさも天地ほどの差があります。
腹立ちの中考えていると、クルマも似たようなところがありますね。

長距離に乗り出すと、乗り心地は今だ欧州車とは歴然とした違いを感じます。
見てくれは似ていても○○車は体力も気力も吸い取られて、『車を連れて』遠出したい気持ちになれません。

『人』中心のもの作り・・・難しいんでしょうかね~。

置き去り自動車

2014-02-10 09:31:16 | なんでもレポート
昨日の雪で、身動きが取れなくなったのか、置き去りにされているクルマを、通勤路の間で何台も見た。

クラッシュして走行不能もあれば、立ち往生してそのままというのもある、
動けないんだから仕方ないだろうと、その車が置かれている道路の位置で語っている。

二日間の間に道路に居座っているクルマを何台も見たが、三角停止表示板が置かれていたのは、一台だけ!

片側の一車線を塞いでしまえば、それでなくとも通り辛い道が何倍も通りづらくなる。
坂道の途中だからスピードを緩めたくない、下って来るクルマはブレーキをかけて止まるにもこわごわ。

クルマを止めて置き去りにするドライバーも、家までの足を確保しなければいけないし、誰かにぶつけられるかもしれないと、車を心配しなければいけない、次の日の回収もある。

置き去りされていたクルマのタイヤを見ると、夏タイヤもあれば、スタッドレスタイヤを履いた車もいた、チエンを付けた乗用車もトラックもいる。
あまりの雪にビビったのかもしれない。

今回の雪は、ギュっと踏みしめても固まらない厄介な雪に感じた。
どれ位グリップするのだろうと探るまでもない(ロードスターの3速ギヤで簡単に空転!)いとも簡単に滑る。

更にミューが低いだけでなく、雪をかき分けて行く時のフロントタイヤのラッセルが厄介、ハンドルが効かないあるいは轍に翻弄される。

そう言えば19インチホイールの幅広偏平タイヤを履いた最新のFRスポーツカーが、プラスチックチエンをつけたまま置き去られていた。
今回の雪では全くハンドルが効かなかっただろうことが想像できる。
事故を起こしてしまう前にその場で諦めたことは正しい判断だが・・・

救援のローダーもたどり着けない状況だったから置き去りは仕方ないか。

人、物、を運んでくれるクルマも、路面のグリップに行動の全てを委ねていることを改めて知る良い機会だった・・・のかな。


震度1.5の縦揺れ

2014-02-09 13:57:10 | Weblog

昨日の雪では、ロードスターで帰宅するのは無理とあきらめて、会社に泊まった。

横殴りの雪で、吹き溜まりは異様な雪の量、事務所にいるとどこからともなく隙間風がやってくる。
換気扇のシャッターが時折パタンパタンと煽られているのが聞こえてくる。

車の音も時折あるが、徐行しているのかエンジン音は静かだ。
ソファーに横になっていると、どどっどどっどっと縦揺れが続く、時間の長さからして地震のそれと同じ、震度1,5以上の縦揺れ。

タイヤチエンを付けたトラックがゆっくりとした速度で通過すると、地面に揺さぶりを掛けて、建物ごと共振してうまい具合に揺れるのだ。

普段の日なら、特大のトレーラーが重い荷物を載せて目の前を通過する時に、時々どどっとくるぐらいだが、昨日の夜はでかナマズが数十匹行進したようだった。

一夜明けて今日は太陽が眩しい、道路脇には雪がこんもり、何処からともなく、スコップが地面をこする雪かきの音が聞こえてくる。

ひさしの雪がずり落ちそうにはみ出している、ドサっと来る前になんとかしないと。