クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

浅間火山耐久レース

2020-08-22 17:38:18 | ガレージレポート(オリジナルボックス)
浅間火山耐久レースの9月開催予定がどうなるか微妙なところですが。

まだ中止連絡が入っていないので準備だけはしておかなければと思って車両の手入れを始めました。

昨年のリタイヤからほったらかしにしていたヴィヴィオのギヤボックスを下ろして分解。

歯こぼれした歯と、歯抜けになったリングギヤと全ての歯を失ったピニオンギヤがこれ。

昨年、戦いの最中に息の根が止まった理由です。

ダートサーキットの全開走行五時間は、自動車メーカーの想定外なのでどんなんトラブルが起きても仕方ありません。

そこで今回は同じトランスミッションを積み替えるのではなく、1サイズ容量の大きいトランスミッションに載せ換え。
クラッチディスク、クラッチカバー、フライホイールなども専用品に交換。

これで信頼性が増すはずです。

そういえばスバルヴィヴィオは軽四輪にしては頑丈なクルマであることが、あのサファリラリーを完走していることでわかります。

サファリラリー コリンマクレー、ヴィヴィオで検索。



我流運転

2020-08-11 10:32:13 | G-BOWL
クルマの運転は全員が我流。

クルマの動かし方を体感しつつ経験を積み重ねていって、多くの人が順調にいけば「上手く」なっていきます。
中には「慣れていく」だけの人がいるかも知れませんが。

その過程で誰かにアドバイスをもらえる人と、完全孤立で経験を積む人に分かれます。

例えば職業ドライバーであれば先輩が横に乗って運転指導の期間があったりするのですが、
プライベートではなかなかそうはいきません。
教習所のそれを除けば、隣の人にガミガミ文句を言われることはあっても、
クルマの取り扱い方を教わりながら練習を積み重ねていくケースは少数のような気がします。

教わりたい、教えたい気持ちがあっても、運転の仕方を説明したり受け取るのは意外と難しいですよね。
いわば形態模写を言葉で伝えるようなものなので、上手くいかないのは仕方ありません。

他の人と交流があっても、正しい運転かどうかではなく「自分とは違う運転だから」と我流運転を受け止めます。

我流運転のほとんどは個性豊かと言えるほどクセがあります、だからあの人の運転は⋯と良くも悪くも記憶に残るわけです。

記憶に残らないほどクセのない運転ができるか⋯

まずは自分の運転のどこにクセあるのかを知るところから⋯

人に聞くわけにはいかない人は、G-BOWLアプリかリアルG-BOWLをどうぞ。

転がり落ちすぎてクセを知るどころじゃない人もたまにいるので、G-BOWLが合わない人はこの先も筋金入りの我流運転を。




虎クッション

2020-08-04 11:14:42 | ガレージレポート(オリジナルボックス)
時々、グリップ感がない。とかトラクションが欲しいと言った言葉を耳にします。

未舗装路の不安定なグリップの中でタイムを削るダートトライアルなら、
サスペンションをどういじればグリップ感が改善されるのか日々の課題なので、
この言葉は珍しくはありません。

しかし舗装路でトラクションが⋯⋯となるとどうなんでしょうか。
ドライであればタイヤと路面の関係(グリップ)は安定しているはずです。

そこで考えられるのはタイヤグリップに頼り過ぎのケース。
グリップには当然ながら上限があります。
あるのに気持先行型の人がつい発しそうなのがグリップが足りない⋯⋯だったりすることもあります。

次はタイヤを地面に押し付ける垂直荷重不足、これは旋回中に一輪が浮いてしまって四輪駆動車なのに駆動抜けが生じた時とか、
びくともしないほどサスペンションを固めすぎてしまって、グリップが薄い印象の時に発せられます⋯⋯トラクションが。

それから、タイヤが地面をとらえた力が駆動力、いわゆる車体を押すトラクションになるのですが、
バネとショックアブソーバーがいい加減な組み合わせだとタイヤがだらしなく空転することがあります。

例えばショックアブソーバーが弱すぎ(減衰不足)てバネの抑えが効かない状態だと、
タイヤを押さえつけておくことができず、グリップ力が途中で解放されてトラクション不足に感じます。

バネに対して加減衰の場合、今度はタイヤを弾ませたりグリップが「薄い」印象になったりするので、これもトラクション抜けと言えます。

さて、加速方向のトラクションと旋回中のグリップ感は話題になったりあるいは関心ごとだったりするのですが、
減速方向のグリップ感の話は滅多に聞かない気がします。

ブレーキングのトラクションも大切なんですけどね〜