R8の純正ダンパーはマグネライド。
(マグネティックライドコントロール、磁性流体ダンパー)
金属粉の混ざったオイル(ダンパーオイル)を電磁石でコントロールするセミアクティブサスペンション。
冷たいミルクシェークを太めのストローで吸い込むシーンを思い浮かべてください。
ストローの周りに電磁石のコイルを巻きます。
クラッシュアイスを金属粉に置き換えると、電流を流すと磁力でストローの内壁に金属粉が張り付きます。
壁際は動きにくく、磁力の弱い中央付近は抵抗を生みつつ押されると動きます。
これがダンピングフォースを生む原理で、オイルポート径(ストローサイズ)を
磁力によって太くしたり細くしたりさせているイメージです。
*もう一つの考え方は磁力を受けて、金属粉が半固体状態となるので、
オイル粘度が変化するイメージで捉えてもいいかもしれません。
実際ダンパーの構造は穴の空いたピストンと電磁コイルだけで、可動部品はありません。
どういったシーンでどれほどの減衰値が必要なのかが分かれば
自在にかつ"瞬時"にコントロールできるというわけです。
その優れたダンパーが標準装着されているのになぜ入庫してきたのか。
理由は簡単で油漏れ。
新品部品も入手可能なのですが、オーナーさんの希望は別のダンパーにしてみたい。
オーバーホールできない純正ダンパーから、オーバーホールも仕様変更もできるダンパーへとも言えます。
ここで問題になるのは減衰値をどうするか。
磁性流体式のダンパーは"入力シーン対応型"の流動的減衰値。
従来式のダンパーは"速度感応型"の固定減衰値と呼ばれるもの。
走行中刻々と減衰値が変化するセミアクティブダンパーから、定点の値を抽出しても参考になりません。
といったこともあって一から減衰特性、減衰ボリューム、減衰バランスなど
走行テストを繰り返して決めていきます。
ハンドリングと乗り心地と安定性⋯
近所のコンビニで減衰データーを買うことができれば10分で解決!
そんなわけないですよ。
(マグネティックライドコントロール、磁性流体ダンパー)
金属粉の混ざったオイル(ダンパーオイル)を電磁石でコントロールするセミアクティブサスペンション。
冷たいミルクシェークを太めのストローで吸い込むシーンを思い浮かべてください。
ストローの周りに電磁石のコイルを巻きます。
クラッシュアイスを金属粉に置き換えると、電流を流すと磁力でストローの内壁に金属粉が張り付きます。
壁際は動きにくく、磁力の弱い中央付近は抵抗を生みつつ押されると動きます。
これがダンピングフォースを生む原理で、オイルポート径(ストローサイズ)を
磁力によって太くしたり細くしたりさせているイメージです。
*もう一つの考え方は磁力を受けて、金属粉が半固体状態となるので、
オイル粘度が変化するイメージで捉えてもいいかもしれません。
実際ダンパーの構造は穴の空いたピストンと電磁コイルだけで、可動部品はありません。
どういったシーンでどれほどの減衰値が必要なのかが分かれば
自在にかつ"瞬時"にコントロールできるというわけです。
その優れたダンパーが標準装着されているのになぜ入庫してきたのか。
理由は簡単で油漏れ。
新品部品も入手可能なのですが、オーナーさんの希望は別のダンパーにしてみたい。
オーバーホールできない純正ダンパーから、オーバーホールも仕様変更もできるダンパーへとも言えます。
ここで問題になるのは減衰値をどうするか。
磁性流体式のダンパーは"入力シーン対応型"の流動的減衰値。
従来式のダンパーは"速度感応型"の固定減衰値と呼ばれるもの。
走行中刻々と減衰値が変化するセミアクティブダンパーから、定点の値を抽出しても参考になりません。
といったこともあって一から減衰特性、減衰ボリューム、減衰バランスなど
走行テストを繰り返して決めていきます。
ハンドリングと乗り心地と安定性⋯
近所のコンビニで減衰データーを買うことができれば10分で解決!
そんなわけないですよ。