クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

ヒストリックモンテ 16

2010-11-27 13:58:24 | イベントレポート
ヒストリックモンテの申込みが11/15日で締め切られ、
我がチームはエントリーを受理されたのか!?を、心配していたのだが
無事、受理された。(ようだ)
今の時点で受理書は届いていないが、ヒストリックモンテのHP上の
参加者リストに名前が載っているのを確認できた。
港にTE27を搬入する時期と重なっていたが、無事送り出せることが
出来る様になって、ホッと一安心。
ラリーニッポン参加時のスポンサーステッカーを外し、きれいな外観に。
現地入りした後、主催者の指定するモノを貼るレギュレーションになっているので
残念ながら協賛いただいている方々(各社)のステッカーは残せないのだ。
輸送途中の盗難を考えて、フォグランプ、ナビ計器などを外し
燃料タンクのガソリンを空にして、海運会社に渡した。
ヒストリックモンテに向けて、日本国内で行なう準備がこれで一区切りついたことになる。
我がチームのヨーロッパでの出発地は、イギリス北西部のグラスゴー。
そこからモナコに向けてひた走る。1/27日スタート。

少し減った?

2010-11-25 13:20:21 | なんでもレポート
朝、会社に着いて最初にやる事は、表のゴミ拾い。
会社の目の前にバス停があり、バス待ちのお客さんが“食べた後”の
おにぎりの包み、マク○ナルドの袋、レジ袋、最近は肉マンの包みが
駐車場の隅っこにあったり、車の下に転がっている。
タバコの包装を切った時のセロハンは、必ず毎日と言っていいほど拾う。
今日掃除をしていて、ふと気がついたのは、タバコの吸殻が最近少なくなった事だ。
以前は、風で運ばれてくる物もあるが、通りがかりの人が投げ捨てていくのが大半で
ホウキで掃く程ではないにしろ、毎日数本から数十本は転がっていた。
それがめっきり少なくなった。
吸う人が減ったのか、吸う人のマナーがよくなったのかわからないが、
バス停の近辺には、まだ落ちているのを見掛けるものの、以前とは違う気がする。
そう言えば、以前からバス停の周りを掃除に来ていた近所のオジイサンを、
最近見かけなくなった。どうしたのだろう。

ヒストリックモンテ 15

2010-11-19 11:42:04 | イベントレポート
いよいよTE27を、港に入れる日が近づいてきた。
何かやり忘れたことは無いだろうか?見落としている事は無いだろうか?と忙しさの中に不安が生まれてくるのがちょうど最後の追い込み仕事をしているこの時期だ。
車両と一緒に船積みするスペアパーツ、サービス工具といったものも何か積み忘れしそうで不安になる。
とにかく今は、過去の海外ラリー参加を思い出し気の付いた事はすぐにメモをし、担当者に声を掛けて確認している。
船積み前のドタバタは、どこのチームも同じでこの忙しさも海外ラリーの一部だ。
という事で、先週オリジナルボックスでサスペンションの点検調整のあと、一旦学校に戻っていた車両が最後の総点検と細々とした仕上げ、パッドテストといった内容で今週もオリジナルボックスに来ている、学生達も出張で手伝いに来ている。
ラリーカーを仕立てるにあたって、何かと特殊な工具(専用工具)であったり、ちょっとした材料など改造を行なっている工場でないと置いていない物もあり、こちらでの作業となった。
港に入れる前のもっとも忙しく、緊張感の続く週だ。

ヒストリックモンテ 14

2010-11-17 15:56:50 | イベントレポート
感謝!

TE27をラリーカーに仕立てるにあたって、パーツ探しに苦労する。
それも、チューニングパーツといった特別なものではなく、純正部品にだ。
30数年前の車両だから、まあ仕方ないところもある。

で、今回の話は先週の事。
とあるパーツを探して欲しいと知人にたずねた。
するとその話は数人を経て、パーツの持ち主に辿りつき、“ゆずっても良い”の
連絡が返ってきた。“じゃあお願いします”の連絡を入れると“今日発送します”の返事。
送られてくる物が大きく重い物だけに、梱包は大変だろうから、着払いで送り出してください、
とお願いしたのだが、精算は後で・・・と言うことになった。
そのパーツが眠っていた場所が、場所(かなり遠くです)だけに、トラック便で
中一日又は、二日掛かるだろう事が予測できた。
そして到着予定日の朝10:00ちょうどに、確かにそれが届いた。
しかし、配達に(実際に運んでくれた)来た車も人も、運送屋マークが無い。
意味がわからず、とにかくありがとうございましたのお礼だけ言って受け取った。
見るとその“ブツ”は梱包されていない。
様子がおかしいので、私がお願いした一人目に電話。
“どうなっているの?”・・・すぐに返事が返ってきた。
トラック便で送ろうとしたら、こんな荷姿では送れないと、運送会社に断られたとの事で、
どうしましょうか?と、私がお願いした人から数えて三人目に言ったら、
“じゃ、お前が持ってこい!”となり、夜を徹して走って朝五時に神奈川に到着。
三人目のバンに移し替えて、朝10:00にその三人目の人がオリジナルボックスに
届けてくれた!との事だった。

何とお礼してよいのやら・・・。
本来なら、我々が駆けずりまわってパーツを探す身だから、引き取りにいくのが筋。
ありがたいのと、嬉しいのと、恐縮してしまうのとで身が縮む思いだ。
でも、その気持ちはとてもありがたい。
届けられた“ブツ”と一緒に、気持ちよく提供してくれた事と
運んでくれた人の“心”を受け取った。

この話をもう一人の(今回別の件で相談、お世話になっている)知人に話したら
“楽しいねっ”と言ってくれた。
この人も“ブツ”と“心”を送ってくれた。感謝!

ヒストリックモンテ 13

2010-11-16 15:18:06 | イベントレポート
ヒストリックモンテに参加する車両のTE27トレノのブレーキシステムに、マスターバックは装備されていない。
インテークマニホールドの負圧を利用した、現在の車なら100%装備されているアシスト装置が無い訳だから、右足の力がブレーキパッドを押すピストンの油圧に変換される。
レーシングカーは今でもほとんどがこのタイプだからめずらしくは無いが、ラリーカーで4日も5日も走らせるには筋力が持つかどうかが心配だ。
「いや大丈夫ですよ、タスマニアラリーも5日間2000km走ったし」と言ったものの、もういい年なんだし、そう無理をしなくてもと言われれば確かにそうだ。
そこで、抗力(ミュー)の高いパッドで使い易いものをとエンドレスさんにお願いした。
制動力は、ミューの高さに右足の筋力を掛けたものだから、ミューが高ければ右足が楽になる計算だ・・・そんな都合の良いものが・・・で今週中にドタバタの中でテストする事になった。
雪道を走る事になるかもしれないから、効き過ぎも困る、そうなるとやっぱり右足の筋力に頼るしかないか?
いざ雪道になったらマスターバック付きは実は扱いづらかったりするから、やっぱり素のブレーキシステムを使いこなす方が良い、少なくとも競技では・・・。

ヒストリックモンテ 12

2010-11-12 14:01:24 | イベントレポート
高山のヒストリックアルペンミーティングに参加のあと、
TE27は学生達の手でラリーニッポンに参加。
ドライバー、コドライバーを交代しながら、小さなトラブルはあったものの
無事完走。サービスも活躍(機能)したようだ。
約1400㎞を走りきったことになる。
高山の時に気になっていたトランスミッションも対策され、その確認も出来たようだ。

ラリーニッポンのゴールである京都からオリジナルボックスに直行してもらって、
昨日からサスペンションを見ている。
といっても、高山のラリーとラリーニッポンを合わせると、2000㎞程を走り
特に問題ないことの確認が出来ているので、アライメント調整、リヤの車高調整などだ。

ラリーカーを製作して送り出す前にテストできた事で、かなり不安が解消されつつあるが、
気掛かりな所も少し残っている。
いよいよ港に搬入する日も決まり、急にあわただしくなって来た。
TE27に手を入れられる時間はもう限られている。
駒場祭なる大学イベントに展示する予定も含まれているので、
カウントダウンがすでに始まっている。

が、作業の中心はあくまで学生達・・・。
ゴールできる車に仕上げてくれ~・・・と、心の中でお願いするしかない。

バランススピード

2010-11-10 14:15:28 | 試乗レポート
バランススロットルではありません。バランススピード(勝手に造語)です。

車両評価の一つとして、このバランススピードを見ることにしている。
それは何かと言えば・・・
長距離の移動を思い浮かべてもらえば話がわかり易い。

とある車で高速道路に乗って足を伸ばすとしよう。
その時走らせている車両と道路状況で、走り始めはアベレージが高くなったり低くなったりと
必ず変動するが、しばらくすると自車のペースが落ち着くところがある。
長時間持続できる、又はコンスタントなペースと考えればよい。
一定速度とは、やや意味合が違うが、ふと気がついたら同じ様なペースで走っている・・・
その時の速度の事だ。
これが車と流れとドライビングのバランスしたスピードと考える事ができる。

無論、本人の都合が影響する、又は流れが最も影響が大きい、などあるが
一旦、廻りに車がいなくなっても同じ様なペースなら、そのスピードが
車とドライビングのバランス点と言える。
これが車によって、皆違うのだ。

そしてその時のドライビングという労務に、どれだけ体力、精神力が費やされるかに
大きな差が見られることに着目した。
結局これは、その日のゴール地点でドアを開けた時に、
心地良い高揚感なのか、ぐったりの疲れなのか、
大きな違いとなって体感する事になる。

つまりは、良い仕上げの車なのか、アレッ?の車なのかの差と言う事だ。
極端な車に至っては、バランススピードが低くしか保てない、
又は流れに乗ろうとすると、ドッと疲れる(不安が一杯)。
かなり深いテーマだと思うが、多分皆さんも既に
フムフム・・・確かにそれは・・・と、思い当たる所がおありでは?

一っ走り

2010-11-05 16:39:18 | なんでもレポート
昨日、車で仕事の打合せに行ってきた。
まずは、300㎞弱を高速道路で移動。
最寄インターを出て、一般道へ。
ちょうど、お昼に差しかかったので、通りがかりの小さな喫茶レストランへ入った。

テーブルが三つとカウンター、他のお客さんは一人。
ログハウス風の造りで、壁も床も、木。
明るい店内は、まだ出来立てなのか、どこを見てもきれいだ。

席を決めて座ろうとしたら、テーブルの下から「ケホッ、ケホッ」の空えづきの声が聞こえてきた。
見ると、猫が苦しそうに背中を丸めて固まっている。
その内「ケホッ」の終わりの声がして、何やら床に・・・?
カウンターの向こうから女主人が「すみません、食事の前に・・・」と
ニコニコしながら、ティッシュでササッと片付けを済ませた。
胃物はなく、胃液だけの嘔吐。
それは最近、ウチの家でも目にした光景だ。
食事が終った後、その日同行した相方が、先にお店を出て喫煙タイムを取っている間、
支払いをしながら猫談義。
17才のヒマラヤン(多分)で、最近弱っているとの事・・・。

4時間の打合せを終らせて、トンボ返り。
都合、600㎞強を走り、一日が終った。
途中考えたのは、高速道の最高速はナゼ100㎞/hか。(80㎞も多い)

今のままだと、世界一遅く走る高速道路で、世界一の高額通行料を払う道路だ。
数十年前に、高速道路ができたときから見れば、車もタイヤも大きく進化しているのに、
最高速は変わらない・・・ナゼ?