クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

FD3S用ステアフィールチューニングKIT-2

2009-05-08 15:45:11 | なんでもレポート
FD3Sの純正ステアフィールは、「小さく重く、小さく渋く、小さく遊び感」が
あり、キョトキョトとしたタイミングのややずれた左右のハンドルの取られがある。
まあ、微舵の感触があまり良くないのだ。
その理由の一つに、見かけ上の直進性を良くする、ステアリングギヤボックスの
“フリクション”が挙げられる。
大げさに言えば、ハンドルをロックする役目を持つので、路面からの入力に
いちいち手応えが変わるのをキャンセルできる。
どの車にも程度の差はあれ、味付けされているのだが、フリクションを超えた入力が
あると、今度はハンドルが「カクン」と動かされて、誰かが戻さないとスグには
直進に戻らない事になる。
そしてフリクションを必要とする足との組合せで、こう成っているのだから、
フリクションを勝手に落とす訳にはいかない。
本当は、タイヤの転がり方向が少々の入力ではビクともしない“保持剛性”が
サスペンション側にあれば、最小限で済むのだ。
近年のタイヤは、「高グリップ、高剛性、高ハイト、高インチ化」し、
走行ラインは、よりシャープになって来ている。にもかかわらず、
力を受けるブッシュ、マウント類は、特に工夫されていない。
音振を考えれば致し方ないが、タイヤの能力に対してのバランスは、
考えようによっては悪化しているとも言える。
だから、仕上げの最後にステアリングに大きなフリクションを付けて、
フラフラとしたハンドルの取られを“ごまかして”しまう結果になる。(当然乗りにくい)
市販車の場合、ある程度仕方ないとも言えるのだが、そこは考え様で、
我々は、音振を一歩譲って、スポーツカーの走りを手に入れる楽しみが持てる、
とも言える。 素材(ベースとなる車両の出来)が悪ければどうしようもないが、
幸いFD3Sは、少々手が掛かるものの、素晴らしい車だ・・・・・
・・・・・・と言うのが味わえる!のが、ステアフィールチューニングKITまでの道のりだ。

オーディオ専門店の主人

2009-05-08 14:01:46 | なんでもレポート
もう、数年前のことだが
一つ気になるスピーカーがあって、一度試聴したいと思い、
先ずメーカーに問合せてみた。
「聴かせてもらえるお店はないか?」と、こちらの住まいを告げ
近くのお店を教えてもらった。
電話口の対応も良く、商品紹介のパンフレットも送ってもらう様約束できた。
そして今度は紹介されたお店に電話し、試聴させてもらえるかどうかを確かめた。
確かに私が聴いてみたいスピーカーが置いてあり、試聴できる事は判ったのだが
お店の主人曰く「こんなもんダメですよ」と・・・。
能率が低いスピーカーと言うのは、カタログデータからも予想出来ていたのだが。
つべこべ言う前に、「使い物にならん」と、切って捨てられてしまった。
「音」を聴いてみたかったのに、結局「聞きに来るだけムダ」と、謂わんばかりの
主人の対応に「また、時間を見て電話します(呆れ果てて)」と、
その場は丁寧にお礼を言って電話を切った。
・・・と、いった事があって、未だそのスピーカーの音が聞けていない。
心残りもあるのだが。
メーカーに問合せた時の、電話の先の人との会話を楽しんでいるかのように
心地よく聞こえた初老(多分)の男性の対応と、
その後に電話したオーディオショップの主人の対応。
どちらも考えさせられる出来事だった。

遅ればせながら 

2009-05-08 13:21:38 | セッティングレポート(SUSPENSIONDRIVE)
昨年の秋に、セッティングレポート1で、これは何のショックアブソーバーでしょう?と紹介した車両の件。
予定通りにはいかず、なかなか報告ができずにいたのだが、日産の110サニーのワークスレーシングカー
その後も修復工事は進められていて、3月にテスト走行とデモ走行が無事行なわれた。
何と35年振りにエンジンに火が入り、Drは北野 元 選手!!
驚いたのはエンジンがA12ではなく、現存しているのは世界に一機と言われているツインカム4バルブエンジンのLZ 1型。
モテギで行なわれたデモ走行を見られた方もいるかもしれないし、その勇姿をお届けする約束だったが、残念ながら手元に届いたDVDは一般公開不可との事なので、又の機会と言う事であしからず・・・・。