クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

世界一快適なロードスター その6

2021-03-20 12:44:49 | ガレージレポート(オリジナルボックス)
浅間火山耐久レースに参加しているヴィヴィオ用に、エンジンダンパーを新たに製作しました。

エンジントルクダンパーと呼ばれているものがたくさん市販されているのですが、それと同類のもの。

ヴィヴィオ標準装着のピッチングストッパーと入れ替えて使用します。

このエンジンダンパーの「減衰仕様」を決めるのに、ナンバー無しヴィヴィオでは試せないので、
ロードスターに取り付けてテストしているというわけです。

過去にエンジンダンパーを試したことはあるのですが、その時の減衰値がどうだったか記憶が定かではなく、
そこでごく「基本的な」ところからやってみようと。

ここまで
◯デグレッシブ特性/両効き
◯リニア特性/両効き
◯リニア特性/片効き
◯リニア特性/片効き反転
と試してきて、何となくその傾向が掴めてきました。

次の段階は果たしてどれくらいダンピングさせるのがいいのか「減衰ボリューム」を試します。

あくまでヴィヴィオ用のエンジンダンパーなんですが、ロードスターに装着すると
「ハンドリング」も「乗り心地」も「クラッチを繋いだ時のトラクション」のタイミングも変わります。
結構びっくりな違いです。

今回のヴィヴィオ用エンジンダンパーの仕様が決まったら、
次はロードスター向けのエンジンダンパーを作ってみたくなりました。

そのうち報告できるかもしれません。


最近のガッカリ

2021-03-13 17:46:10 | ガレージレポート(オリジナルボックス)
販売店からコレクタータンクの取り付け方法の問い合わせがあり、電話でやり取りをしても要領を得ないので車両ごと預かりました。

うまく機能しないのでやり直しをしたが結局ダメ、これは商品に欠陥があるのではないかというのがユーザーなり販売店の言い分。

オタクの商品だからタダで面倒見ろ⋯的な。

入庫してきたクルマを確認したところ明らかな取り付けミス、その痕跡もありありというオチでした。

最小限の改造で、プライベーターでも簡単な工具と必要な技量があれば取り付け可能なように工夫、設計してあります。

なので、自分が取り付けミスをしていることに気づかず、これは欠陥商品だと言ってしまうのは⋯
ユーザーから取り付け工賃をいただく「プロ」として仕事をしていていかがなものかと。

これはかなりのガッカリです。

説明書がわかりずらい。もっと取り付けやすい商品にしてくれ。

などの文句があるかもしれませんが、製作者側からすれば、この商品の構造なり取り付け方法が理解できないのなら、
おそらくどんな追加説明も改善もその人には意味をなさないのではと思えます。

あのコレクタータンクはダメだと発信している人がいたら、取り付け技量の無いことを暴露しているに他なりません、
自分に向かって言っているのか、取り付け店に向かって言っているのかはわかりませんが⋯

少なくともコレクタータンクはちゃんと機能します。

既に四桁の数とたまたま相性の良くないサーキット走行した人を除けばクレームゼロがその証です。