クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

代車 VIVIO

2013-09-16 11:08:26 | なんでもレポート
昨日から代車のVIVIOで通勤。
いつもの峠道で軽くハンドリングのチェック、ロール感がシャキッとしない、
細いタイヤのせいなのか踏ん張りにヨレ感が伴う。

それにしてもと思って、タイヤ内圧を疑って会社を出る前にチェックしたらやはり不足していた。
夏の気温の高い時に合わせておいたからだろう。

タコメーターは無く、スピードメーターの速度表示の外側に数字が書かれていて、
各ギヤの守備範囲がそれで分かる。
試しにアクセルを深く踏んだままにしてみた、確かに回る、それも高回転になるほど気持良く。

バン車だからかリアーのバネがかなり硬い、走行音もうるさい。
しかしなぜか、車線変更をしようなどと思わせない不思議なリズム感を漂わせる。

トラックの後ろを走ってもイライラすることもない。
俊敏な動きがはなから出来ないのはもちろんだが、信号が青になって加速するにも、
持てるエンジントルクの90%以上を使ってやっと、大型トラックより少し速く加速できて、
乗用車にギリギリ離されない程度。

かまっている感が何とも楽しい。
ハンドルのレシオは思いっきり遅く、指先で軽く触れて優しく回せる。
クイックハンドルがどうした、の気楽さがいい。

こういったゆるい車、最近少ないですよね~。
でも肝心なのは扱い勝手。
横断歩道のペイントの手前に丈の短い車体を、
毎回ピタリと止められるのはなぜ?


MAZDA RX-8用 コレクタータンクの試作品ができ上がりました。

2013-09-12 14:35:11 | ガレージレポート(オリジナルボックス)
インタンク式のコレクタータンクのラインナップに
RX-8が加わります。
写真のボックス型のコレクタータンクは、これまでのインタンク式と同じで
燃料タンクの中に収めるタイプのモノです。
純正の燃料ポンプの入っているバケツにΦ7mmの穴を開ける以外は
無加工で取り付けができます。
コレクタータンクの寸法は
145mm×85mm×80mm=986㏄
約1ℓの内容量になります。
バケツの穴あけ時に燃料ポンプを取り出すのに、少しコツが要りますが
一般工具で作業が進められます。
これまでと同じく、取り付け作業はプロにお願いするのがお勧めですが
プライベートでも組み込み可能です(多少手先の器用さは必要ですが)。
写真は試作品です。
発売まであとしばらくお待ちください。
くわしくはオリジナルボックスHPで。

純正サスペンション考

2013-09-11 15:39:02 | ガレージレポート(オリジナルボックス)
今週入庫の車両も、乗り心地に不満ありの人。
原因はローダウンSP。
ダンパーは純正だから、答えは簡単だ。
オーナー氏は純正SPに戻せばよいことがわかっているから
純正SPの値段を調べた。
たかがSPが、あれまあっ、の価格。
あと少し足せば、某ダンパーKITとか買える。
そこで少し迷いが生じて相談に見えたのだ。
値段だけで考えていくなら、確かに某ダンパーKITも魅力だ。
しかし目的は、ローダウンしてダンパーを固めて、
サーキット走行を楽しもうとかの話ではない。
乗り心地を何とかしたいのだ。
最終的な決断は本人次第だが、純正に戻す方法をすすめた。
この手の話は意外と多い。
ローダウンで軽くチューニングしたつもりが、乗り心地が悪化して
前オーナーはあきらめたのかもしれない。
純正のバランスを崩すことは、得るものより失うものの方が大きい。
時として車を手離すキッカケにもなりかねないからだ。
そんなときは純正に戻せばいいだけの話です。

旅の終わりの一撃

2013-09-08 21:10:31 | G-BOWL
夜の20:00過ぎに成田空港到着。
荷物をゴロゴロと引きながら、ホテルバスの乗り場に向かう。
夜も遅いし長く待つようだったらタクシーにしようかなーなどと考えながら歩いていると、
目的のバスがやってきた。

急ぎ足で乗り込んだら何と満席!大型バスですよ!仕方ないから通路に立った。
乗車時間は10分程なので、別にいいやと思ったまではいいのだが、発進の一撃が凄かった。
人が立っているなどお構い無し、クラッチワークの“美味い”(いや思いっきり不味い)合わせ方は
年期が入っている。
これまではたして何人の人を不快にして、酔わせてきたのだろうか。

初心者なら未だしも、かなりの年配に見える。
すぐに駆け寄って一言言いたかったが通路には別の人が立っていた。

両親に手を引かれている三歳児のように、両側の荷物棚にバンザイしてシッカリとつかまっていないと、
発進のたび、シフトアップのたびに大きな前後Gがやってくる。

ワザとやってもこううまくいかないぞ、と見事なまでの再現性!
ホテルにたどり着くまでに本当に一度もショックなく滑らかにシフトアップできなかった。
当たり!ってやつですかね。

             

テストコースでレーンチエンジの収束性をG-BOWLアプリで見るとこうなります。
紫色のラインが滑らかに減衰しているのが分かります。
車両の動きもこのデータの通りにとてもシッカリとしてました。

G-BOWL アプリ その5

2013-09-01 21:00:02 | G-BOWL
ブレーキを掛けるとボールが前に転がる、そこからフチを回す走らせ方と、
一旦ブレーキを離して、ボールが中央に戻ってからハンドルを切り始める、
フチを回さない走らせ方、の二つの他は!と言うのがこれ。

ブレーキを少しずつ緩めながらハンドル操作を加えると写真の様になります。
減速Gと横Gを差し替えるようなイメージです。

シッカリとブレーキを掛けて、タイヤに前荷重がのったところから、
横力を最大限発揮させようとすれば、ブレーキング方向の力を抜いて
タイヤ回転を邪魔しないようにするのが一つの方法。

ブレーキを速く抜きすぎるとタイヤ荷重が減ってしまうので、
あくまで横力の立ち上がりを確認しつつだ。
横力が出れば今度はロールによる荷重移動で、タイヤ荷重がが増えるので、
連続したグリップが得られる事になる。

ブレーキの抜きと舵を入れるタイミングと言うのも
微妙なバランスの元に成り立っている。(しかも非常に短時間に行う動作)

ブレーキ踏力を連続して抜く技術と、車体ロールを自在にコントロールするハンドル回し。

検証バランススロットル練習会に参加のメンバーには耳馴染んだ言葉かと。