クールスーツ
この時期だから何か暑さ対策をしないととても耐えられないのではないかと思っていました・・・
が当日の天気予報は雨100%、さらにカミナリヒョウもときて、朝からどんよりのや~な感じ。
コースは前日までの雨で数カ所に水たまりがあるものの、整地されていて気持ちよく走れそう。
主催者の人に聞いたところ、試験的に路面改良(土質改良)を施してみたとのこと、廃材のコンクリート粉を撒いて土と混ぜる、当然材料費と手間がかかる。
言われてみれば確かに最後まで轍が深くならず路面がしっかりしていた場所がありました。
コース全体となると途方もなく手間とお金がかかりそう。
競技が始まり2人目のドライバーに交代したあたりから小雨が降ってきた、時々強く降るものの、水たまりにはならず、いい練り状態のマッド!
で今回私もドライブ、自分でハンドルを握ってみてなんとなんとなところが沢山ありました。
コーナーから立ち上がる時に肝心のトラクションがない!と言っていいほど洗濯板上の路面に足がバタついて前に出て行かない、
アクセルコントロールしても上手くいかない、アップシフトして駆動力を下げてもあまり変わらない、
その内路面の良いところが出てくれば加速できるだろうと思って先に進んでも結局凸凹路面が続くだけ、
そうこうしている間に後ろのクルマに抜かれてしまう。
アクセルを踏み続けて入ればやがてスピードが上がってきて、抜かれたクルマに追いつくものの、抜き返すところまではいきません。
木の枝をばちばちいわせながら路肩ギリギリを走らせてみたり、ギヤを上げたり下げたり、
結局クルマを壊してはいけないので、直線スピードを60kmほどにして無事にバトンタッチ。
ダート走行をすることでボディーが受けるダメージは、日常の走行距離の50倍と自動車メーカーの関係者に聞いたことがあります。
今回のレース距離が約200kmだから、200✖50は10000km!
ところがこんなもんじゃない事は、目の前のクルマのリヤタイヤがポジティブキャンバー70度にボキッとか、
リヤショックが外れてついでにスプリングも外れて、お尻を引きずりながらレスキュー車に引かれて戻ってくる・・・などとにかく壊れる(壊す?)というのを見れば分かります。
日常の使い方なら20万キロ走ろうが30万キロ走ろうが、タイヤがもぎ取れるなんてことは事故でも起こさない限り考えられません。
つまり軽四でダート走行をするのは破壊テストそのものと言えます。
しかし我がチームは2台とも無事に完走しました。
壊れなかった、あるいは壊さなかった、どちらも当てはまります。
・・・・次までにトラクションをカイゼンしなくては・・・