3月の後半から中の国に行ってきました。
場所は〇〇のハワイと言われる南の島です。
クルマで少し走れば、北回帰線を踏めます。
だから3月なのに暑い暑い!35℃!
ちょうど滞在中にアジア地区の会議がありました。
朝八時にテストコースに入りしてミーティングからスタート。
お茶を入れてもらっていたら、スタッフから報告が。
先ほど事故があって、ドライバーが病院に行きました!
えっ、誰のこと?うちと関係あるの?
すると、目の前のリフトに上がっているクルマを指差して、これを走らせているドライバーです。
で、今は参考車両をテストコースで走らせていてコースアウト、立木にごつん!・・・ということらしい。
おそらく参考車両は全損。
幸いこのメーカーは私の担当外でした。
しばらくして準備ができたところでコースイン。
すると報告のあった事故現場に白いSUVがごつん!したまま止まっています。
くだりのヘアピンコーナーを3/4ほど回ったところでコースアウト、相手はヤシの木、真正面から木登りか?
クルマを片付けた後も見ましたが、何事もなかったかのようにヤシの木は立っていました。
その後もテストコースを走っていると、ぶつかったわけではないのに路肩で修理しているのを見かけます。
クルマがテストコースについていけないんです・・・ホント!
なんたって路面がタフ、石畳(ベルジャン路)のワインディングに始まって、(ヘアピンが二カ所、S字にアップダウンが二カ所ずつ直角コーナーもあって約1キロ!)
コンクリート路で電気按摩のようにガタガタが連続する直線。
足の裏がこそばゆくなるような玉石路。
数十メートルだけ平和なコンクリート路のヘアピンの後は。
直径三十センチほどの中華鍋を敷き詰めたような、でかい深い(不快)ディンプル路、アライメントが狂いそうなほどハンドルが強烈にガタつきます。
その後再び電気按摩路!エンジンミッションマウントが暴れまわります。
そして後半に深さ7-8cmの蓋なしマンホール!!!!!が一列に隙間なく並んで道をよぎっています、それが三列!
サスペンションがもぎ取れそうな衝撃があります。
その後はレールを横切ります(レールとレールの間はレールの高さ分落ち込みます。
ここもセッティングが良くないと、ガツガツのショックがドライバーの脳天まで届きます。
そしてサスペンションストロークを交互に使い切るでか波状路。
乗員のアタマが左右にグラングラン揺さぶられます。
その後黒レンガがウエーブしながら敷き詰めてあるベルジャン路を走ります、レンガの上を飛び跳ねてコッチからあっちにいく感じです。
最後は洗濯板路(ウオッシュボード)、ダッシュボードがこれでもかというほどガタつきます。
最後はでか石のベルジャン路。ここまでくると少々のガタつきでは体が驚きません、へっ!てなもんです、耳もだいぶ丈夫になっています。
もう少しあるのですが、これで一周です。
はっきり言って破壊試験路・・・です。
乗用車はもちろん、ダンプトラック、バス、ワンボックス・・・
同じコースを走ります。
なんの試験?………と時々思います。
*乗用車120km しかもタダ!