クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

MR-Ⅱ

2010-01-28 21:46:25 | なんでもレポート
昔々、AW-11のMR-Ⅱをダートトライアルで走らせていた事がある。
軽量化した車体重量は730k。
エンジンはNAの4AGで約160ps。
自分で言うのも何だが、このマシンで暴れ回った感がある。
全日本で優勝、地方イベントでの優勝、ジムカーナでも走らせた事がある。
当時走り始めたばかりの4WD車と同じクラスだったにもかかわらず、
2WDのMR-Ⅱで対等に戦っていた。
速さのポイントは“軽さ”が一つと、エンジン特性をアイドリングから
8000rpmまで、どこでも使えるようにした事だ。
エンジンは一時期200ps近くまでチューニングした事があるのだが、
扱いづらく、タイムダウンしたのをキッカケに、全域トルクを目指したチューニングに切り替えた。
その結果、パワーは160ps程になったのだ。
2WD由に駆動輪の回転数を右足で自在にコントロールできて、
“後ろのハンドル”と“トラクション”がモノになる、というのを学んだ。
自分で走らせている感100%の実に楽しい車だった。
もちろんスポーツ度3点だ。
公道を走れないのが残念!

サーキットアタック番外編・FUJIショートの車載UPしました。

勝手にスポーツカー論

2010-01-26 20:39:44 | なんでもレポート
スポーツカーを語り始めると、ボデーデザインもあるし駆動方式だって気になる。
その要素はたくさんあると思うのだが、いくら論じても、そこからはスポーツ度は見えてこない。
スポーツ度は車を走らせて感じられるもので、あくまで“走り”が全てだ。
その元になっているのが、前のブログに書いた「3つの要素」だ。
トルク感、剛性感、軽さを各1点として(まずまずを0.5点)3つ揃えば3点。
例えば、国産某社のFR(排気量中位)スポーツはトルク感ゼロ、剛性感ゼロ、軽さNGで0点。
楽しさなんてカケラも無い。
欧州のD車はトルク感1.0点、剛性感0.5点、軽さNGで合計1.5点。
速いけど・・・ってな具合だ。
軽量スポーツの代表のようなG車はトルク感0.5点、ボデー剛性0.5点、軽さ1.0点で合計2.0点。
見た目はなかなかだけど、ここまでだ。
ちなみに軽トラは、と言えばトルク感0.5点、軽さ1.0点、剛性感0.5点で合計2.0点。
乗用車バンは、トルク感0.5点、剛性感1.0点、軽さ0.5点でこれも合計2.0点。
みなさんも思い当たる車を点数付けしてみて下さい。
スポーツ度がわかります。

スポーツカー論

2010-01-21 18:08:14 | なんでもレポート
スポーツカーの要素って何だろう?と皆で話す時、ヒントは軽トラと乗用車バンにあると、私の答えはいつも決まっている。
軽トラは、何せ取り回し感が良いし、操作系もダイレクトに感じる。
乗用車バンは、貨物車だけあってボディーも丈夫、足回りもカタメ、ローギヤードでシンプルなエンジンはトルクフル、アクセルレスポンスも素直で良い。
どちらも素の機械感が感じられて、走らせて楽しいからだ。
その楽しいと感じられる要素を、つきつめていくとどうなるのか?“トルク感”“剛性感”そして“軽さ”になる。
500PSあっても、1000PSあっても、トルク感の感じられないエンジンは楽しくない。
剛性感は、信頼感と同義語、なよったシャシーでは不安しか感じられない。
軽さは、動きの軽快さで、重い車では絶対に感じようがない。
これらの要素を持たない車からは、楽しさは感じられない。
3つの要素を持ち合わせていれば、絶対速度に関係なく、走りの楽しさ、操る実感が直感的に感じられるといえる。
けれど、3つの要素を持ち合わせた車ってなかなか無いよなー、などと通勤のFDの中で考えた。

FD3S 2 ナックル・ハブB/G強化品のテスト

2010-01-20 16:25:33 | なんでもレポート
FUJIショートコースでの走行会は、寒い一日だったが概ね晴れ。
午前中に、一瞬雪ウエットにもなったが、午後は回復ドライのタイムアタックができた。
さて、強化ナックルの印象はと言えば、リヤが軽い又は、リヤのグリップが薄いといったFD3S固有のグリップ感が、いくらかまともになってきた感じだ。
リヤの流れ出しも急激さが無くなり、アクセルオンをキッカケにするも、やや間を置いてからのアクションスタートとなり、はれものに触るようなアクセルオンは必要なくなった。
流れ出したあとのスライドアングルも少な目、流れの連続性も出てきた。
アクセルコントロールによるパワースライドも、スムーズになってきた。
一旦リヤに荷重が乗れば、かなり深くアクセルを開けても、横にリヤが動くことはない。
FR車のアクセルコントロールによる、リヤのコントロールが、かなり出来るようになってきたと言える。
ナックルの強化だけで、全てが良くなるとは思えないが、一歩確実に前進した手応えは感じられた。

G-BOWL 18

2010-01-20 15:25:25 | G-BOWL
先月末から今月にかけて、G‐BOWLユーザーから、雪道走行の不安が減った、ないしは雪道走行が今までよりも楽になった、などコメントをいただいた。
雪国に住んでいる人、突然の雪に出くわした人、雪国に里帰りした人などからだ。
これはもう、G-BOWLの直接的な効果と言っていいだろう。
雪道は滑り易い、つまり低いGしか出ないのを、G-BOWLのイメージで走らせれば良い訳だから目標を設定しやすい。
雪道は、ゆっくり走らせても否応なくタイヤのグリップ限界を使う事になる、だからドキドキしてしまうのだ。
絶対速度が低いから、すぐにパニックになる事はないにせよ、雪道はハラハラが消えない。
そしてドライバーなら誰しも、雪道が滑り易い事は知っている。
知ってはいるが、安全に走らせようとする時の速度管理と判断力は、誰しも同じではない。
その時、判断基準の基になるのがGなのだが、G-BOWLで試せばその意味が理解しやすい。
というのが今回の雪道経験者からのコメントだ。

コレクタータンク

2010-01-19 11:58:12 | なんでもレポート
FD3S用のコレクタータンクの実力テストを行った。
といってもその効果は確認できているので、それぞれのサーキットとの相性やいかに?という見方だ。
汲み上げ用のポンプを持たない自然流入式だから、コレクタータンク内にガソリンを取り込むには、メインタンクの燃料が片寄る時がチャンスという事でFD3Sで言えば、燃料タンクを上から見た時に、左前方の4分の1エリアにガソリンが集まって水位が上がるとコレクターの取り込み口から一気に流れ込み(約1~2秒でOK)コレクタータンクの水位も上がる(ワンウェイのフラップがあるので逆流しない)。
FUJIショートの場合、2コーナーが減速→右ターンなのでガソリンは左前方に片寄り、コレクターに取り込める。
そのあと、コースはずーと上りが続くので、コレクタータンク内の燃料頼みとなるが、結果は写真の通り、Eラインでも息付きなしで走行できた。

FUJIショートと相性は良い事がわかった。
外気温が高い夏場などは、燃料を減らし過ぎるとガソリンの温度が上昇して、あまり良いことにならないが、冬場で週回数少なめのアタックなら問題ない。
満タン時の重量とEラインだと、約60L、50Kg前後の軽量化になる。

FD3S

2010-01-12 17:05:51 | なんでもレポート
FD3Sのスポーツパーツをあれこれと考えるのは楽しい作業だ。
フロント回りはかなりうまくいったと思うし、その効果もハッキリとしているのでお勧めだが、リヤ回りが宿題として残っている。リヤの横方向のグリップについては、FDオーナーの多くが不満(不安)を持っているのではと思われるが、一部の人はFDはこんなものと納得しているのかもしれない。私は不満タラタラであるが由に、何とかしたいと日々思っている。と言ってもリヤ回りのどこがポイントなのかがまだ見えてこない。そこで考えたのが「良く解らないから時間が掛かるかもしれないが一つ一つ対策をしてつぶしていく手法」にしたのだ。(効果が感じられなければ純正に戻せばよい) まずは、リヤのナックル、ハブ回りに着目し、B/Gの耐荷重UPと、組込み方法を工夫し、大幅な剛性UP品を作った。今週末のFUJIショートで開催のサーキットアタック番外編でテストの予定。

静かな新年

2010-01-09 16:40:13 | なんでもレポート
静かに新年がスタートした。
これまでは年末年始と空気が変わっていた気がしたのだが、それもあまり感じられなかった。
賑わい(浮かれ気分半分)が無くなったとも言えるし、回りの景色も変わり映えしなかった感がある。
しかし年は2010年に移り、1月も早10日が経つ。
年の始めには、ひとまず今年の目標なるものを掲げ、気合を入れて「さあ、やるぞー」と、人知れず思うものだが・・・。今だその目標が見つかっていない。ゆっくりと年が明けた訳だし、何か面白い事を探すにしても、まぁゆっくりと・・・と言ったところだ。皆さんの年明けは、いかがでしょうか?